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転生者はめぐりあう(チートスキルで危機に陥ることなく活躍する王道ストーリー)  作者: 佐藤醤油
第2章 幼少期

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2.6.3 4歳ごろ

 4歳の夏はあっと言う間に過ぎていった。

 誕生月もイベントは特になく暑いだけの夏だった。


 秋に新しい国王陛下の戴冠式が行われることになった。


 本来は喪に服す期間が1年あり、直後に戴冠式が行われるらしい。

 だが冬は式典をやりにくいので前倒しになり秋に戴冠式を行うことになったらしい。


 今回は期間に余裕があるので、行きは馬車。

 帰りはリリアーナ母様とお付の人が転移で帰る。

 空いた荷馬車は人のあき部分にも王都で買った品々を詰め込み、運ぶ計画らしい。


 今回は祝いの式典なので、成人した若い男女が多く集まるらしい。


 いままで女王を支えるために上級貴族は年配の人が継続して頑張っていたが、これを機に新しい国王誕生に合わせて若手に譲る人が多いそうだ。


 そんな状況なので今回アメリ姉様は領地に残留する。

 それもあってリリアーナ母様は時間をかけて馬車で移動することもできるようだ。

 おばあさまはもちろん家にいる。


 リリアーナ母様は、夏の終わりに出発された。

 少し早めに出かけ途中にある各領主の家に出向き社交をしながら王都を目指すそうだ。


 前回は内政を担う伯爵が領地に残っていたが、それはアメリ姉様が担当することになって、今回はリリアーナ母様と一緒に出掛けるそうだ。


 土地持ちの伯爵は、ギリギリに出発する予定らしい。

 今回、バーニィはリリアーナ母様についていくことになった。


 僕の護衛はケネスさんと、自警団から兵士が数名家に常駐することになった。


 家の中は、数名しかいない女性兵士が滞在する。


 こういった高位貴族が領地を出た時は、盗賊だけでなく他国からの刺客が暗躍するらしく、今までに無いほど緊張した感じだ。


 王都からも警告があった。


 戴冠式が終わってかあさまたちが戻ってくるまでは領主館だけでなく、領内のパトロールも強化した厳戒態勢が続くそうだ。


 役所で働く文官も、いつでも応援に行けるように帯剣した状態で仕事をしているらしい。

 残されている侍女も、小剣を持っている。

 そう、スカートの下に隠しているのではなく、見えるようにしている。


 かなり高い警戒が必要なのだと子供でも解る。


 そうなると、移動する人が一番危険な気がしてくる。

 大丈夫なのだろうかリリアーナ母様は。


 魔法のスペシャリストであるバーニィと自警団の隊長以下2隊16名の兵士を引き連れているので、よほど大きな盗賊や、魔物が出ても大丈夫なはずなのだが。


 そして心配をよそに、日々は平穏に過ぎていく。

 途中警報があり、魔物が現れたそうだがそれほど数も多くなく順調に退治された。


 戴冠式は無事に終わり、リリアーナ母様が転移で戻ってきた。


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