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浸透

作者: I.me



変わりいく季節が変わらない街並みに、足されて流され引かれていて。変わらずとも変わったように色付いていたり、変わらないねと言われていても何かしら綻びが生じていたり。全てが変わっているのに、どうしてか何時までも同じだと思われていたりする。燃え尽きて灰になり、蘇る度に髪色に灰が染み込んでいようにも。色付いている木々はいつもと同じように見えるけれど、同じ色に染まる葉は見つけられない。それでも炎に浸された色を透かして見れば、その美しさに変わりは無いんだ。

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