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あの日の追憶  作者: 緑瑠
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第三話

そして、来週の日曜日。

俺は瑠唯を迎えに行くため病院を訪れた。病室のドアをノックすると「はーい」っと元気な声が返ってきた。ドアを開けるといつものようなパジャマではなく普通の女子高生のような可愛らしい服装をしてスマホをいじっていた瑠唯がスマホをベッドに置き俺の方へ歩いてきた。

「おはよう、颯真。今日はよろしくね?何かあったらすぐ病院に戻って来てッて言われたから。」

「もちろん。体調が悪くなったらすぐ言えよ?」

「うん、流石に酷くはならないと思うけど。」

そんな会話をしながら道中いろんな話をした。


「瑠唯、外見てみろよ。」

俺の肩を枕にして寝ていた瑠唯に言った。

「ん~?あ、海だ!」

眠そうに眼を擦っていたが外の風景を見た瞬間、瞳を輝かせた。


海に着くにつれ俺たちは早速泳いだと思いきや、季節が春なので海水浴にはまだ早かった。そのまま帰るのもあれなので、恋人同士がよくやる『キャー冷たい!きゃっきゃうふふ』をやってみた。

「颯真、ちょっと見て!」

「ん?なん、」

「それっ!」

振り向くと瑠唯はパシャッと俺の顔めがけて水をかけてきた。

「うわっ、冷てっ!つーかしょっぱ!お返しだ!」

「きゃー、あはは!」

三十分位これを続けた後、近くの海が見えるレストランで昼食を食べた。時間がたつのは早く、気がつくと外は夕焼け色に染まっていた。


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