コミック2巻発売記念SS 番外編『マリス先生の変身魔術講座』
ゼレクの師団復帰後、王都でのある日。
「変身魔術の指導、ですか?」
ある日の朝、ゼレクを迎えに来たフォルカーからの依頼に、マリスは目を瞬かせた。
フォルカーが頷いて説明する。
「はい。うちの団員に変身魔術の適性持ちがいるんですが、適性があるらしい、と分かったのがちょうど戦争前のことでして。訓練する間もなく、戦後もまともに指導できる魔術師に依頼することができず、宝の持ち腐れ状態なのです。それでラークさんに変身魔術についての指南をお願いしたく」
マリスが変身魔術を使えるということは、あまり広く知られたことではないのだが、情報を収集することに長けたフォルカーは当たり前のように知っていた。
確認することもなく指導依頼をされて、マリスは反射的に応じる。
「ええと、私個人がお受けすることはできませんので、上司を通してくださいますか? 許可が下りましたら、未熟者ではありますが、指南役の任、受けさせていただきます」
「ありがとうございます。では、近いうちにまた第一師団に来ていただくことになると思いますので、どうぞよろしくお願いいたします」
にっこり微笑むフォルカーは、おそらくもうマリスの上司に話を通してあるのだろう。
話の間、後ろからマリスにべったり張り付いて、彼女の肩に顔を埋めていたゼレクを慣れた手つきで引っぺがし、「それでは」と部屋を出ていく。
耳をぺしょんと下げた大型犬のような顔で引きずられていくゼレクに、苦笑気味で「いってらっしゃい、クロちゃん」と手を振って見送ってから、マリスはふと真顔になった。
「え? 私、第一師団の団員さんに魔術を教えるの?」
先の戦争で最前線に立って戦い、勝ち抜いて生き残った軍の最精鋭に?
それなりに学んだとはいえ、魔術塔の中では下っ端魔術師でしかない自分が?
「大丈夫かなぁ……」
団長のゼレクはマリスに甘いし、副官のフォルカーや補佐官のジェドも優しく接してくれるが、団員とはほとんど話したことがない。
もっと年上で熟練の魔術師に依頼した方がいいのでは、と心配になりながらも、マリスは自分も出勤するために部屋を出た。
***
数日後、上司であるブライス・エルダーレン室長から正式な命令を受け、マリスは第一師団に赴いて団員に変身魔術の指導をすることになった。
「変身魔術は適性持ちが少ないからな。実用に足る熟練度があり、なおかつすぐ動かせる人員となるとお前くらいしかいなかったんだろうが。それにしても、なんであの副官はお前が変身魔術の使い手だと知ってるんだ……?」
噂通り恐ろしいヤツだな、とつぶやいて、室長は「とりあえず頑張ってこいよ」とマリスを送り出した。
ええ? 本当に私が行くの? と心の中でぼやきつつ、マリスは指示に従って第一師団へ向かう。
はたして軍の最精鋭が、下っ端魔術師で平民の女性でしかないマリスを指南役として受け入れてくれるのだろうか、と不安を抱きながら。
しかし、結果的にその心配は杞憂だった。
「よろしくお願いします!!」
第一師団の敷地内にある訓練場の片隅でフォルカーに紹介された団員は、ガチガチに緊張して大声で敬礼する。
その緊張っぷりと突然の大声にビクッと肩が震えたら、彼も「ヒィッ」と小さくうめいてさらに硬直した。
もはや涙目で副官フォルカーにすがる。
「なにゆえ自分は団長に睨まれているのでしょうか……っ?!」
何がどうなっているのかは分からないが、ゼレクのせいだったらしい。
団員が気にしている方を見れば、確かにこちらをじっと見ている彼の姿があった。
ちょうど他の団員の訓練指導をしているところらしく、ゼレクの前で戦っている団員がいる。
彼らの指導をしているはずのゼレクは、こちらに視線を固定したままピクリとも動かないが。
指導……、している、のだろうか……?
