冷酷魔王が現れた!それなんて無理ゲー
まったく主は鈍感じゃのう。妾もこの小娘も主のことを慕っておるのにそれに気づかないとは。まあ、それも主のいいところなのじゃが。
「で、それで何のようかしら?ルマさん」
「ふむ、一応聞いておこうと思ってな。単刀直入に言うぞ?貴様は主、娑仁の事が好きか?」
「っ……貴方には関係のない話」
ふむ、図星か。全く人間は素直じゃのう。精霊だったらこうはいかんがのう。
「ふっ……それでは妾が主を慕っておっても関係ないな?」
「……」
無言は肯定という言葉をこの小娘は知らないのじゃろうか?
「妾からの話はこれだけじゃ。そういえば貴様も話があるとかいっておったな。聞いてやる。話してみよ」
「……娑仁は干渉玉に触れたとき、瞳が緑になった。関係があるのか?」
「ふむ。おそらくさっき言っていた話とは違うだろうが答えてやろう。それは干渉玉の能力を使うことでおこる、副作用のようなものじゃ。ま、心配はいらんがの」
「ふんっ……さて戻るか。娑仁が心配しているだろう」
照れ隠しか。可愛いものじゃの。
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いなくなっちゃったよ!俺悲しいよ!
……とりあえず干渉してみるか。とりあえず剣に……ってネェェェェ!!!!!!
剣ってどこで手に入るんだっけ?とりあえずってかとりあえず多っ!
とにかく、使い方。うん、書き出そう。
1、剣に干渉して属性を持たせる(魔法剣にする)
2、地面に干渉して相手の動きを止める(どうやって?)
3、……鎧に干渉して防御力を増す
4、…………お、思いつかない
うん、こんなもんだね。にしてもさっすが俺!ペンと紙で見事にまとめたぜ!
え?ペンと紙はどこから出てきたかって?ふっ、当たり前のことを!
これはだな、
もともとあったんだ
なに?創造でだしたと思った?ヴァカめ、俺がそう簡単に能力を使うと思ったか!
……はい、ごめんなさい(スライディ●グ土下座)冗談です。能力の使い方が
わからなかっただけです。っていうか怖かったんだ、てへっ☆
というか言ってて思ったんだけど、剣って創造すればよくね?
うん、それじゃさっそく……なんの剣にしようか。レイピア?刀?それとも
片手半剣?よし、こういう時は運だのみ~♪
剣よ出て来い!
ピカッ!
おいぃぃぃぃぃ!出てきたよ!
「剣」って書いた紙が。
「そりゃねぇだろぉ……」
がっくし。やっぱ創造するにはちゃんと想像しなきゃだめって事か……。
駄洒落じゃないからね!?誤解しないでね?俺ってMじゃないからね!
なに?関係ないって?んなもんどうでもいいんだよっ!
「創造っ!片手半剣よ、こいっ!」
なに?声に出す必要性があるのかって?だーかーらっ!どーでもいーのっ!
おぉ。出てきた。まあ一応いいんじゃね?
これに干渉っと。……どうやってやるんだ?まあいいか。なんとかなるか。
「干渉っ!電流よ、片手半剣に雷の力をっ!」
えっ?なんで電流なのかって?さっきからうるさい奴だな、もう……。
電流みたいのかっこよくていいなって思ってたんだよ!悪いか!
あ、
「ぎゃあああああああああああっっ!!!!」
びりびり~っ!!し~び~れ~るぅぅぅぅぅぅぅぅ!
あー死ぬかと思った。こういうのはちゃんと対策しないとなっ!
とりあえず自分の体に干渉して、電流流れても平気にしないとな!
ま、とりあえず違うのに挑戦するか。あきらめるんじゃないからな!決して!
「干渉!片手半剣に炎を!」
熱くない、視覚的な炎を!
と、同時に心で念じる。ヒントはCMのあとで、じゃなくて。
よっしゃあぁぁぁぁぁ!!!!
「せいっこうしったぜぇぇぇ!!!!!!」
部屋を越し、世界に広がる俺の声。
さすが俺!声量がハンパねぇ!って……
んなわけあるかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!
ふぅ、さっきから一人だけボケてツッコんではっきりいって虚しい。
べ、べつに悲しい人じゃないからねっ!
「待たせたな、娑仁」
キターーーーーーーーーーーー!人間キタ!
「待ったぜ!」
「ふむ、先ほどすごい声が聞こえたが……歌っておったのか?」
「あれがどうやったら歌声にきこえんだぁっ!」
心からの叫びを。さっきからユサが冷たい目で見ているのはスルーする。……駄洒落じゃないからね?
「おぬし性格変わったの」
「ますます変人変態だ」
「二人してヒデェ!」
おかしいな、こんな予定では……!ハッと額に手をやる。
「きもい」
本気で悲しくなったので捨てられた子犬のような目をしてみた。
案の定冷たい目で見られた。ドドドドドドドドドドドドSだぁっ!
「ド×12Sと訳せ、娑仁」
「そこなんすか突っ込むところ!?」
「当たり前だ、MBMMAD」
「間抜けでバカなMっ気満々あほ男子っていくらなんでも訳しすぎだろっ!
っていうかM多っ!お前はデ●ジーちゃんかっ!?」
「誰だデイ●ー。そしてなぜわかる」
君と俺は心がつながっ(ry
……忘れてください、お願いします。
そして俺はMじゃねぇ!
元ネタ
スライディ●グ土下座:緑の髪の魔王さんの親の親がやってるやつです。
デ●ジーちゃん:お助け部活のある学校の生徒会の毒舌メガネちゃんです。
あとは、禁書●録ネタがすこし。シャ●ネタが少しです。
娑仁は渾身のツッコミをした!スルーされた!
的な展開です。
まぁだらだらと続いています。
書きだめがこれで終わったので更新遅れます。申し訳ありません。