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18話 冒険者階級

「フルローラさんこんばんは。」


ルフツはビッグフロッグを討伐した後、スライムを数体倒しピチの街へと戻っていた。

今は、ギルドでクエストの報告を行おうと受付に声をかけたところだ。


「あ、ルフツさんこんばんは。えっと、スライムとビッグフロッグでしたっけ?」

「そうそう、スライムとビッグフロッグ。」


ルフツはそう言うと、スライムとビッグフロッグの討伐証明部位が入った布袋をカウンターに置く。

ちなみにスライムの討伐証明部位はコア(破片でも可)。

ビッグフロッグは目。


「はーい。確かにお預かりしました。」


討伐証明部位は結構グロいことが多いので、ギルド受付のフルローラは中身を確認しない。

基本的に鑑定を専門とした職員がいて、その職員に受け渡す。

今回も基本に倣いフルローラは鑑定専門の職員にルフツが渡した袋を渡す。

その後、フルローラはルフツに向かい合ってから何か言いづらそうにモジモジとしだした。


「あの、ルフツさん。」

「は、はい。」


フルローラの仕草がヤバい。

どうヤバいかというと、とにかくヤバい。

雰囲気に飲まれてルフツは緊張し、いつもより高い声を出していた。


「昼の件なんですけど、あんな事言うの、やめてくれませんか?」

「昼…の…?」


ルフツは肩透かしに合ったような感覚に陥る。

想定していたよりも軽めな話のようだ。

しかし…、昼?俺は一体昼に何をやらかした?

確か、クエストを受けにギルドに来たんだよな…。


「リロネとの会話です…。」

「あぁ、もしかして可愛いって言うなってこと?」

「はぅ…。そ、そうです!」


可愛いに反応して顔を赤くする様はまさしく可愛い意外に表現しようがない。

これをやめろとは如何に。

そうルフツが思っていると、不満そうな雰囲気を出していたのか、フルローラが念を押してくる。


「だ、ダメなんです!分かりました?ダメなんですよ!?」

「わ、分かった。」


手とかブンブン振りながらそんなお願いをするのは酷というものだが、いかんせんここは冒険者ギルドだ。

今ここには夜という事も相まって冒険者がかなりいる。

その分ルフツの背中を刺す視線は多いわけで…。


「分かってくれればいいんです。はい、こちら今回の報酬になります。今回は多いですね。」


フルローラは少し満足げな表情に変わり、納品結果であるクエスト報酬のお金をカウンターに置いた。

鑑定に時間がかからないものであれば、即日即金が基本で、鑑定が終わるまで世間話をするというのがフルローラの業務スタイルだ。

今回はいつもより量が多めだったが、低級であるスライムとビッグフロッグの鑑定は時間を要さない。

世間話ができるかどうか怪しいくらいの時間で終わってしまう。

なので、裏で鑑定結果を受けて置き、フルローラの裁量でキリのいいタイミングを見計らって報酬を渡すといった感じになっている。


「ちょっと張り切っちゃいまして。今までも楽しかったんですが、ようやく楽しくなったというか…。」

「へぇ~。やっぱり、ルフツさんも冒険者なんですね。その顔、いいですね。」


冒険者という言葉は、本来職業を指すものではない。

冒険をする者を指す言葉である。

これは、未知を求めて、お宝を求めて、自らやりたくてするものだ。

強いられているわけでも、そこしか道が残されていないわけでもない。

自ら選んで、好き好んでやっていることだ。

それが楽しくないわけがない。

冒険者が職業となった今でも多くの冒険者が同じ感覚を有しており、フルローラはそんな冒険者たちの顔を見てきているのだろう。

ルフツの心躍るワクワク感が顔からにじみ出ているのを感じて、ルフツを冒険者だと。そう改めて定義した。



◇◇◇◇◇



「よっ、ルフツ。」

「今日は一杯どうだい?」


クエストの報酬を受け取ったルフツはギルドを後にしようとしたが、後ろから肩を組まれる。


「おー、久しぶりじゃないか。3人組。」


ルフツに話しかけたのはコロン、ブオン、レジンの3人組。

ちなみにルフツの認識としては、モブで、どれがコロンで、どれがブオンで、どれがレジンか分からない。

ルフツより少し先に冒険者になった先輩と呼べる3人なのだが、ルフツはやけに絡んでくる3人組としか認識していない。

3人組はルフツを後輩だと思って接しているが、駆け出しのお財布事情は厳しく、薬草や低級魔物のクエストばかりをこなしているルフツとは一緒にクエストができず、一度もルフツとパーティを組んだことがない。

そう言った事情でこの1人と3人の認識は大きくずれている。


「おう、ルフツも元気そうで何よりだ。」

「あれ、ルフツまだ黒やってんの?」


多分コロンがルフツに応え、多分ブオンがルフツに疑問を投げかける。


「ん?まぁな。ゆっくりやってる。」

「ゆっくりって…。俺たちはもう白だぞ?」

「といっても、やることたいして変わってないんだけどね。」

「でも、数は増えてるけどね。」


と、特徴のない口調で3人が喋る。

この黒だとか白だとかいうのは階級の話だ。

冒険者ランクと言った方が分かりやすい。

全部でS、A、B、C、D、Eとランク分けされており、この世界で普及している呼び方は以下になる。


S:紫

A:青

B:赤

C:黄

D:白

E:黒


これらの色は冒険者に配られるプレートの色で、ランクを一目で分かるようにと色分けされたものらしい。

実際はプレートを悪用してランクを偽装する者が多く、"偽装されていなければ"が先頭に付く、一目で分かるというのが現状だ。

しかし、ランクを低く偽装するのは偽装側にメリットが薄く、依頼者側からすれば低く偽装されていた方がむしろいいため、低ランクのプレートだけはそれなりの信頼を得ている。


話は戻って、この3人組は首から白のプレートを下げている。

これはDランクを意味する。

Eから上のランクに上がれたのがうれしいのか、かなり自慢げだ。

ルフツは周りのペースを気にするたちではないため、おめでとうと祝いつつもふーんと話を聞き流していた。

―――――連絡―――――


11月頭再開を目途に更新を一時中断とさせていただきます。


たいして人気もなく、面白くもないこのような作品で

長期休暇するのはイコール死だと思ってなんとかやっていこうとしていましたが、

リアルで優先したいこととストックが全くないこととがありまして、

休載とさせていただきます。申し訳ありません。


10月はストック作成に励めたらなと思っているため、最低でも再開は11月です。

この作品結構気に入ってたんだけどな。って思ってくれてた方がいましたら、

全く伝わっていませんので分かるようにコメントしていただけると幸いです。


なるべく11月1日再開を目指しますが、

詳しい再開日時はTwitterにて報告とさせていただきます。(宣伝)


では、申し訳ありませんが休載とさせていただきます。


―――――連絡―――――

※連絡は作者が覚えている内に削除する予定ですので、いきなり消えます。ご了承ください。

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