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7.1.1 未踏ダンジョンへの挑戦

 ルシアナ様の結婚式に行く話と、ジルベールの学園生活はすっぱりと削りました。

 アルフォンス王国の話は、ダイジェストを掲載。

 ジルベールの学園生活はだらだらした話になるのでカット。

 物語は核心部分に移ります。

 最初の方の設定と、こちらの最終章の設定が少しずれているかもしれません。

 こちらの最終章の設定が正しいと思って読み進めてください。



 時は飛び、スザンヌ16歳、ジルベール15歳、マリアテレーズは12歳の春。

 それぞれ、夏には17歳、16歳、13歳となり、スザンヌは予定通りに学園を卒業。

 マリアテレーズの入学は来年だ。


 この数年、グランスラム帝国は大人しかった。

 グランスラム帝国側の川沿いに対面していた駐屯地はあの1年後には消えた。

 作物不良によって国内が荒れたため、部隊の維持すらできなくなった。

 だからと言って、シドニアやラルクバッハが攻めるわけでも無かった。

 進行して土地を広げたとしても、その先はかなり先まで遮るものがない。

 進行すると防衛の維持費が膨大となるし、そこに住む人たちの食糧不足の支援も必要になる。

 夏の間はまだ良かった。時折グランスラム帝国から生活に困窮した農奴が逃げてくるぐらいだった。

 だが、秋の実りがあまりよくない状況だったため、こちらから食料提供を行うことになった。

 グランスラム帝国は没落の一途を歩んでいた。

 理由は不明だが、年々実りが薄くなり、戦う力は急速に衰えていった。

 こうしてジルベールが学園に入っている間に形上は和平が結ばれ食料の提供だけでなく農業技術も提供し最悪の状況は脱した。



 しかし、女神から神託によって狙いがはっきりとしてきた。


 かつて封印したアロノニア様に匹敵する力を持っていたアークロン復活の兆し。

 アークロン封印から数千年の時が立ち、封印にほころびが現れていた。

 アークロン神は、そのほころびを使って封印を解除するつもりだったが、確実に成功させるためにグランスラムの巫女を使ってラルクバッハを含む3女神の信仰域に様々な邪魔を仕掛けていた。

 だがことごとく失敗し、余計な神力を使うのを止めた。

 全力で封印解除に神力を使い始めたのだ。


 そのため、アークロンがグランスラム帝国に与えていた加護も打ち切った。

 その為にシドニア進行の失敗後、グランスラム帝国圏内では食物の育成不良、魔物大量発生と言う事件が起きてしまった。

 そして、このままだと数年のうちに完全に復活するらしい。


 止める手立てとして聖女の術を使った再封印の儀式が必要で、その儀式に使う道具が未踏ダンジョンの最奥にある。

 そういうわけで、それを取りに行くことになったのだ。



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