第三十四話 闇マーケットの必需品
大急ぎで逃げる神風丸とルナールは近くのスーパーマーケットに隠れ込んだ。
「あのやろう・・・どこに行きやがった!見つけ次第になぶり殺しにする!」
ウィリー・リファインは怒りの頂点で他の3人と共に神風丸とルナールを探していた。
その頃2人は閉店したスーパーマーケットの中で隠れ潜んでいた。
「これからウィリー・リファインをどうしますか?」
「今それを考えているんだよ。」
2人はウィリー・リファインをどうすれば倒せるか考えるも・・・
「これはどうでしょうか・・・月の炎で焼き殺すのはどうでしょうか内部からソーセージみたいに。」
「いいやその策が通ればの話だがな。ウィリーが内部の中も耐熱性だったらお前はどう対処する?」
「あ、そういえばウィリーは反省点を見つけていると話している以上内部からの攻撃にも対策をしているのかもしれませんね。」
2人は会議をしてウィリー。リファインをどう対処するか対話した。
「こういうのはどうだい?お前は死んだ人間を生き返らせてそいつらを盾にしてそのすきにウィリーの急所にトドメを刺すのはどうだ?」
「流石にこれは非人道でエミリアと同じことをしているのですよ・・・!!」
「そうか、悪りぃ。」
「だったらグレンさんを呼んだらどうでしょうか・・・?」
2人はしばらく沈黙して違和感を感じた。
「いやいやいや、それはないないない!人の心を持たない人をここへ呼んできてしまったらどんな目に遭うのかわあらない!」
「だよね〜」「ですよね〜」
2人はグレンを使うことをやめた。これは正解だったと思ふ、もしグレンを読んで彼女を怒らせたとしたらどんな目に遭うのか恐ろしくてたまらなかった。
「流石にグレンを使うのはちょっと気まずいから俺の提案に賛同してくれルナール。」
「そうですよね〜グレンさんは生まれた時から人の心とか持っていないから味方を殺すことに違和感を持っていないとかどうかしていますしね〜」
2人はホッとしながら新しい作戦に出た。
「それでは改めて俺からいい作戦がある。それは、地下水道にダイナマイトを入れてドカンと一発大作戦だ!」
神風丸は大胆かつシンプルな作戦に出た。仕組みは簡単で地下水道に強力なダイナマイトを投げ入れてその爆発でウィリー・リファインを地下から吹き飛ばしその隙にルナールの月の炎でウィリーを焼き殺すという至ってシンプルな作戦である。
「本当に大丈夫でしょうか?こんな大胆な作戦が通用するとは思いませんでしたが。」
ルナールは不安げにならながらもこの作戦が通用するか心配で仕方なかった。
「ルナールおどおどしていても仕方がないだろう!それとこれとは違うんだよ!俺のいうとおりにすればウィリーの奴を倒せてエミリアのクソババアも殺せるに決まっている!」
その言葉にルナールの心は大きく揺らいだ。
「そうだった・・・私はマイケルの仇を打つためにエミリア・アンヌを亡きものにするんだ。何やっているんだ私は!」
ルナールは改めてエミリア・アンヌを打倒する為に心を鬼にした。
「そう、私は・・・!」
ドシィン・・・!
「なんだ急に!?」
突然の大きな音にとてもびっくりした。
「出てこいお前ら!ここに隠れても意味はない・・・さっさと投降しろ!」
ウィリー・リファインが突如としてスーパーに現れて隠れている2人をネズミ駆除の職員のように探し回った。
「くそ・・・まさかこいつがここまで来るとは思わなかった!」
一向に焦りを感じる神風丸。
「ルナール!」
「は、はいっ!」
神風丸はルナールの方を掴んで作戦を言った。
「俺にいい作戦がある!それをやればきっとウィリーを倒せるはずだぜ!」
「えっ・・・・・・!?」
神風丸はニヤリと閃きある作戦にでた。神風丸がルナールに提案した作戦とは? 続く




