〜束の間の息抜き〜
場所は変わり、カフェのテラス席にて
「いや〜!たくさん買ったね!!!」
「本当に沢山買ったわね…あー重たい…」
「だから、僕が持つって言ったのに…全然持てるのにー…ぶーぶー!」
「これ全部を一人で持たせるとか無いでしょ?それに私も持った方が多く買えるでしょ?気にしないで。」
「うぅ…発言が漢前だ…ありがとう…」
「いーてっことよ」
よく冷えたアイスティーを飲みながら、手をヒラヒラと振る吉田サラの漢前発言に惚けながらアイスココアを飲むアンバー
二人の足元にはヨニクロのロゴがプリントされた大きな紙袋が置かれている
「にしてもこのフルフェイスパーカーって便利だね!口元のチャック少しずらしたら顔を隠してても飲み物飲めるし!…もう少し買ってても良かったかな?」
「3枚あったら着回しには十分でしょ。足りなかったらまた次の時買いに行きましょ?」
「そっか…次もあるんだ…そうだね!また次の時に買いに来ようか!!!」
両手でアイスココアを持ちコップの中を見つめている現在のアンバーの服装は
・吉田サラの持っていた白いフルフェイスパーカーの黒色バージョン
・黒に白いラインの入ったズボン
・偏光レンズが使われており、目元全体が隠れるサングラス
・念の為のマスク
「(怪しさ全開だけど、シンプルな服装だからこそ…)アンバー…アンタって、スタイル良いのね。」
「んえ?…あー、うん、そうだと思うよ。確か肉体も神様達が最高の状態に育て上げたとか言ってたから見た目は結構良い方なんだと思うよ?」
「なんで疑問形なのよ。てか、また神様達…良い仕事してるわね…」
不審者丸出しな格好でも身長はそこそこあり、細身な身体にスラリとした脚
萌え袖から覗く形の整った指先
パーカーから少しだけ見えている金の前髪
何より気品のある仕草で別の意味で怪しさ全開である
「(モデルか俳優かばりのスタイルの良さ…それを隠す為の服装と考えれば)…多少は怪しさも薄れるわね…とりあえずそのパーカー着てる時は前髪はできるだけ出しておきなさい。その方が怪しさが減るわ」
「そうなの?じゃあこのままでいいんだね?」
「もう少し全体出して…これでよし。ほら、飲んだなら帰るわよ」
「あっ!ちょっと待ってまだ残ってる!!!」
吉田サラがアンバーの前髪を整え、飲み終わったコップを片付けて二人は帰宅する
「吉田さんと…誰…?」
…その後ろ姿を見つめている者がいる事に、二人は気付かずいた
やっとサラちゃんとアンバー君以外の人物が出せた…っ!
次回は学校での話です。




