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ー ??? ー
「ようやく行かせれたか…」
虚空に音が響く
【なぜ…なぜ行かせてしもうたのじゃ…妾があれ程行かせとうないと言うたのに…】
「好奇心旺盛な幼子をいつまでも引き留めておくのは可哀想であろうが、それに、この場所には幼子の成長を妨げるモノしかおらんではないか…御主もそのうちの一柱であろう?」
【妾は…ただ、愛し子と…共にありたかっただけなのじゃ!!!…なぜ、なぜこのような惨いことを…】
「…どちらの方が惨いのやら…」
美しい声の持ち主の慟哭する音が聞こえてくる何も無い、ただそこにいるもの達の存在を確定させる為だけの空間に”神達”はいた
(われらがいとしご…さちおおからんじんせいを…また、あそぼう…)
⦅ねえねえ!なんで泣いてるの???⦆⦅我らの御子は何処に居るの?⦆⦅御子は行ってしまったよ!⦆⦅元気でいますように!キャハハ!⦆⦅泣かないで!御子は泣かなかったよ!⦆⦅でも、ここに来た時はよく泣いてたよ!あはは!!!⦆⦅また御子と遊びたいな〜⦆
(いとしごよ…はやくねむられよ…そうすればまたわれらのもとに…)
小さな光が大きな光の周りをキラキラと鈴を鳴らすような音を起てながら飛び交っている
『小鳥が俺達の手元を飛び立つ日が来たか…小鳥は小鳥らしく、無謀に、無邪気に、無垢に、その眼に現世を映すが良い』
《ねえ、妹様?わたくしたちの泉は何処に消えたの?》
《さあ?どちらに行かれたのかしらね?あたくしたちの泉は?》
《姉様方…あたいたちの泉はとても綺麗に透き通ったままだわ。元気で存在しているわ》
《あら?そうなのね妹様?それは良かったわ…》
気付けばその空間は無くなっていた
何事も無かったかのように、存在していなかったかのように消滅していた
神様って…信じますか?




