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紅蓮の炎  作者: 深水拓海
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第八話 スピード勝負

3人は猛スピードでフランス中を駆け巡るもサマンサの情報を得ることはできなかった。

「遅いぞお前ら!こんなんじゃサマンサを見つけるのも時間の無駄だからな!」

グレンの猛スピードについて行こうと2人は必死だった。

「はぁ、はぁ、これ以上は無理です。」

「本当に姉貴の情報を得ることできんのかよ!」

二人は猛スピードで走ったために体力の限界に追いついた。

「本当にお前らサマンサを助けたいのか・・・呆れた、サマンサはすでにシャイターンの人質になってしまってもお前らの責任だからな。」

その言葉に二人は憤った。

「は!?何言ってんのですか!?」

その言葉にルナールは怒り心頭だった。

「てめぇ!ふざけんなよ!・・・はぁ・・・はぁ・・・冗談でも姉貴がシャイターンの人質になっているなんてあり得る花寺だが俺の前でいうんじゃねぇよ!俺たちはヘトヘトになりながらもあんたについていって・・・」バタン!

ケビンは急ぎ走り切ったので体力も残ってないのに怒りが上がるもガス欠ですぐに倒れてしまった。

「大丈夫ですかケビン〜!」バタン!

そしてルナールもあまりにも走りすぎで倒れてしまった。

「若気の至りにも程があるだろ・・・私が回復してあげるから、そういえばサマンサが人質になったのは私の冗談だ。お前らはまんまとフェイクニュースに振り回されるな。しっかりしろ。テレビばかり鵜呑みにしているアホ共が。」

そうグレンに一喝されて二人は体力を取り戻しフランスの食の街リヨンにてある人物を待っていた。

「なぁグレン、そいつ信用できる人間か?」

「それもそうです・・・グレンさんも初対面の人間にサマンサさんの情報をもらうなんておかしいですよ。」

二人は疑問視しながらもグレンを信じるしかなかった。

「私の親友と名乗る女から貰った情報だがどうやらそいつはサマンサの最近見たと言って写真も持ってくると約束した女だ。ケビン、お前にとってはいい情報ではないか喜べ。」

ケビンはサマンサの写真があるとよ転ぶ所だがいまいち信じきれなかった。

「俺姉貴の写真を持ってくれるのは嬉しいがそれ以上にその情報をもらった人物の知り合いはグレンとなんの関係があるんだ?」

「私も気になります。確かに信憑性の低い情報を持ってくれる人がグレンさんもあったことない人だとしてももしもその人が悪魔だったらと思うと怖いです。」

二人は疑心暗鬼になっていたがグレンは親友という女のことを話した。

「あいつはジャスミン・・・私の自称ライバルと言われる女で見た目は私そっくりだが私の方が実力ナンバー1であるもほぼ互角と言ってもいいほどの実力者。宇宙帝国を作ってこの銀河を支配している頭のおかしい人気者なんだがな・・・ま、お前らには関係ないが。」

その情報を送ったのはグレンの自称親友のジャスミンであった。しかしグレンとジャスミンの性格や戦い方も真逆ながらも実力はほぼ互角という。

「あんたにはそんな奴と知り合いいたとは・・・」

「私もその人にぜひ会ってみたいです。」

2人は興味を持った目をしてた。まるで宝箱を今にも明かそうとするように。

「だから言っただろ、お前らには・・・どうやらこっちから来たみたいだな・・・」

そしてそのサマンサの写真を持っている男にあった。

「いやはや遅れて申し訳ない・・・私はアンリ・ブルーノと言います。あなたがグレンさんにお目当てのケビンさんでしょう・・・」

そのアンリという男はケビンに対して馴れ馴れしく接した。

「俺のことをよく知っているな・・・そのジャスミンという女から俺のことを聞いていたのか・・・」

用心深いケビンはアンリに対して敵意を感じたのであった。

「はい、ジャスミン殿は情報通でしてね・・・あなたのことは彼女から仲が良いとおっしゃっていたので。」

その言葉にグレンの眉が尖った。そもそもあまり仲良しではない彼女と仲良しであることすらフェイクニュースだと言うのになぜ彼はグレンとジャスミンのことを仲良しと言えるのか・・・

