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第八話 ~巨乳は剣より強し~



胸.... おっぱい...wow…



本当に、本当に、目の前に全身裸の女の子がいるよ....

信じられないよ!俺は今、 BOM CUTE BOM 女の子とお風呂入っちゃってるよ!!

やばい、本当に運がいいぞ俺!ME!!!


「おい、お前!」


「....」


「おい!無視をするな!」


「ん?」



裸に見とれて呆然としている俺を無視してると勘違いしたのか、

なんで?って顔で俺に向かって怒るキティーウィンク。


「お前の名前はなんだって聞いてるんだ!」

「あぁー…アーサーです...」


「アーサー?変な名前だな。アーサーか…どこかで聞いた事があるような」

「たぶん俺が勇者だからじゃないですかねぇー…」


「勇者!?お前が!?」

「うん」


何か聞こえるけどマジで頭に入ってこない。

だってまた言うけど、いま俺の目の前に、



SUPERキュートで


BIGボインな、褐色女子GIRLが



俺 の 目 の ま え に



いるんだぞ!?なんてHAPPYなんだ!


「さっきからオレの事を見つめているのはそういう事か。

 だがしかし、お前にこのおれを殺れるかな?」


「はい、犯れます」

「即答か…流石勇者だな」


ゴクリ



言ってる事がよくわかんないけどそのままずっと喋っててくれ!

俺の脳みそは目の前の美少女を記憶に焼きつける為に、

今までにないくらいフルスロットルしてるから!!


ガラガラッ


「ダーリン?何か叫び声聞こえたけど大丈夫?」

俺の魂の雄たけびを聞いて心配になったのかヴァンタが男湯の入口を開けて入ってきた。


「なにやってるの?ダーリン...」

「なにやってるって、魔王と戦ってるんだよ」


俺の脳内キャパシティがパンクするのが先かキティーウィンクが服を着るのが先か。

この繊細かつ高度な戦いにヴァンタは気付けてすらいないようだ。


「魔王?あいつが?」

「あぁそうさ、頼むからヴァンタは邪魔しないでくれ!これはマジな戦いなんだ!」


不思議そうにこちらを見るキティーウィンク。

「ん?まだ戦ってないぞ?ただ5分ぐらい睨み合ってるだけで…」


あーやっぱーいいよなー褐色美女!しかも巨乳! That’s Beautiful!(すごく美しい!)


「はぁ!?ふざけるなよ!これは... そう!俺は今”気”をためてるんだよ!戦うために!」

「そうだったのか!?なるほど!流石勇者って感じだな!いいぞ、続けてくれ!」

「Thanks!よーしもう少し、もうちょっとだけ待っててくれ…」



いいぞ、そのまま会話に気を取られているがいい!

俺はその隙に一枚でも多く脳内カメラを連射してるからっ!!!



「ふーん……ねぇ、ダーリン。戦うんだったら剣が必要だよね?」

「ああ…剣ね... そうだね... ちょうだい」



ヴァンタは何故か不機嫌な表情でそういうと、どこから持ってきたのか、

俺の相棒アメージングエクスカリバーPOWERを思いっきり俺に向かって投げてきた。



「はい。」



ブンッ!!!





ヒュンッ 


ザクッ


剣は美しい軌跡を描きながら俺と魔王を一緒に串刺しにした。


「ぐはぁああああああ!!??」

「ぐほえぇえええええええ!!?」



ヒュウウウウウウウウウン…!!



BoooooooM!!



俺たちはそのまま温泉を突き抜けて庭まで吹っ飛ばされた。


「いてててて!おいい!!!!おい!!!いきなり何すんだよヴァンタ!やりすぎだろ!」


一回死んで蘇った俺は串刺し状態でよろよろと立ち上がる。


いてーなちくしょー!どうしてくれるんだよこれ!?

俺のお腹BBQのチキンみたいになってるぞ!?