マリスは疑問に思ったが、フォルカーはさらりと答えた。
「あれの行動は誰にも理解できませんので、なぜと考えるのは時間の無駄ですよ。それよりもあなたは自分の課題に集中しましょう。今日はそのために指南役を招いているのです。いただいている時間は一日しかありません。今日中にある程度、使えるようになってくださいね」
言葉は柔らかいが、口調が完全に上官である。
圧が凄い。
「はいぃぃっ!」
やっぱり涙目で団員は叫んだ。
マリスはどうにも彼が気の毒で、できるだけ優しく、でもきっちりと教えよう、と思った。
***
変身魔術は適性がある者にしか使えない上、過去に動物の姿へ変身したまま行方不明になった魔術師が何人もいる、という色んな意味で難易度の高い魔術だ。
動物に変身して人としての意識を失うことが行方不明の原因ではないか、と推測されてからは、術式に安全機構が組み込まれたので今はそこまでの危険はないのだが。
それでも「人としての意識が薄れてきたら、強制的に魔術を解除する」という結構な力業の安全機構なので、鳥に変身している時に空中でそれが起きると危ない。
このため、練習をする際は別の魔術師が見守り、危険な時はすぐ救助する必要があった。
「うわっ!」
コツを掴むのが上手い性質だったらしく、少し教えると四つ足の動物への変身は問題なくできるようになった。
このため難易度が一段上がる鳥への変身に挑んだところ、これには連続で失敗している団員が、また空中で人の姿に戻って落ちてくる。
すぐさま発動させたマリスの魔術でまっすぐに落ちることなく、ゆっくりと降りてきた彼はスタッとうまく着地したが、そのまま頭を抱えてうずくまってしまった。
「うう~! 鳥、難しい! 翼動かすのしんどいし意味わからんくなるし俺いま人の形してます?!」
おお、だいぶ混乱している。
マリスはうんうん、と頷いた。
自分も通った道なので、とても懐かしい。
「大丈夫です。今は人の形してますよ。その思考ができる間はまだ余裕があります。さあ、それではもう一度やりましょう」
「外部からの臨時指南役だと油断していた俺のバカ! めっちゃいつも通りの鍛錬ですありがとうございます!」
どんどん挑戦して失敗して経験を重ねよう、と笑顔で促すマリスに、団員は半泣きでまた呪文を唱え始める。
その目がグルグルしてきているのがいい感じだ。
キマってきた魔術師みがあって馴染み深い。
休日無しの連続勤務で複雑な回路の魔道具を修理し続けていた頃の自分を見ているかのようである。
「そういえばマリスさん、魔術師でしたね……」
知っていたはずのことを改めて再確認した、という口調でしみじみとつぶやいたフォルカーは、すぅっと気配を消して監視役を部下に命じ、ささっと退避していった。
優秀な軍人は撤退のタイミングを間違えない。
監視役を命じられた部下には何とも言えない顔で背中を見送られていたが。
「……」
そしてそんな彼らを、離れたところからゼレクがじっと見つめていた。
***
昼食休憩をとってから、訓練を再開して数時間。
「はい、ここまで。お疲れさまでした」
もはや完全にキマった目をして虚ろに「俺は人で俺は鳥、俺は人で俺は鳥……」と繰り返しつぶやきつづける団員に、マリスは指導の終了を告げた。
「ここまで……?」
言われたことが理解できない様子でオウム返しにした団員に頷く。
「今日の訓練で変身魔術を体に馴染ませましたので、次からはもう少し負担なく変身できるようになると思います。ただ、念のため明日は変身魔術をいっさい使わないでください。たまに体に馴染みすぎたせいで安全機構を吹き飛ばし、そのまま野生化してしまう方がいるそうなので、人としての意識がきちんと戻ってからの方が安全です」
