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紅蓮の炎  作者: 深水拓海
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第一話 希望の翼

みなさんこんにちは!深水拓海です!

今後もよろしくお願いします!

2015年 フランス パリここは世界一の観光名所として知られ毎年多くの観光客で賑わっている。そこにパリの高校にて林瞳という日本人女子高校生が海外研修をする為にパリの高校にて勉学を学び演劇部で優しく演出し自然派をモチーフにしいて観客を魅了する腕を持っている。

「いいですよ・・・もっとリラックスして自然的に。」

瞳の演出はとても優しく他の誰もが尊敬するほどの実力を持っている。わからないことはちゃんと丁寧に教えてできるようになるまで時間をかけてもやるので役者からの信頼関係もとても厚い。

「とても優しいのですね。あなたといると私も心がほっこりして演技に集中できて良いことだと思います。」

「あんたといると演技が楽しくなっていい気分になるよ、」

彼女は誰に対しても優しく演技は役と心を一つにして演じることを祖母から学んでおりそこから厳しい指導よりも優しく自然的な指導法でやれば効率良く演技に集中するといいと彼女は思う。瞳たちがやっている演目は瞳オリジナルのコメディ「令嬢の執事」というコメディをやっており主演の男優と女優は令嬢と執事となりより自然的で見ている人をより自然的に笑わせるように何気ない日常のように振る舞い当たり前の日常をコメディに変える演技を努めている。

「はいでは、今日の練習はここまで。みなさん演技本番までまだ時間はたっぷりあるので焦らずに一歩一歩進めば明日は切り開けるのです。」

「お疲れ様です!」

「また指導頼むよ!」

瞳は笑顔で手を振り解散して夕暮れとなり演劇部のみんなは帰り瞳も帰ろうとした時アプリニュースで信じ難いニュースを見てしまう。

「最近こんな野蛮なニュースが流れるほどここも危険になりますね。」

その内容は惨劇そのものだった。フランスの某所で爆破テロが起き多数の死傷者を出したあまりにも残虐極まりない事件に瞳は憤りを感じた。そしてそこに反抗グループの名前があった。それはシャイターンという最近勢力を上げているテロ組織でヨーロッパを主に活動しておりいまだに国家転覆をしてもおかしくはないほどに残虐な組織である。

「こんな事件は許せない・・・しかし気になる人がいる。」

瞳が気にかけたのはテロリスト同士で仲違いがあったがどうか知らないけれどもこのケビンという少年に目が止まった瞳はなぜか無意識に気になっていた。

そして空が暗くなる前に寮へ帰らなければならないけれども何故か不穏な空気がする・・・

ブロロロロロロ・・・!! 瞳が帰る途中に大勢のバイクがやってきて道を塞ぐように瞳に話しかけた。

「ちょっと待てお前!」

暴走族が瞳を止めた。

「なんの誤用でしょうか。」

瞳は野蛮な行為を行う暴走族に冷たい発言をしていた。

「おいそこのお前・・・俺たちは今パリの近くのルーアンに向かおうとしているのだがその道はどこかね?」

黒ずくめのバイク集団が瞳にルーアンへの道案内を聞いている。しかし瞳がそんな怪しさ満開の奴らに道案内をするはずもなかった。

「ルーアン?ええ、あそこならここを遠回りしたところに行ったほうがいいと思います。」

瞳は間違ったルーアンの道を教えた。

「本当にここがルーアンへの近道なんだな?」

緊迫感の中ルナールは勇気を持って暴走族を威圧した。

「こんな人たちをルーアンで暴れさせないためにもタイムロスをさせる。」

瞳は怒りを顔を出さずにあえて自然的な演技で黒ずくめのバイカーたちに道案内した。

「そうか、例を言う。」

そして黒ずくめのバイカーがここを去った。

その時にリーダー格のバイクにGPS付きのクマさんシールを貼ってある場所へ向かわせる。

そして黒ずくめのバイカーがそれに気づく。

「この女ちょろかったすねリーダー格!」

「あの女素直にルーアンの場所を教えるなんてアホにも程があるぜ。」

部下たちは笑いながらバイクを走らせたがしかしリーダー格は瞳の策略に気付いてた。

「お前ら、俺たちはあの女にはめられたぜ。」

リーダー格がそれに気付いた。

「あの女は俺たちの気付いてない合間にクマのシール貼られたな。そしてそのシールにはGPSがつけられてそれにこれにはあの女の位置情報を教えている。もしかすると俺たちをある場所を誘うつもりだ。それに応えてなくちゃいけねぇ・・・野郎ども!早速その女の居場所を暴いて殺しに行くぞ!」