「抜けば?」



「不死身だからって無茶苦茶しやがって!くぅそー!!俺はおもちゃじゃねーんだぞ!!」

俺は愚痴をこぼしながら剣をお腹から引き抜いた。



「やるじゃねーか、勇者の仲間も結構強えーんだな...」



俺と一緒に吹っ飛ばされたキティーウィンクが

膝をぷるぷるさせながら立ち上がった。



「だけど!」


「おれの方がつよい!!!!!!!」



両手を腰に構え大声で気合を入れるキティ―ウィンク!

ボッ! ゴォォォォォォオオオオオ!!



足元から一気に炎が立ち上り彼女を一瞬にして炎で包み込む!



シュイィィィィィィン…!



炎の中からいかにも魔王って感じの衣装を着た彼女が現れた。服、着てる…shit!


「うぉおおおおお!かわいい!!」

「かわいいだと!?そこはかっこいいだろ!!」


「可愛いけどかっこいいよ!」

「ん!ありがとう!!」


「ムカッ」



カッコイイと言われてちょっとだけ頬赤くしながら照れるキティーウィンク。SO CUTE!

そしてごきげん斜めなヴァンタさん…今は、ちょっとほっとこう。


「では、いくぞ勇者よ!おれの獄炎、避けれるものなら避けて見ろ!」


キティーウィンクはそういうと身体に纏った炎を手の平に集中させ

拳程の火の玉を作った、要はファイアーボールだ。

それを何個も作って俺に向かって投げてきた。



ヒュンヒュンヒュンッ



「Ha!楽勝すぎて欠伸が出ちゃうぜ!!」

えげつない音を立てて迫る火の玉を俺は余裕を持って美しくCoolに横へ避けた。



ズドォォォォォン!!


ゴォォォォォォオオオオオ




「あっつぅぅうううううううういいいいいいいいいいい!!!!????」



キティーウィンクが放ったファイアーボールは余すことなく全て俺に命中して、

俺は何回も消し炭になった。



全然楽勝じゃなかった。



「む、無傷だと!?ふっ、さすがは勇者。私の魔弾を全て防ぐとはな…」



「まぁ...まぁ.. なぁ! HAHA…ha..」


良い好敵手と出会えたとばかりに爛々と目を輝かせながらニヤリと笑うキティーウィンク。

ふざけんじゃねぇーよ!瞬殺される度に再生してるから無傷に見えるだけだってーの!


「勇者よ!おれは嬉しいぜ!久々の強敵に血が!肉が!沸いている!いくぜ、おれの本気を見せてやる!!」


シャキーンッ!!


「”魔剣マッドマグマMAX!!”」


キティーウィンクが空高く手を上げ大きな声で叫ぶと、

身体中から噴き出した爆炎が掌に集まって形を成し、真っ赤でバカでかい剣になった。

待って待って聞いてない、なんだそのカッコイイやつ!ずるいぞ!!


でも俺の相棒(アメージングエクスカリバーPOWER!)も負けてないからな!


「この剣を使うのはおまえで三人目だ、まぁ前の二人はこの剣を出してすぐに消し炭になっちまったんだけどな…おまえはいつまで持ってくれるんだろうな!」


「ああ!かかってこい!COME ON!」


ダッ


ブゥゥウウオオオン!!


目にもとまらぬスピードで俺に近づき、剣を振ってくるキティーウィンク。


「あ!!!あ!!!!!!あ!!!!」

俺はテンパりながらも咄嗟に剣を振るった。



キンッ!


キーンッ!


カキーンッ!




あれ?意外と防げてるぞ?マジかよ!

やっぱ俺って天才!選ばれし勇者って事なn…



ザシュッ 



ボトンッ


….


ん?



なにこれ何か床に落ちてるんだけど


…………


…………


…………


…………




俺の、俺の、..........


…………



「俺のMy Little Big Sonがっああああああああああああぁぁ!!!」


俺の!俺のちOこが!!床に!!お お 落ちてるうううううううう!!!!


