〜〜新たな衣を探しにいざ参らん〜
服を買いに行く服が無い。
「おっようっふく〜おようふく〜♪」
「…嫌にテンション高いわね…ちょっと他人のフリしててくれる?」
「ごめんなさい、静かにしますから見捨てないで!!!」
「アンタなんでそんなにテンション高いのよ、ウザイんですけど」
「だって…自分で着る物決めれるのって初めてなんだもん!!!初めてってとってもワクワクするでしょ!!!」
「…アンタ…ああ、もういいわ…もう少し大人しくしなさい、服は逃げないから…ハア…」
晴天の下、浮かれてスキップしながら吉田サラの隣を歩いているアンバー
「てかアンタ、なんでそんなに浮かれてるのよ?今まで自分で服買った事ないの?」
「うん!自分で選んだ服を着たことなんてないよ!星に居た頃は家臣達が、皇子に相応しい物以外は身に付けるなー!って耳にタコができると思うくらいに言われてたし、神様達の元に居た時は、僕に似合う服装はコレだ!!!…って毎回似たような服しか着たことがないんだ〜!」
「へ、へえ〜…うわあ…家臣達も神様達も引くわぁ…」
「だからね!自分の好みで服装決められるのってとってもドキドキするし選ぶのが楽しみなんだ!どんな服があるんだろうな〜♪」
「…すっ、好きなだけ買いなさいよ…っ、お金なら神様達がくれたものが沢山あるんだからっっ!!!」
「ほんと!?!うわあ〜!すっごく嬉しいよ!ありがとう!!!」
「うっ…っ!まぶしっ…まぶしすぎる…っ!!」
聞けば聞く程不憫さが伝わってくる話に、少しでも喜んで欲しいと思うこの気持ちは、アンバーの人柄がなせる技なのだろうかと思う吉田サラであった
「…さて、着いたわよ!ヨニクロ!!!」
「ヨニクロ?」
ヨニクロ
リーズナブルな価格とシンプルながらも洗練されたデザインで全国的に人気のあるブランドである
「そのフルフェイスパーカーもヨニクロで買ったのよ、私白使ってるからそれ以外の色選んでよね」
「へえ〜色々あるんだねぇ〜!!!」
瞳を輝かせ(サングラスで見えないが)店内を物色し…
「うう〜ん…悩むなあ〜…」
「まだ下着と靴下しか選べてないじゃないの、てかなんで下着と靴下は速攻決まったのよ」
アンバーが持っているカゴの中には…
・お徳用パンツ3色入り(黒、白、グレー)
・オシャレなパンツ3枚セット
・男性用靴下5足セット
…のみである。ちなみに店内に入って真っ先にカゴの中に入れたそうだ
「下着は別にどれでも良いし、服を選ぶ方に時間を使いたいからね!」
「アンタ、効率厨な所あるわね」
「ほら!早く早く!時間は有限なんだからね!」
「ちょっと!落ち着きなさいよ!」
賑やかな買い物がしばらく続いた
服買いに行くのって楽しいですよね、面倒臭いですけど()