「それにしても失礼な話になりますがアンリさんの顔まるで八十代の老人みたいにシワシワですね。」

ルナールは失礼と承知でアンリになぜそこまで老けているのか質問した。

「ああこれですか?これは生まれつきですから気にしないでください。20、30代ですがどうかご承知してください。」

アンリが放つ異様な空気にケビンは疑いを隠さなかった。

「本当にこのおっさんが姉貴の写真を持ってきてくれるのか?それにしても違うというものが良すぎるだろ。」

ケビンはますますアンリを疑った。

「言いたいことはわかった、早く姉貴の写真を見せろ。」

ケビンは強気な口調で頼んだ。

「ちょっと失礼ですよケビン、今更上から目線で言ったって・・・!」

アンリを全く信用していないケビンを注意するルナールであったが彼の心がアンリを許すことはない。

「まぁまぁケビンさんも早くお姉様の写真を見たがっていらっしゃるのでここは落ち着いて。」

そうアンリ・ブルーノはその決定的なサマンサの証拠写真を持ってきた。

「これをお探しなんでしょう・・・あなたのお姉さまのサマンサさん。偶然にもそれらしき写真を私が撮ったもので。」

ドン! これぞまさしくサマンサが3日前に撮影された写真。その写真にはサマンサの哀しげな顔とどこかにケビンを探している様子であった。

「これは姉貴の写真だ・・・俺をずっと探していたのか・・・すまねぇ・・・!!」

ケビンは泣きながらサマンサの写真を手に取り涙を流した。だがグレンは写真を見てサマンサの写真が嘘800であることに疑問を浮かべた。

「これは本当にサマンサの写真か・・・まさかと思うがこれはフェイク写真じゃないだろうな・・・」

グレンは疑問に感じるもアンリはそれを否定した。

「何言っているのですか!?これは正真正銘サマンサさんをとったものです疑わないでください!」

アンリは感情的になりながらもそれを否定した。しかしルナールはサマンサの写真を改めて見た。

「ケビン、私に一度この写真を渡してもらえませんか?」

ルナールはケビンに写真を渡すように言った。

「ああいいぜ・・・」

ルナールが写真を取るとサマンサの顔の情報をケビンに話した。

「お姉さまは顔に傷とかはついてあらっしゃてましたか?」

ルナールが決定的な証拠にサマンサの顔に傷がついているのか話した。

「姉貴は昔テロリストに拉致されてボコボコにされて父親不明の子供を身籠った形で帰ってきたんだ。顔に傷はついていたのかわからなかったが顔があざだらけで右頬をナイフで刺されたような傷を追っていた。詳しいことは姉貴の自尊心を傷つけるから俺は言わなかったがこの写真ぼやけているが姉貴の右頬にはいつも刺し傷がついていた。」

そしてルナールは写真を見て疑った・・・!この写真のサマンサは偽物ではないかと・・・

「すみませんがこの写真について詳しく調べさせていただけますか?」

その言葉にケビンは感情的になる。

「お前姉貴の写真がまさか偽物だとは!」

「黙ってろケビン、今はルナールの気持ちを尊重してやれ・・・」

グレンはケビンを黙らせそしてアンリに追い詰める。

「さぁどうしますアンリさん!言いがかりはできませんよ・・・あなたの持ってきた写真は偽物ですよね・・・場所、変えません?」

その言葉にアンリの口調が変わった。

「そこまでいうのなら私の城へご案内いたしましょう・・・これではケビンくんもがっかりですな。」

「そしてサマンサさんの写真のことについてじっくりご説明してもらえますよね。」

ルナールはアンリを追い詰めた。

「はい、私が全て責任を負いますからね。」

そう言ってグレン一行は黙ってアンリ・ブルーノと共に馬車でアンリの城へと向かった。

「皆さん馬車に乗る準備はできましたか?」

「ああ、いつでも良いぞ。」

「本当にこれは姉貴の写真なのか?姉貴のことは俺以外全く知らないのに・・・」

ケビンは自分以外サマンサのことを詳しく知る人がいることに戸惑いを感じるもの馬車になった。

「この写真には何か裏がある・・・今ここで掴まなければ。」

ルナールは写真の真実を追った。疑われしサマンサの写真について・・・ 続く

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