そしてシャイターンはGPSが向かうところへ行った。

そして廃劇場にて瞳は待ち構えていた。瞳はシャイターンが遠回りしている合間廃劇場を見つけてクマのシールのような小さなGPSをつけて待ち侘びているのであった、さらに鍵や出口になりそうな場所には鍵や木材で塞いでたった一つの入り口を入ったシャイターンをゴキブリホイホイのように閉じ込めていくかのように鍵をかける。そしてシャイターンのメンバーが廃劇場に行き着いた。

「ここが奴が待ち構えている廃劇場か・・・あの小娘め俺たちテロリストを舐めてかかると後で痛い目見るとママに教えてもらってないのか?俺なら容赦なく殺しまくるがな・・・」

テロリストが今にも廃劇場の分厚い扉をこじ開けようとするが・・・

「まぁまて、ここは慎重に行こうとしたいがどうも入り口が一つに制限されているのは間違いないな。ここは俺たちに任せて少数派でいけばあの小娘一人なら俺たち5人で十分だ・・・あとは外で待機しろ。」

「了解しました。」

シャイターンのリーダー格が頭の切れる作戦を思いつき瞳の全員を見切って閉じ込めようとする作戦を見抜いたのであった。

「クソ!見破られてしまった・・・!でも私一人の犠牲で他の人たちを巻き添えにしないためにも奴らを殺さなければならない!」

瞳は無謀とも言える作戦でも実行した。

そして廃劇場に入ったリーダー格たちが入ってきた。

「しまった!私の甘さ故にバレてしまった!」

瞳はテロリストに気づかれないように隠れた。

「どうやらここの劇場は昔は賑わっていたが時代が流れるにつれ廃業となった劇場だ・・・今では使われなくなったがあの小娘はこの劇場を砦にしたのはやはり演劇関連の仕事をしているのかもしれないな。」

リーダー格は瞳の心理的状況を把握しており彼女を生かしてはおかないと思った。

「どうやらこの作戦に無理があると思っていたがここまで追い詰められるような展開は初めてだけど一か八か外を確認して・・・!!!」

そこで瞳が見たのは外で待機していたシャイターンの兵士が皆無惨に殺されていた。それもどれも残虐なやり方で・・・あるものは頭を潰されあるものはバラバラにされて殺されておりそれは地獄そのものであった。

「こんな残酷なやり方で殺してしまうとは…でもいったいなぜ私が気付かない合間に殺されているのかわかりませんがひとまず助かりました!これで気づかれずに奴らを倒せます!」

瞳はほっとしながらもひとまず先にシャイターンを始末することにした。このまま奴らの思い通りにはさせない!

シャイターンが油断している合間瞳は唯一開いてる扉を閉めてそこの大きな石を鍵の代わりに置いておいた。

「しまった!俺たちは奴の作戦に飲み込まれてしまった!」

「それにみろ!廃劇場から火が広がっている!」

ジュバボボォォォ・・・!