監視役のフォルカーの部下が「なにそれ怖い」とつぶやいた。
「やせいか……」
「はい。ですので、できれば明日は変身魔術を使わないよう、見守ってくれる人と一緒に過ごしてくださいね。……と、色々と注意しなければいけないこともありますが、動物の姿になっていても、人としての意識をきちんと持ち続けることができれば大丈夫です。使いこなせるようになれば、便利で楽しい魔術ですよ」
少しは彼の役に立てているといいのだが。
マリスが習った時と同じように訓練してもらったが、どうだろうか。
そんなことを考えながら、いまだぼんやりとしている団員を改めて労って終了の挨拶をすると、監視役の団員に頼んでフォルカーの元へ連れて行ってもらう。
指導終了の報告をして、その旨を書類に書いてもらい、明日、上司に届けなければならないからだ。
「終わりましたか。ありがとうございます、お疲れさまでした」
部屋の前で案内をしてくれた団員と別れ、ノックして許可を得てから執務室に入ると、なぜか壁に突き刺さったペンを引き抜こうとしているフォルカーに迎えられた。
同じ部屋には執務机の前に座ったゼレクと、その傍に立って書類を持つジェドがいる。
「はい、ひとまず私ができることは終わりました。完全な習得には今後も継続して訓練していく必要がありますが、今日の様子ならすぐに習得されるかと思います」
「それは良かったです。……ふむ。素質があると判定されたとは聞いていましたが、本当だったんですねぇ」
「えっ。あんまり信じてなかったんですか?」
ズボッと力ずくで壁からペンを引き抜いたフォルカーが言うのに、マリスが目を丸くする。
その疑問に答えたのはジェドだ。
「ゼレクが嬢ちゃんのとこに行くって言ってきかねぇんだよ。だから書類仕事の溜まってるやつを片付けたら呼んでやるっつって、今日がそのご褒美だったんだ。でもまあ、団員の訓練もただの口実じゃなく、実際必要だったから頼んだんだぜ。素質、あっただろ?」
「それは、はい、ありましたね」
「変身魔術の使い手は少ねぇからな。特に魔術師じゃない、軍人で素質があるヤツはほとんどいねぇ。だから鍛えたかったのは本当なんだ。でも指南役探しが難しくてなぁ……」
ジェドがぼやき、フォルカーが頷く。
「素質があるだけの素人を指南できる変身魔術の使い手は限られますからね。有名どころはだいたい魔術師の中でも位が高い。となると、第一師団とはいえ一団員にすぎないただの軍人を指導してくれる方は、なかなか見つからないんです」
なるほど、とマリスは納得した。
自分も知っている変身魔術の使い手は、確かに高位の魔術師ばかりだ。
そして、高位の魔術師たちは平時であっても忙しい。
よほどの事情がないかぎり彼らに指導依頼を出すのは難しく、出したとしても引き受けてもらえる可能性は低いだろう。
それに、軍人と魔術師は有事の際には協力するが、普段はそれほど仲が良くないというか、一部では対立していると聞いたことがある。
軍人は後方から魔術を放つ魔術師を「根暗で陰険な臆病者」と貶し、魔術師は前線で血まみれになって戦う軍人を「野蛮で獰猛な脳筋」と貶すらしい。
初めてその話を聞いた時、子供のケンカみたいだなぁとマリスは思ったが、きちんと猫をかぶって口を閉じておいた。
お触り禁止の案件だな、とすぐに察したからだ。
迂闊な発言で巻き込まれてはたまらない。
後ろ盾のない平民ならではの危機察知能力で回避した。
「そうですか。そんな事情が……。でも、使えると便利ですよね、変身魔術。移動にも、攪乱にも、情報収集にも有用だと、先生から教わりました」
「そう、そうなんですよ。ですので、素質があるなら是非とも習得してもらいたかったのは確かです」
うんうん、と深く頷くフォルカーは、変身魔術の有用性についてよく理解しているようだ。
