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6.4.3 婚約のお披露目

 いよいよ婚約式が始まった。


 お披露目の対象者が増えてしまったので当初の予定からずいぶんと変更されたが、ようやく式が始まった。

「これより我が国の王子・王女の婚約者の紹介を行うが、先だって皆への報告がある。まずは先日起きた帝国からのシドニアへの進軍についてだ。各国の駐在している兵士から連絡があったと思うが、今回のグランスラム帝国の進軍は、大規模な魔物を使った部隊の投入があった。地竜に、空竜、それも1頭ではなく複数の。幸いにして今回は撃退ができたが被害は知っての通りシドニア側の防壁は幾つかの穴が空いたままの状態である。現状、向かい合っているグランスラム側の軍は崩壊状態でしばらくは進軍が無いと考えておる。だが予断を許さぬ状況だ。このような状況でシドニアの国王は国を離れることができず、残念ながらシドニアからは王妃と前王妃だけの参加となっておる。この状態での発表は残念であるが皆には伝えておく。残念ながら現シドニアの王家には金眼の男子が居らず次期国王となる継承権は我が息子第1王子と、第3王子となる。そして皆への発表は第1王子ルカレディックは、ラルクバッハの王太子に第3王子のフィリップはシドニアの王太子となることをこの場で宣言をする。そして本来は、今日この場で第3王子フィリップとシドニアの現国王の娘との婚約も発表出来ればよかったのであるが、それは次回の機会へとさせて頂く。では本日の主役たちの紹介だ」

 陛下が長々と話をした後で、宰相のメリルディーナ公爵ではなくカルスディーナ公爵が紹介を始めた。

 王太子と王太子妃の紹介から始まり、第2王子の婚約、第1王女の婚約。ここで王家の紹介が終わり、続いて公爵家に移る。

 ルシアナ様、オニール様と紹介が続き、シドニアの公爵家嫡男の紹介もあった。

 最後に、発表者がメリルディーナ公爵にかわって第2王女の婚約者に僕が内定しており、メリルディーナ公爵家を継ぐ予定と発表された。その後で続いて第2王子が成人と共にクバルトディーナ公爵家を、ルシアナ様が結婚後にリーンディーナ公爵家を復興させることが決まったと伝えられた。数年後にラルクバッハ王国は5公爵時代に戻り貴族支配体制の強化が整うとの発表だった。


 一連の発表が終わると、すぐにお披露目した人達でのダンスが行われた。

 それらが終わると国内外から集まっていた高位貴族の新婚者や婚約者が紹介され、10組程度づつダンスを披露した。

 ダンスの披露が終わると音楽だけが奏でられ食事会へと移行した。


 食事会が始まり、しばらくしたらメリルディーナ公爵が再び前に立ち、僕が剣王に昇格、そしてエイミーが剣帝に昇格したことが伝えられた。


 そして、僕とエイミーは壇上に呼ばれ二人の実績が紹介された。

 最後にトシアキとエルドラの剣帝であるシルビア様も壇上に呼ばれた。

 そのまま、シルビア様からトシアキの指導した生徒たちのレベルをほめられ、その指導力を高く評価しているのでトシアキを師範として承認する旨が伝えられた。

 つまり、彼の指導を受ければ、エルドラで剣の修行を受けることと一緒ということらしい。

 上級や剣王になるためにはエルドラに行く必要があるが、中級まではトシアキの元で修業すれば良いそうだ。

 最後にメリルディーナ公爵からトシアキが僕の個人の部下から王宮所属に変更になることが伝えられた。

 そしてそのままエルドラの剣帝となったクリスタが呼ばれ、3年間僕の元で修業をつづけることが伝えられた。

 ラルクバッハに2名の剣帝が在籍することになるが、不穏に思わないで欲しいということを言っていた。国外に向けて言っておかないといけないらしい。



いつもお読み頂きありがとうございます。

誤字訂正も有り難いです。

ついでに、お正月のお年玉に星★期待してます。

今年もよろしくお願いします。


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星★ よろしくお願いします。
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