突如として瞳が放った火が広がってゆきシャイターンを覆いつくすように火が広がってゆく。

「まずい!このままだと俺たち焼け死んでしまう!」

「それに窓も扉もない場所でどう逃げたらいいんだよ!」

シャイターンのメンバーがパニックになるがリーダー格は落ち着いていた。

「落ち着け・・・奴は道ずれ覚悟で俺たちを殺そうとしている。もし奴が現れたらすかさず殺すんだ。俺の言っていることはわかっているな?」

リーダー格は落ち着いた対応で手下たちを落ち着かせた。そこに・・・

「このまま一人たりとも逃がしはしませんよ。」

瞳が鬼の形相でシャイターンを圧倒していった。

「いつの間に現れたんだ!?お前は忍者か?」

テロリストは急に現れた瞳に驚いた。

「野郎・・・一つ聞くが外で待機している奴らは今どうしている?」

「残念ですが私が見たところ何者かに全員殺されてしまいました。」

「なんだと!?あいつら相当強いはずでは!?」

そのことを聞いたシャイターンのメンバーは驚きを隠せなかったが頭のいいリーダー格は冷静に判断した。

「確かに殺されたのは確実だ・・・奴らは油断をしたから殺されたんだ、だがしかしお前がやったのではないのは確実だ。どうやって殺されたか知らないがお前如きに倒される我々ではない。」

リーダー格は本気で瞳を殺そうとしている。だがしかし瞳も本気でシャイターンを潰そうとしている。

「ここまま逃げ切れると思うなよ!」

シャイターンの一人が瞳目掛けて殴り飛ばそうとすも・・・

「はぁ!」

ズシン! 瞳は自分より思いシャイターンのテロリストを一本背負いをして骨をボキボキに折った。

「うぎゃぁぁぁぁぁ!」

「なんてやつだお前は護身術の持ち主か!?」

「その通りです!私はこの時のために柔道の黒帯を持っています、いくらあなた方でも倒さなければならないのです。」

瞳は護身術の柔道を極めておりシャイターンに対しては罪なき人たちを救うためにシャイターンをたった一人で潰そうとしている。しかしリーダー格はそれを許すはずもなく四人で囲んで殺そうとした。

「お前を四人同時で殺せば何の問題もない・・・」

「卑劣ですがあなた方に関してはいいアイディアですね。」

瞳は油断する暇もなく柔術を構えた。

「野郎!」

シャイターンが瞳に襲い掛かろうとするも瞳が一本背負いで投げ飛ばした・・・

「このままならいける・・・!」ガッ!

「あぅ!」

後ろから瞳はリーダー格に後ろから不意打ちされて気絶した。

「この女はなかなかやるがしかし隙や油断が多い、まだまだ未熟だがこのまま野放ししておけば厄介な奴になる。だからこのまま殺しておけばいい話なわけ。」

リーダー格は拳銃を持って瞳の頭を撃ち抜こうとした。

「悪く思わんでくれよお嬢ちゃん、お前は俺たちに会った日が凶日だったのだからな・・・」

リーダー格が瞳の頭を撃ち抜こうとした瞬間シャイターンの四人のメンバーが惨殺された。

「いったい何が起こったんだ!?」

リーダー格は何が何だかわからなくなった。

「おいお前・・・」

リーダー格の後ろから急に凍えるような声が聞こえた。

「誰だお前は!」

後ろを振り向くと誰もいない・・・

「いない、もしかして幽霊なのか!?」

ザクン! リーダー格は何かわからないものに素手で殺されてしまった。

「おい・・・お前はそこで寝てると焼け死ぬぞ・・・」

そこに現れたのは赤い服を着た女だった・・・その女は目が紅蓮の炎のように真っ赤で黒髪かつ巨乳で2mくらいの大きさもとい腰に刀を持っている。

「まったく・・・お前みたいなゴミカスは、こいつは・・・全く傍迷惑な奴だ。お前を特別に生き返らせてやろう・・・お前は今後の私にとって有利な道を切り開ける道具になるからな。」

女は瞳を生き返らせた。

「う・・・私は一体・・・」

瞳は何が何だか割らなくなっていった。しかし気がついた時は外でそこには死体の山の上で女が上から瞳を見つめていた。

「おいお前・・・名はなんだ?」

上から目線で見下していながらも瞳の名を問うた。

「私の名前は林瞳です。」

瞳は名前を言った。しかし女はそれでも疑心暗鬼であった。

「それは偽名だろ・・・お前の本当の名前を聞きたい・・・」

女が本名を聞きに威圧をかけた。

「私の本当の名前・・・うう・・・私の本当の名前はルナール・ポランスキーです!それが私の本当の名前です!」

ルナール・ポランスキーはビクビク震えながらも自分の本名を言った。

「それが本当の名か・・・ふっ面白いな。私はグレンだ・・・今悪魔狩りをしている死神。今お前が戦っているのはシャイターンという悪魔崇拝のテロリスト組織・・・お前がたった一人で戦ってきたのは流石だと思ったが私としてはここらで死んでいってほしかったと思ったがお前を見て何か役に立てると思って使えそうだったからお前を生かしただけ。お前は私の刀として使わせてもらう。」

