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6.5.7 妹が生まれた

平和に時が過ぎ、夕食時には全員が食堂に集まった。

いや、赤ちゃんは部屋に居るけど。

「そう言えば、エレノアは今年10歳のお披露目だよね。男子と一緒で旅とかするの?」

「ええ、男性ほどではありませんが、去年の方を参考に旅をする予定です」

「どんな行程なの?」

「女性側は皆さま最初から王都に居る方が殆どですので、王都からバティアワードに向かい、領都で集合、その後メリルディーナ領の領都へ向けて進みそこからアイゼンハワードの領都に、その後で王都に帰還します。行きはそれで、帰りは他の方々は去年のお兄様たちと同じ行程ですが、同じ年のクリシュナ様が居られますから、私はオルトディーナ側に向かうことになりました」

「そう、護衛は集まったの?」

「カトレアお母さまが探していますが、女性騎士の集まりが悪いようです」

「へー、数人で良いのに集まらないの?」

「女性側は今回クリシュナ様を入れて7家が集まっていますから、一人に付き5人の護衛でも35名必要になります。普通は1家に一人女性騎士が居れば十分なのですが、カトレアお母さまは、過半数を女性にしたいそうです」

「なんでそんなに」

「国内をそれだけの人数で向かって危険性は殆どありませんから、華やかさを求めるのだと」

「ふーん、実力が怪しくなってくるな。しょうがない。エイミーを貸し出すか」

「え、僕?」

「エイミーが一人いれば、タロウもいるし、100人の盗賊が襲ってきても大丈夫だろ、魔法はクインさんが付いているのでしょ」

「はい、お母さまは筆頭魔導士として護衛になってくださるそうです」

「まあ、養女として取られたけど、護衛で付いて行けるなら役得なのかな。カトレア様にはエイミーの貸し出しを伝えておくよ」

「良いのですか、ほんとに? 先日も事件があったばかりだと思いますけど」

「大事な妹の安心のためだからね。それにこっちにも剣帝は1人残ってるし」

「そうですね。ではありがたく。よろしくお願いします。エイミー様」

「え、うん。良いけどさ。ちょっと不安なんだけど」

「なんで?」

「だって、部隊長とか言われると困るんだけど」

「あ、それは大丈夫。カトレア様がそこを間違えることはないって。部隊長はそれなりの人が来るって絶対」

「そう、ならよいけど」




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