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迷宮掌編集  作者: tei
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ラッキーパーソン

「お、今日のオレのラッキーカラーは黄色だって」

 占い好きの幼馴染は、毎朝SNSの人気占いアカウントをチェックしている。一緒に乗る通学バスの中で、毎回、隣に立つ私に画面を見せてくる。

「へえ、そうなんだ。奇遇だね。私の今日の髪ゴム、黄色」

「お、マジだ! すげー、お前いつもオレのラッキーカラー身に付けてんじゃん!」

 当然だ。君のそばにいるために、毎日選んで身につけているのだから。

 昔から占いが大好きだった君のため、私は独学で占いを学んだ。試しに登録したSNSで人気が出たのは予想外だったけれど、君に見てもらえるなんて。

「今日も近くにいてくれよな!」

 その言葉に、私はラッキーを噛み締めた。

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