ルナールは訳がわからなくなってしまった・・・!悪魔狩り?悪魔崇拝?死神?使わせる?グレン?何が何だかわからなくなって・・・

「この人は怖い、でもここはちゃんとお礼を言って・・・」

ルナールはグレンにお礼を言おうとしたが。

「おい!急いで行かないとこのアホだらの頭のスピーカーを殺しに行くぞ。」

急にグレンがスピーカーという男を殺しについてこいと言った。

「え?は、はい!」

ルナールとグレンは瞬間移動でシャイターンのフランス支部に向かっていった。

シャイターンフランス支部にて

「このアホだらども!何有能部隊を導入してもなお全滅とはこの役立たずのクズ野郎共!」

そこに部下に怒りをぶちまけているのはスピーカー。シャイターンフランス支部の支部長で短期でいつも失敗しているアホだらである。

「申し訳ありません!奴らは有能なのにいつの間にか通信が切れて何も連絡もありません!」

「もういい!お前らの言い分など聞き飽きた!俺がこの手で!」

ドカァン! 突如爆発があってシャイターンフランス支部はパニック状態になった。

「何が起こったんだ!」

「奴です!グレンが現れました!」

テロリストははパニックになっていった。

「おい!状況は今どうなっている!」

スピーカーが怒鳴りながらも部下に報告をした。

「ただいま二人の女が奇襲を仕掛けて・・・うわぁ!」

突如としてフランス支部は炎に包まれグレンは素手でルナールは拳銃で殺しまくった。

バンバンババン!

「よし!拳銃の使い方は小さい頃に使い慣れていましたから!」

「ほう、お前にしてはいい出来じゃないか!」

「ありがとうございます。でも、私人を殺すのは生まれて初めてなのでもしこの人たちに家族がいると思うと・・・」

ルナールは人を殺すことに困惑するが・・・

「気にするな、悪党に家族がいたとしても連帯責任として皆殺しにするただそれだけよ。」

初めてグレンの褒められるもルナールはこれを役に立つ刀と思われてる思う。

「たとえ仲間をゴミのように扱われいてもたった一人で戦っているの思えばいいと考えなければならないと思わなければダメなんだと!自分に喝を入れるべきだ・・・!」

ルナールは手下を皆殺しにしながらもグレンを疑った。そしてグレン達は手下を殺しまくりスピーカーの目の前にいた。

「とうとうお前の死期がもう来たぞスピーカー・・・お前など私が本気を出すほどの相手ではない。」

グレンがスピーカーを見下しながらもそれを圧倒していった。

「な、何がやりたいんだお前!やってしまえ!」

「う、うわぁぁぁぁ!」

スピーカーの部下達がパニック状態で挟み撃ちをするように襲いかかった!

「グレンさん!」

「わかっている。こんな奴すぐに片付けてやる。」

死の棘! グサグサ! シャイターンの体の骨を棘に変え内部からズタズタにする秘術で半分以上もとい75%の者たちを殺した。

「グレンさん・・・あなたには道徳心というのものはないのですか?」

その非情なまでの攻撃にルナールは批判した。

「そんなものは戦いに不必要だから最初からないほうがいい・・・そんなに優しさとか甘えとか愛とかそんなものは私にはいらないものあるのは残忍残虐非情であることを常に肝に銘じておけば務まらないからな・・・」