情報収集に長けた彼ならではの言葉だろう。
「マリス」
その時、不意にゼレクが立ち上がってマリスの元へ歩いてきた。
家にいる時のように「クロちゃん」と呼べばいいのか、指導役の魔術師として「ウィンザーコート師団長さま」と呼べばいいのか、迷っているうちに彼が言う。
「マリス、変身魔術で犬になってくれ」
「……はい?」
唐突に言われたことがすぐには理解できず、ぽかんとしたマリス。
一方、いきなり妙なことを言い出したゼレクは、丸めた書類で頭を叩こうとした背後のジェドの動きを振り向くことなくスッと避け、言葉を続ける。
「マリスは俺が犬に見えていたことがあった。俺も犬のマリスが見たい」
「う、う~ん……?」
マリスが犬だと思ってゼレクの世話をしていた時期があったことは事実だが、それが「俺も犬のマリスが見たい」になるのが、ちょっとよく分からない。
困惑するマリスに、我が道をゆくゼレクはさらに言う。
「見たい。……だめか?」
そこでちょっとしょんぼりした顔をするのはズルい、とマリスは思う。
そんな顔をされて、ダメだと言えるほど厳しくなれないのは彼も分かっているだろうに。
しょうがないな、とマリスは苦笑気味に頷いた。
「いいよ。でも、家に帰ってからね。クロちゃんは今日のお仕事、もう終わってる?」
ゼレクが答える前にジェドが叫んだ。
「でかした嬢ちゃん! こいつまだ終わってねぇ!」
余計なことを、と睨むゼレクを、ジェドはふんと鼻息荒く睨み返す。
「書類仕事は毎日溜まってくんだよ。今日はせっかく嬢ちゃんが来てくれてんだ。早く終わらせて一緒に帰りてぇだろ? だったらさっさとペンを持て。そんでサインしろ。手ぇ動かさねぇといつまで経っても終わらんぞ!」
ゼレクは釈然としない顔で口をへの字に曲げたが、フォルカーが壁から引っこ抜いたペンを持たされて執務机に追い立てられる。
今日はご褒美の日のはずなのにこんなのはおかしい、という彼の無言の主張は、残念ながら昔馴染み二人には通じなかった。
***
ゼレクがどうにか書類仕事を終えたのは、夕暮れ時のことだった。
その頃にはすでにマリスもフォルカーから書類を受け取っており、明日、室長に提出すれば依頼完了となる。
ちなみに指導にどれくらい時間がかかるか分からなかったため、今日のマリスは終わったら直帰してかまわない、と許可をもらっていた。
「マリス、帰る」
ゼレクは仕事が終わると同時に立ち上がり、「あ、おい」とジェドが呼び止めようとするのも聞かずにマリスを抱き上げると、執務室の窓を開けて無造作に飛び出した。
「窓から出る前の一瞬で、隠蔽魔術を発動させるのは見事なんですがねぇ……」
「やってることが完全に誘拐犯なんだよなぁ。しかも手慣れた常習犯……」
おそらく最短距離で結界を出て、転移魔術が使える場所に移動したかったのだろう。
最近とても分かりやすくなった昔馴染みの行動を推測するのは簡単だった。
が、いきなり抱き上げられて「えっ?」と目を丸くしていたマリスが心配だ。
およそ普通の人ではありえない速度での移動に突然付き合わされることになった彼女が、うっかり舌を噛まないといいが、と思いながら、二人は一瞬にして姿を消した彼らを見送り、執務室の窓を閉めた。
一方、目が回りそうな速度で建物を飛び出したかと思ったら、数秒後には転移魔術で帰宅していたマリス。
ゼレクに部屋の真ん中でゆっくりと降ろされて、くらくらする頭に手を当てながら周りを見る。
「あれ……? ここ、家……?」
何が起こったのかよく分からないうちに、気付けば帰宅していたという状況だ。
妖精の惑わしにあったような気分でぱちぱちと瞬きを繰り返していたら、上から「マリス」と低い声が降ってきた。
「仕事は終わった。家にも帰った」
