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夢の中での体験記  作者: 秋山 梢
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In vocational service guild and 何も出来ない私。

 Vocational Service Guild

 略称ボケギルド。又はギルド。主にギルドと言えばここの事を指す。

 言うなれば職業安定所みたいな物だ。特殊スキル保持者だろうが、劣等生だろうが、社会不適格者だろうが誰でも入ることができる。

 ここでいう特殊スキルは本当の意味での特殊スキルで、一般人との格差を生み出す原因。

 特殊スキルとして有名な物は魔法士や操り師、魔眼、精霊使い等だ。

 剣術や体術、算術、房中術等、主に術ってつく特殊スキルは免許という形で国家試験をパス出来れば取得可能だ。才能がなくても必死に努力すればもしかすればB級くらいまで上げることができるかもしれない。ちなみにヒース先輩は努力+才能があった?のか34歳の時にB級剣術免許を取った。B級剣術士は剣速が音速を超えるらしい。。。

 しかし、例えば魔法は絶対的に才能がいる。幼年期に数年魔法士が付きっきり状態で魔法を勉強したらF級を覚えることが可能だっていう論文もあるけど、普通の一般家庭の人間は小学校6年間でF級の魔法が使えない子は以降魔法は覚えられない。つまり中学校以降の学校が確定される。まぁ、魔法学校以外へ行きなさいっていうことになるわけだ。小学校卒業時、だいたい5人に一人?くらいかな?F級を使えるようになった子は、それ以降魔法中学校で3年魔法理論を勉強し、E級試験を受けて合格すれば強制的に魔法高校。不合格で就職か進学を選ぶ。が、魔法高校不合格の人間はほとんど就職を選ぶ。

 なぜか?

 中学3年分魔法力が上がらないのに魔法の勉強をしていた時間は、並大抵の努力では魔法が使えないから専攻で勉強をしていた人間に追いつかない。つまり、普通の高校受験には受からないのだ!


 はい。私のことです。


 そんな訳でそういった人間やどこそこ流剣術免許皆伝者や、○○式開錠術印可者、△流華道免許、□式弓術免許、果ては国際飛空艇ライセンスなんて持ってる人間も(本当に誰でも)入れて、仕事をくれる受け皿。正にハローワーク。

 しかも斡旋してくれた職場に就職しても良いし、就職出来なくても日雇いや雑用、腕に自信がある人なら魔物討伐や傭兵稼業、ダンジョン探索等も依頼という形でギルドが上に立ってお金を払ってくれるし、税金もそこから毎回出してくれる。出来高制度なので完全実力主義なんだけどね。。。

 しかもしかも住むところがなければ格安宿泊施設ボロイけども用意してくれる!

 ホントギルドって良いところですよね~(媚び媚び)


 お髭おじさん(スナイパー弓師)に案内されて(無理やり)そのギルド内部に来たわけですが。

 今館内は喧騒に包まれていた。

「宣戦布告はあったのか!?あ~ん?なかっただぁぁぁ!!?テメエらどこで情報探ってたんだ!」

「いきなりウチのシマ荒らすとは良い度胸じゃねぇかクソファラントぉぉぉ。」

「D以上の戦力保持者の防衛線構築状況78%!現状戦線膠着状態です!相手ファラント軍、推定ですが第3魔法騎士団!」

「精鋭かよ!」

「絶対に打って出るな!あいつらの個人戦力、剣技と魔法最低でも両方D級以上あるぞ!!」

「ウチのB級共はぁっ!?」

「現在確認できているのは剣技Bヒース、炎Bフレア・アプリコット嬢、水Bスティーブ・コールス師のみです!」

「スティーブ師は現在ギルド屋上にて天候操作魔法発動中です!動かせません!!」

「ヒース及びフレア嬢は前線にて交戦中!ヒースは北部の主要道バンブーロード、フレア嬢は南部ジョレストヒルにて前線維持中!」

「首都への通信魔法はどうなってやがる!」

「首都リンゴン、応答以前なし!」

「ちっ通信封鎖か、首都も襲われてるか。。。しゃーねー。。なんとかどっかに通信入れて救援もらうまで耐えるしか現状できねぇな。。。」

「市民退去状況現状で約75%。あと5時間ほどで終了予定です!混乱などは発生していますがなんとかなってます」

「ようやく、か。引き続き誘導と治安維持、防衛を頼む。」

「補給状況ですが・・・・・・」



 うわぁ。私いらない子だわ。。。。。。



 


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