「・・・・・・!」

グレンが非情なのはそれなりの理由があるとルナールは思ったが後ろからシャイターンの兵が襲い掛かろうとしている。

「このクソガキ!なぶり殺しにしてやる!」

「やめてください!このど変態!」

ゴーン ルナールがシャイターン兵の股間を蹴り上げた。

「あ痛たー!」

「その調子だ役立たず!この巨漢の豚野郎を花火にしてやる。」

そしてグレンはシャイターンの者を素手で触れた。

「お、お、なんだか俺の体が!」

ドカァン! 鬼畜拳 グレンが見えないくらいの速さで手で触れて触れた相手の血液を高熱にしてフグみたいに膨らませてドカンと爆発させていた。それもグレンが隙も妥協もなく残りの25%を爆殺した。

「これがグレンさん・・・血も涙もない。私はこんな人についていっていいのかわからなくった。」

それを見たルナールは驚きを恐怖でしかなった。こんな人の命をなんとも思わない非道徳的な人がもし大統領だったら第三次世界大戦も可愛く身合えるほどの惨劇を引き起こすかもしれない。そんな人の使いっぱりになるなどごめんだけど私はそれでも彼女にも良心があると信じている。

「お、お前は人の命をなんだと思っているんだ!?」

スピーカーは恐れながらもグレンを批判した。

「お前はいつから反面教師になったんだ?」

グレンは非情かつ伝染病のように大量に人を殺すような奴の言うことなど信用なかった。

「お前の噂は聞いてある!血も涙もない女で無関係な人間であろうと容赦なく殺してしまうような死神であるから他の死神もお前みたいな厄災はこの世から消えて当然だよ!」

スピーカーが正論を言うも論破されてしまう。

「お前は自分たちがやっていることをまだ知らない・・・死をもって罪を償え。」

グレンがとち狂った目でスピーカーを見つめて襲い掛かろうとしている。

「こいつ俺を殺すつもりだ・・・!このままくたばるわけには行かない!」

スピーカーは音を発した! ドウン!

「うわぁ!」

その衝撃は壁に穴を開けるほどに威力は凄まじかったがグレンにとってそんなものなどかすり傷にもならない。

「お前の十八番はこんなものなか?私の戦った相手はそんなものとは比べ物にならないほどにヤバい奴らばかりであった気がする・・・お前とおままごとをするつもりはない。今日は家に帰らせてもらうぞ!」

グレンが拳一発で殴り殺そうとするとスピーカーは悪あがきに見える暴言を言った。

「お前にいいことを教えよう!広島長崎に原爆に落とされなかったから日本は全滅だった!あの時日本に原爆落とされなかったら日本人は全滅されていたかもしれない!そのことに感謝しろ!」

なんとも日本人にとって侮辱的な発言にルナールは怒りを表し銃を構えた!

「何を根拠にそんなこと言えるんだ!お前は何も知らない!日本がこの原爆でどれほどの人たちが死んでいったことを!そしてその一生消えない傷が負うことがどれだけ辛いことか部外者のあなたにはわからないでしょうね!」

ルナールは涙ながらに怒りをぶつけた。

「はぁ・・・お前はわからんなぁ、これが世界の常識なんだよ!」

そのことに怒り抑えられないルナールであったがグレンは静かな怒りで自身の過去を思い出した。


1945年8月6日広島呉市

ここに高倉六花という5歳の女の子がいた。彼女は植物のように表情豊かではなく故に誰かと接するのが苦手なタイプであった。父は沖縄戦で死に母はその後を追うように病死した。今唯一の肉親は母方の祖母ただ一人だけである。

「どうしたの?六花ちゃん・・・そんなにうずくまって。」

布団にうずくまってなかなか出ようとしない六花、それもそのはずまだ5歳という幼さで両親を亡くしたことはとても耐えきれないことでなかなか心を開こうとしなかった。

「六花ちゃん・・・私は思うの、お父さんが沖縄戦で命をかけて戦ってきたのには理由があるの・・・それは有色人種をいじめる白人から守るために戦っているのよ。大日本帝国はこの大東亜戦争で有色人種を助けるために命をかけて戦っているのには訳があるの・・・それはね、黒人やインディアンそして黄色人種の私たちなど今まで白人に虐殺陵辱奴隷など酷い目にあって自分たちは正しく人間でありそれ以外はケダモノという邪な考えを持っていて日本はそれに反発して全ての有色人種のためにたった一人で白人国家と戦っているのよ。だから立花ちゃんもお父さんとお母さんの思いに答えて・・・」