「ああ、うん、そうみたいだね……。……あ、えっと、犬になるっていう約束のこと?」
マリスが聞けば、こくりと頷く。
かなり楽しみにしていたようで、金まじりの琥珀の眼が輝いている。
クロちゃんってそんなに動物好きだったのかな? 知らなかったなぁ、とのんびり思いながら、マリスは荷物を置いてゼレクから少し離れた。
「うん。それじゃあ変身するね。犬の姿になったら、私からは人の言葉は話せなくなるけど、クロちゃんの言葉は分かるから」
「ん」
頷いたゼレクの前で、今日一日指導していた変身魔術を使う。
ふわりと魔力の光がマリスの全身を覆い、一瞬にしてその姿を変えた。
光がおさまると、マリスが立っていたところには小型犬の姿。
ふわふわした金色の毛並みに緑の眼をした小さな犬は、ちょこんと座ってゼレクを見あげようとしたが、頑張っても足しか見えないので途中であきらめて「わん!」と鳴いた。
急いでしゃがみこんだゼレクは、あまりにも小さくなってしまったマリスに驚き、無意味にワタワタと慌てた後、そうっと手を伸ばした。
あまりにもゆっくりした動作なので、マリスの方が焦れったくなって、その手にすり寄る。
ゼレクは指先がもふっと毛並みに埋もれると、びっくりして目を見開いた。
「マリス……? 小さいな……、それに、ふわふわ? そうか、これが、ふわふわ……?」
自分で何を言っているのか理解しないまま喋っている様子だ。
未知との遭遇、という感じだろうか。
彼が望んだことなのに、すごく不思議そうにしている。
マリスがおかしくなって笑うと、「きゃん!」という鳴き声になった。
元々の体が小柄だから、普通に変身すると小型犬になってしまうのだが、その様子はとても愛らしい。
ゼレクは思わずマリスを抱き上げて腕の中に囲った。
驚く彼女がとっさに爪を立ててしまっても構わず、小さな体を腕の中でくるりと動かし、器用に抱っこする。
その安定感に爪を立てるのをやめたマリスは、ふと顔を上げてゼレクを見た。
彼はいつになく真剣な表情で言う。
「マリス。外でその姿になるのはダメだ。誘拐される」
ジェドがいたら「誘拐犯がなんか言ってる」と白い目で見られただろうが、ゼレクは心の底から真面目に話している。
「その姿では簡単に連れ去られる。抵抗もできない」
だからダメだ、と言いたいのだろうが、その手は先ほどからマリスのふわふわの毛並みをそうっと撫でている。
綺麗な緑の瞳に金色のふわふわ毛並みの小型犬は、確かに手元に囲っておきたくなる愛らしさで、彼が無意識に撫でたくなってもしかたがないほどだ。
しかし、自分の姿に自覚のないマリスは、何を言っているんだろうと笑った。
それに、毛並みを撫でてくるゼレクの手に、前と逆だなと考えるとますますおかしくなって、きゃん、わぅん、と太い指にじゃれついて遊ぶ。
「マリス? 聞いているのか?」
真剣な顔のゼレクと、戯れるマリス。
前とは逆転した状態で、二人はしばらくおかしな遊びを楽しんだ。
コミック2巻発売記念の番外編SS、ここまでお読みいただき、ありがとうございます。
皆様のおかげで、FLOS COMIC様より『犬を拾った、はずだった。 わけありな二人の初恋事情』のコミック2巻(完結)、2025年10月17日発売となりました。
マンガ化してくださったのはおおね先生です。
幸せいっぱいに完結! 原作を大事にしてもらいつつ、マンガだからこそできる表現で細部まで描いていただけました。
ありがとうございます。
今回は事件解決後、まだ王都で過ごしている頃のエピソードを書かせていただきました。
こちらでの掲載時から読んでいただいていた方にも、マンガを読んで知ってこちらに来ていただいた方にも、お楽しみいただけましたら幸いです。




