【プロットタイプ】餓者の片隅人形
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
上手い回答が出来ない人間なので、感想欄閉じてます。
これは読者様の問題ではなく、私の問題。
詳しく知りたい方は代表作の『作品と作者の注意点』に書いてあります。
※『小説家になろう』、『カクヨム』様にも投稿をしております。
注意事項2
人形が近くにあるだけで内心フィーバーしているタイプの瑠衣です。
瑠衣が愛して止まない物は人形である。『人形』と形作られるものであれば、陶器だろうが、シリコンであろうが、等身大であろうが、着せ替えだろうが、兎にも角にも種類は問わない。なんならマネキンやラブドールだって構わない。
そうした意味ではやはり、ある意味強烈な、一種の庇護欲さえ持って釘付けになる。
とある日の事。喫茶店が建ち並ぶとある路地裏の軒先に、花が置かれていた。開店記念と思しき、一種の祝い花と思われるものであった。共にいた同居人も其れには惹かれたものの、今日の気分は見知らぬその場所では無かったようで、俺を置いてそそくさと立ち退こうとした。
「何? 瑠衣たん気になると?」
気になる、という訳では無いのだが。
「まぁ何時も付き合わせてるしね」
そんなに成り行きもあって、戸を開く事になった。
中を開くと洋楽が流れていた。八十年代から九十年代の一世を風靡したロック調。歴史ある外環に違わず、中身もしっとりと黒く、何処か仄暗い空気を纏っている。内装の空気感と違うことと言えば、店員が若い女性が多く、明るい接客が目立つ事だろうか。
「何名様でしょうか?」
「二人で」
「此方か、彼処の席、お好きな方におすわり下さい」
適当に見回して、陰に引っ込む様に、俺達は奥の責任引っ込んだ。
壁に掛けられた髑髏の絵、耽美で写実的なポスター、白黒のモンタージュ。其れに混ざる様にして、俺はある一点に釘付けになった。
モサモサとした金髪。下着だけを身にまとった女性のマネキンが、角の方にひっそりと置かれている。扇情的とも取れる様な、何処か不気味なその姿。けれども食い入るように見てしまうのは。
「瑠衣たぁん、浮気は良くないと思うのぉ」
「たまに思うんだが、人形を複数所持していただけで浮気になるのだろうか」
「其処に愛があったら浮気だと思うのぉ。で、本音は?」
「持ち帰りたい」
「それ、店の物だから」
「幸江と並べたい」
「いや、店の物だから。盗人止めてね」
愛があれば浮気というのならば、持ち帰って髪を梳き、服を着させたいと思うのも、浮気に入るのだろうか? そんな事を聞いたところで、聞く耳を持たれる筈はないか。
「性愛とかあるの?」
「持ったことはない。人形はただそこにあるだけで価値がある。人に近付こうとする意思があるだけで価値がある。俺は其れに報いたい」
ただ鏡花の、何とも複雑そうな顔だけが印象に残っている。
新しい喫茶店を開拓したので、書きました。
相も変わらず、店名は変えてます。
餓者髑髏から、 餓者。
喫茶店だし、飢えた人、居場所を求める人、腹を満たしたい人、そんな人が集まるって意味と、髑髏が象徴としてあったから。
昭和な感じと、仄暗いアングラな空気に反して、ノリの良い洋楽(○ートルズ系統の音楽)、愛想の良い若いお姉さん達の接客が特徴。
まぁその中でマネキンを見かけたんですよ。
結構扇情的。服という服をまともに着ていない様な。
何となく惹き付けられて、瑠衣は興味示すだろうなって思って書いた話。
瑠衣は結構な人形愛好家。
テレビとかでマネキンとか人形が流れてくると、
『あー家に来ねぇかなぁ』
とか割と思うというか。
嫁(鏡花)そっちのけでガン見するというか。
其れを見て『浮気じゃーん』と言っただけ。
半分弄り、半分嫉妬。
自分ほっといて人形見る旦那ってなんなのさ。
が理由。
ただ瑠衣的には人形に性愛は抱かないし、ただ眺めて『今日も変わらず精巧だな……』と思いたいだけなので、食い違ってる感じ。




