〜その者、金色の髪に黒き衣を身に付ける(笑)〜
「…ひとまずは、アンタの体調改善を優先するとして…まずは服ね」
「服…?これじゃダメ?」
「ダメというか…浮くわね」
「そう?こうゆう格好の人結構いない?」
「服は…微妙なラインだけど、アンタのお面をどうするかよ」
服の裾を引っ張りながら聞き返すアンバーの服装は…
艶のある金色のウルフカット
見ただけで高いと思われる素材に金の留め具が着けられた黒の肩掛けマント
首回りや袖が繊細なレースで飾られ、腰の絞られたゆったりとしたシャツ
身体のラインがスッキリと見えるツヤツヤとした光沢のある黒いズボン
…それに笑顔の落書きが描かれてあるお面
「ないわー勿体ないわー」
「何その評価!?!」
(顔はちゃんと見てないけど…横顔とか肌は凄い綺麗なのよね…仕草も綺麗だし、素材は絶対良いハズ…けど)
「そのお面で台無しね、残念で仕方ないわ」
「なんで残念がられてるのかは分からないけどこれは絶対外せないよ???僕死んじゃうよ?????」
「分かってるわよ、んー…あ!アレなら大丈夫かな?」
パタパタと走り去って、すぐに戻ってきた吉田サラが持ってきたものは
「…普通のパーカー?」
「これはね、日焼け防止用の顔が隠れるフードパーカーなの」
それは、目がギリギリ見えるフードに鼻から下が隠れるようにマスク状になっているフルフェイスパーカーと呼ばれる物であった
「これに大きめのサングラスかけたら、パッと見不審者か異常に日焼け防止してるだけに見えるわよ」
「不審者なのは避けられないんだね」
「当たり前でしょ」
「そっか…そうですよね…」
しょんぼりとした雰囲気でそう言いながら大人しくパーカーを身に付けるアンバーであった
「んしょっ…と、これでいいのかな?」
白いパーカーを目深く被り、マスクをキッチリと身に付けた状態で不安そうに尋ねる
「んー…後はサングラスで完璧ね」
「わあ、すごくおっきいサングラスだね」
眉毛まで隠れる大きさのサングラスを身に付ければ、完璧な不審者スタイル…日焼け防止スタイルになった
「とりあえずこれで外に出れるようになったわね、それじゃあ…」
「服を買いに行くわよ」
次回はお洋服を買いに行きます
アンバー君のお面は心電図、心臓マッサージ機能、酸素マスク、点滴、その他もろもろを兼ね備えたハイスペック医療器具だと思っていてください(ご都合主義)