父方の祖母は父はもとい日本軍は白人国家から有色人種を守るために大東亜戦争を起こして自らを粉にしても有色人種を守り抜こうとしたことを5歳の六花には分からなくもなかったが賢さはあってそれをすぐに理解した。

「じゃあ・・・私は友達と遊ぶ約束をしているから外へいっていい?」

「わかったわ・・・いってらっしゃいね。」

六花は外で友達と遊ぶ約束をしているので外へ行った・・・しかし・・・ ピカドン・・・!!

1945年8月6日 広島に原爆が落とされた。

そして・・・ 地獄へと。


「う・・・うぅ・・・ここは・・・」

リッカは原爆に巻き込まれて死んでしまった。しかしなんの罪を犯してないのになぜ地獄に落ちたのか・・・分からなかった。

「ここはどこ・・・?おばあちゃん、なぜ私は地獄へ落ちたの・・・!!」

そこに現れたのは地獄の鬼たちであった。

「お嬢ちゃん・・・ちょっと俺たちについてきたまえ。」

六花は泣く隙もないまま鬼たちと一緒に地獄の城へ向かった。

地獄城にて・・・

「お主が高倉六花という少女か・・・」

そこに現れたのは閻魔大王で蟻地獄の大王である。

「あ、あの・・・私に何かありますか閻魔様・・・」

六花は怯えながら理由を聞いた。

「今回お前を地獄へ落としたことについては詫びる。ただそれには理由があってな・・・はぁ。」

突如として閻魔大王の目に涙がポロポロ流れていた。

「なんで泣いているのですか?」

六花はその涙の理由を問うた。

「わしは悲しいのだ・・・狂人と悪魔のせいで罪なき人たちが世界中で死んでゆく様を・・・特に日本人たちが大虐殺されていく様を見るのはもう沢山だ・・・」

そして閻魔大王の涙に釣られて鬼たちも涙を流した。

「わしは許せないのだ・・・悪魔たちは世界を狂わせている。悪魔は世界を暗黒の未来にするみたいにしたいようだ。お前は特別なものがあるとわしは見た!頼む!お前には人鬼即ち死神の素質を持っている!お前の力があれば世界を変えることができるはずだ!お前が世界を救うんだ!」

「うん・・・うん!」

その言葉に六花が涙がポロポロ流しながらも首を縦に振りながら承諾した。

そして高倉六花もといグレンは地獄で修行をして、悪魔を数えきれないくらいに殺し現在に至る。


そして現代・・・

バン!

強大な拳がスピーカーの顔面に風穴を開けるほどに勢いよく殴った。

「お前の意見は否定しないがお前の言ったことは火に油を注ぐような発言だ・・・言葉をもう少し慎めクソ野郎。」

怖い顔をしてグレンはスピーカーを倒した。

その本気を出さずに相手を殺してしまうグレンの強さにルナールは言葉を失った。

「これがグレンさんの力・・・本気ではないにせよこれが死神の力か・・・凄い!でも私まだお礼の一つも何もない。」

ルナールはグレンに改めてお礼言った。

「あの!」

「?」

「私はあなたにまだお礼を言っていなかったので言っておきます!先程は助けてれくれてありがとうございます!私はあなたにゴミのように扱われていても構いませんからついて行ってもいいですか!?」

ルナールは死ぬのを承知で頼んだ。そして・・・

「私についていくとは飛んだ勇気の持ち主だ・・・それにお前の婆様には恩があるからついてきてもいいぞ・・・私の刀として・・・」

グレンはルナールにだけ笑みを浮かべた。

「は、はい!」

こうしてルナールはグレンについて行った。そしてグレンとルナールの悪魔退治の旅が始まった・・・ 続く

僕の好きなものはウマ娘や東京リベンジャーズにONE PIECEが大好きです。


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