HOLY F*CKING SHITTTTTTTTTTTT!!!!!!!!



「え?え?なんだ?どうしたんだ?」

「え!?まって!?これはないだろう!!??もうふさげるな!!」

「な、何か知らんが、えっと、ご、ごめん?」 


「ちょ、氷!早く氷!誰かもってきて!!!」

「氷!?氷か、いやそれより医者に、医者だ!誰か!医者を呼んでくれ!!」



バァアアアアアアアアアアアアァァン!!




「「ぐわぁああああああぁぁ!!??」」


ドサドサッ…



俺とキティ―ウィンクはもろともヴァンタの攻撃によって吹き飛ばされた。


「不死身なんだから死んだら再生するでしょ?」

「そ、そうだね、ありがとう、ヴァンタ…」


それにしてももうちょっとやり方ってもんがあるんじゃないか?って、

言いたかったけどやめた。何か顔怖いし。


「い、今のは結構効いたぞ... なるほど、迫真の演技でおれの注意を引き、その隙に仲間が不意を突く…見事な騙し打ちだ…くっ」


余程のダメージだったのか肩膝を突いたまま立ち上がることが出来ないキティーウィンク。

何か誤解してるけど別にいいや、俺の頭脳プレイという事にしておこう…!


「ほら、チャンスだよダーリン。」

「え?何の?」


「魔王討伐、今がチャンスだよ?」

「あーそっか!そうだな、そうだった」


俺は相棒のアメージングエクスカリバーPOWERを手に取るとキティーウィンクの前に立った。


「はっ、どうやらここまでのようだな…いいぜ、おれは魔王だ、逃げも隠れもしねぇ。…好きに殺りな。」


覚悟を決めたようにゆっくりと目を閉じ俯くキティーウィンク。


俺がこの剣を振り下ろせば彼女は死んで、それで魔王退治はCongratulation。(おめでとう)


俺は城に戻って適当に言い訳して許してもらって、それで俺の冒険もおしまい、

グッドエンドってわけか…でもな~…。


チラッ 


きゅるるるる~~ん(ちょっとだけ涙目なキティーウィンク)




めっちゃ可愛いいんだよなぁあああああああああ、この魔王!!


もったいない、実にもったいない、もったいなさすぎる!


でも魔王だから倒さないとダメなんだよな~王様もそう言ってたしなぁ~でも血とか見たくないんだよなぁ~…吐きそうだし。


いや、ダメだダメだ!集中!集中!!


こいつは俺の生まれ持った息子1号を切り落とした最悪最低な魔王だ!


……


うんうん!納得したぞ俺!!


よし!これで!倒せる!俺は勇者佐藤!やれば出来る子!!


何やかんや自分を納得させて覚悟を決めた俺は腕に力を込めて剣を振り上げようとした。




「くらえっ!俺の息子の敵だあああああああ!!!」




チラッ



ぼんっ!


きゅっ!


ぼんっ!



ゴクリッ…


涙目の褐色美女の服がボロボロになって僅かに見える肌色に

俺の中のエロチズムが激しく反応してしまった。



ズゥゥゥゥゥゥッゥゥゥン


ガクッ



あれ?


あれれれ?


剣が、重い…?


ふん!ふんっ!ふぎぎぎぎぎぎっ!!


持ちあがらねぇ!なんでぇえええええええええええええ!


さっきまで軽い、いや軽くはなかったけど普通に振り回せたのに!

まっっっじぃ~~っで1っミリも動かない!!


「どうしたの~ダーリン?早く倒さないと復活しちゃうよ~?」


「わ、わかってるって!わかってるんだけどさぁ…!」


なんで急にこんな重くなったんだ? 


あっ、そういえば確か出発する時に王様がなんか言ってたような…?


~回想~


「良いか勇者よ。この剣は心清く正しい者しか使いこなすことが出来ない、正真正銘勇者にのみ許された聖剣じゃ。決して邪な気持ちで扱ってはならんぞ?どうなるかわからんからな、ほっほっほ!」


~回想終了~


あー言ってたなそんな事…って、やばっ!!


