〜新しい空気は強制的にやってくる〜
「それでね、気になってたんだけど…」
「なによ?何かあるならハッキリ言いなさいよ、それでも男なの?」
「…僕のこと、やっぱり嫌い?邪魔なの?」
「好きではないし、ハッキリ言って邪魔者ね」
「…そっか…僕!負けな「用事あるなら早く言いなさい」…はい…」
辛辣な口調にショボーンとしているアンバー、それを冷たい目で眺めている吉田サラ
上下関係がわかり易い図である
「ええっとね…サラさんは僕が居候させてもいいって言ってるけど…御両親の了承はいただけるのかな〜…と思いまして」
「ああー…そんな事ね、一応大丈夫よ。家には私一人だけだから」
「………えっ…それって…」
「両親とも海外で仕事してるから日本には私しか居ないの」
「あ、…あっ!なーるほど!!!そういう事ね!!!理解した!!!!!!!」
「家に私と二人っきりだからって襲ったりしたら切り刻んで去勢するからね」
「襲わないよ!!!!えっ怖…襲う訳がないよ!!!!!!!!!!」
「…ほんとに?」
「ホントだよ!!!それに、命の恩人に感謝をしても恩を仇で返すような真似する訳ないじゃないか!!!!」
キッパリと、そんな事をするような人間に見えるのかという少しの怒りも込めてそう断言するアンバーはとても純粋な眼差しをしていた
「…そう…その言葉が嘘か本当かは今後の態度で示しなさいよ」
「もちろん!…それと、生活費とかのお金についてなんだけど…」
「あ〜…そうよね、親からの仕送りと一応私バイトしてるから大丈夫でしょ」
「いや、そうじゃなくて…はい、これ」
「ん?何こ…っ!え!?!」
手渡された物をよく見ると吉田サラが普段使っている銀行の通帳と同じもので名前の欄には『 吉田 アンバー』と書かれており、中身は
「…ナニコレ…見た事ない数字が書かれてるんですけど…てか苗字…ナニコレ…」
通帳の名前についてもツッコミたいが、通帳残高がオール9という今まで見たことも聞いたこともない数字が書かれてあった
「それね?神様達からのプレゼント。使いやすいようにサラさんの苗字使わせて貰ってるから」
「いやいやいや?え?ちょっとどいうこと???神様太っ腹ね???」
「それと…ハイ、事後承諾になっちゃうんだけど…僕の身分証明書関係の書類」
「ハア?????」
アンバーがさらに取り出した書類にはアンバーの公的な身分証の数々
「…これ、いつの間に作ったのよ…」
「なんかね?朝起きたら枕元に置いてあったからよく分からないの」
「よく分からないってあんた…てか、さすが神様…なんでもありなのね…」
「凄いよねーそれでね、お金とかは僕が持ってても実際に使うのはよく分からないからできたらサラさんに管理して欲しいんだ」
「はあ…分かったわ…よく分からないけど…」
神様達からのプレゼントを見ながらしばらく二人はこれからの生活について話し合っていた




