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あの日の追憶  作者: 緑瑠
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第十話

           瑠唯の手紙


 この手紙を読んでいるなら私はもうこの世にいないってことだね。ごめんね。先に旅立つことを許してください。颯真の事だから私の事を想い続けて他の人なんて見向きもしないでしょう。それは私が許しません私が死んだら前に進んでください。別に忘れろとは言わない。さすがに忘れられたら私が悲しいしね。颯真には幸せになってほしいんだ。間違っても私の後を追うなんてバカなことしないでね。在り来たりな事しか書けないけど颯真の心の支えはみたいなのになればいいな。

 じゃ、こっちで待ってるね。バイバイ。

                     瑠唯より


 この手紙を読んだ後、俺の瞳からは今まで堪えていたであろう大粒の涙が溢れだした。

「瑠唯…」

俺は座ってベンチの上で口元を手で覆い声を圧し殺して泣いた。

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