2.9.5 魔法の勉強
次のステップとして魔道具に使われる魔法陣の勉強が始まった。
魔法陣は、丸の中に書くのではなく、四角の中に書いても良い。
四角に魔法陣の方が多い。
プログラム的に宣言文らしき物と機能をツラツラと書き続けて一つの魔法陣を完成させる。
そして、一つの中に記載しきれない場合、複数枚の魔法陣を重ねて使っても良い。
複雑な機能を持つ魔道具に使われる魔法陣は、複数枚に機能を分けている。
魔法陣に使うのは石板、木板、鉄板も使えるが魔物の皮から作った皮紙が最も使いやすい。
魔法陣は高位の魔物の血と油、魔石を混ぜた特殊なインクを使う。
魔法陣の役割は主に2種類に分かれる。
・魔力の流れを制御する魔法陣。
・魔力を使って特定の効果を発動させる魔法陣
魔力の流れを制御して、魔道具を持つ人や魔石から魔力を吸収して使える魔力を得る。
その魔力を、効果を発動させる魔法陣に流し魔法を発動させる。
ちなみに魔力操作の練習用に作った魔道具は、魔力の流れを記載せず効果を発動する魔法陣だけを設置した魔道具だ。
魔道具としては不良品なのだ。
勉強用にお風呂の温度調整装置や、調理コンロの魔道具といった貴族の家でよく使われる魔道具の魔法陣が記載されていた。
どちらも温度を一定にする装置で温度の違いがあるだけだが、お風呂のお湯は生活、調理は攻撃に変わり、温度の数値も異なる。
消費魔力の違いや装置の違い例題から組み合わせて一つの魔法陣に書き込む例題が作られていた。
どうやら魔法陣はこうやって既存で作られた物を必要な部分を組み合わせて応用しているようだ。
魔法陣に刻む文字は、今までに習ったこの国の文字と違った。
この国は、ひらがな、かたかな、英語のようなアルファベットの組み合わせによるローマ字を使って単語を構成させている。
種類によってこの系統はひらがな、これはカタカナのように使い分ける。
魔法陣に使われている単語の組み合わせは絵文字や漢字に近いのだ。
パターンとして使うようにと書かれた例題をみると、お決まりの部分がグループで取り出され機能の説明が付いている。
おそらく魔力と書かれる部分がこちらのアルファベットでは5文字だが、魔法陣では2文字で表現されている。
おそらく魔力、魔素と異なる表現がされている部分も特定できる。
そして、所々に共通した意味不明なマークが挿入されている、無くても動くような気がする。
考察するには例題が少なすぎる。




