表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/239

3話 死亡からの死亡

ブクマに評価までありがとうございます!

あと今回は一応閲覧注意です

「ちくしょー!また負けた!」


またもや謎の空間でリスポーン待ちをしているのだった


そういえばステータスってどうなったんだろう?


ラビリル Lv5 


HP140/140 MP140/140


筋力 6 防御 13

賢さ 5 俊敏 11

幸運 5

SP4


スキル《ヘルプ》《番狂わせ》《異常者》


装備

  武 初心者のナックル 筋力1

  頭 なし

  胴 初心者の服(上)防御1

  腰 初心者の服(下)防御1

  足 初心者の靴 防御1 俊敏1

  他 なし

    なし


「おおっ!順調に強くなってる」


新しく覚えたスキルもあるね!


《番狂わせ》…自身より格上のレベルと戦う時相手とのレベル差の分を自身のステータスに上乗せする(上限10)


取得条件…10レベル以上の差がある魔物に勝利する


「凄い!もう一つの方は…」


《異常者》…ダメージを10受けるごとに筋力が1上がる


取得条件…痛覚設定100%で一定以上ダメージを受ける


「ちょっと名前があれだけど強いからヨシ!」


ステータスポイントも全部防御に振っておこう


ポチポチと操作をしてステータスポイントを振るころには再リスポーン時間はとっくに過ぎていた


「よーし!どんどんモンスターを倒していこう」


ステータスが上がった私は単独のウルフなら無傷とはいかないけど楽に倒せるようになった


『レベルが上がりました』


「またレベルが上がった!」


ウルフを数匹倒すとレベルが上がり自信のついた私はどんどん森の奥まで進んでいった


「ん?あれは…蜂だ!」


ポイズンビー Lv9


人の頭くらいの大きさでブーンと羽をならす音が聞こえる


「こっちにきた!」


私に気づいたポイズンビーは大きな針を向けてこっちに向かってくる


「あぐっ!速いね…でも捕まえたよ」


想像以上にポイズンビーは早く左肩に針がぶっ刺さる


しかし刺さっていて動けないうちに思いっきり殴るとすぐにポイズンビーは倒せた


「あれ?もう終わり?防御が弱かったのかな」


レベルも9だったし弱い個体だったのかもしれないと思っているとHPが紫色になっていることに気づいた


HP126/150 HP125/150 HP124/150


HPが数秒置きに減っていくのだ


「わわわ!これ毒?!どうやって治すの?!」


このままでは死ぬのを待つのみだ


しかしゲーム初心者なラビリルはHP回復アイテムすら持っていなかったので毒など治せるわけがなく慌てるだけでそのままHPが0になって死んだ


「うん…また死んだ」


毒の対策ってどうすればいいの?


そう思っていると視界の端の通知欄が光っていることに気づいた


『毒を治すアイテムを手に入れよう』


どうやら死んだ時にヘルプがその原因について教えてくれるっぽい?


ウルフに殺された時も通知きてたみたい


『レベルを上げて再挑戦しよう』


とかあった


もっとも私はレベルを上げずに再挑戦したけどね


「アイテム…毒消しみたいなのがあるのかな?」


そういえば回復アイテムも持ってないからついでに買ってこよう


そういえばお金ってどれくらいあるんだろう?


480G


うーん、多いのか少ないのか分からない


「キリのいい1000Gまで貯めてから買いに行こうかな」


ウルフなら毒はないしなんとかなるでしょ


最悪毒になったら死ぬまでにウルフなりポイズンビーなり倒しまくろう


レベルが10になったらデスペナルティがあるしレベル10になったらお金が貯まってなくてもアイテムを買いに行こう


「アハハハ!ウルフくんもう私には敵わないねぇ!」


3匹に囲まれた私は特に苦戦することなく次々と突進してくるウルフに拳を振り続ける


結構ウルフを倒して分かったんだけどこの子たち突進か噛みつきか突進噛みつきの3パターンしか無いんだよね


「はいラストー」


『レベルが上がりました』


3匹目が砂のように消えていき再度レベルが上がる


「よし次…って何あのキノコ」


どう考えても普通の大きさじゃない毒々しいキノコが私に向かって移動してきているように見えた


「よく見たら足生えてる…うわぁ」


フォレストマッシュ Lv14


「レベル高っ!けどあんまり強くなさそう」


ゆっくりゆっくりと私に歩み寄ってくるフォレストマッシュに私は攻撃してみた


ポヨンとした弾力で攻撃が弾かれる


「プヨプヨしてて全然ダメージが入っている感じがしない…」


でもこのフォレストマッシュも全然攻撃してこないから私はボコスカ殴りまくった


そしてしばらく殴っていると急にフォレストマッシュが謎の黄色い粉を私に振りかけてきた


「ゲホゲホッ…何?フォレストマッシュの攻…げ…」


黄色い粉を吸い込んだせいか身体に力が入らなくなりバタリと倒れる


麻痺…HPの横にそう表示してあった


「あうっ!お腹…で、跳ね、ない…でよ」


フォレストマッシュは倒れた私の上に乗ってボヨンボヨン跳ねるがほとんどダメージはない


「一体、何を…ヒッ!」


急に跳ねるのをやめたと思ったらキノコの頭がパックリと割れて大きな口のようなものが私に向けられる


「ア"ア"ア"!痛い、痛い、お腹、食う、な」


物凄い激痛と共にゴリゴリHPが削れていく


「ケフ…次、は、か…つ」


麻痺と痛みでほとんど声が出ないなか目の前のフォレストマッシュに向かって絞り出すように声を上げる


そしてすぐにHPが無くなり私は死んだ

今のところは2〜3日に1話くらいを考えています、投稿はお昼の12時に投稿します

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