俺は興奮してしまった!魔王があんまりにもエロいせいで!!

というかそれだけで聖剣使えなくなんの!?ピュアボーイかよこいつは!?



「どうした?なぜ、おれを切らないんだ?」


いつまでたっても殺されない事に疑問を感じたのか、

キティが目を開けて俺を不思議そうに見つめていた。


「えっ!?あ~、それは~え~っと~…それは、お前が~悪い奴じゃない、から…?」


予想外の出来事に焦りすぎて意味わかんない事言っちゃったんだけど!?

どうしよう!もう格好つけて、くらえ~って叫んじゃったし、やっぱ無しとか恥ずかしくて言えない。とにかく何とか誤魔化さないと!


「悪い奴じゃない?何を言ってるんだ?おれは魔王だぞ?」

「ま、魔王だから悪いと決めつけるのはダメだぞ?良い魔王だっているかもしれないし…そう!お前は良い魔王だ!」


「良い魔王?おれが?」


「そう、俺達が温泉に入っていた時、お前はいくらでも俺を不意打ちするチャンスがあったのにしなかったじゃないか!あくまで正々堂々!カッコイイ!いい奴!」


「カッコイイ!?いや、でも、それはおれがただ真剣勝負が好きなだけで…」


「それ!俺も真剣勝負大好き!真剣勝負好きなやつに悪いやつはいない!不意打ちサイテー!」


「でも、お前騙し打ちしたよな?」

「やってないし!覚えてない!それに俺達はもう十分、拳で語り合ったじゃないか!」


「なるほど?」

「そう、俺達はもう友達、いや親友!ベストフレンドだ!」


「親友…?」

「あぁ、心の友と描いて SIN YOUだ!俺には大切なMy Friendを斬る事はできねぇ…!」


「おれが、SIN YOU?おれはお前を殺そうとしたのに、お前はおれを友と呼んでくれるのか…アーサー…!」

目をうるうるとさせながら感動するキティーウィンク



いやー何とかごまかせた、バカでよかったー…



「じゃあ仲直りの握手をしよう、これでお前も俺の仲間だ!」

「…わかった、わかった!!おまえがそう言ってくれるのなら、おれも仲間になろう!!」


ガッっと握手を交わす俺達、しかもさらっと仲間になってくれた。

マジで!?適当に言っただけなんだけど魔王仲間になっちゃったよ…。

しかもコイツめっちゃ強いよな?ヴァンタの攻撃二回も耐えてたし。


あれ、俺のチーム最強じゃね?というかこのまま全部の魔王倒せるんじゃね!?

おいおい、俺このまま大魔王倒して本当に伝説の勇者になれるかもしれない!?

やべぇ、俺すっげぇわくわくしてきたゾ!!


「一件落着だね~すごいよダーリン、魔王を”仲間”にしちゃうなんて~」


「だろ~!HAHAH!」

ヴァンタがスタスタと歩いてキティーウィンクの近くに寄って話しかけた。


「あなた魔王キティーウィンクって言うんだっけ?私はヴァンタ。これからもよろしくね~」


自己紹介をしながら握手を求めるヴァンタ


「ああ!そうだ!これからよろしく頼む!」

ギュウッっと熱い握手をするヴァンタとキティーウィンク。



握手をするヴァンタ。


握手をするヴァンタ。


握手をするヴァン…タ?





ボッ!!



シュウウウウウウゥゥ



チリチリチリ……





ヴァンタと握手をしたキティーウィンクは、

それはもう綺麗な笑顔を浮かべたまま灰となって散った。



キティーウィンクは 




灰 と な っ て 散 っ た。






「あーあ」


「おいいいいいいいぃ!!お前何してくれるんだよ!?!?!!

仲間増えたばっかりじゃねーかよ!!!!!」



魔王 残り 8人






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