表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
135/536

2.16.2 魔法の訓練と空間魔法の研究

 魔力検知には詠唱がなく、感覚だけで習得する必要があるが、魔力の可視化ができるためにどうしてもそれを見てしまう。


 そのためにいまひとつ感覚が掴めずレベルが上がらない。

 魔力検知が、今のところは苦手な魔法だ。


 回復魔法、祈祷、空間魔法については、大神官様が希少な魔法書を貸してくれた。


 回復魔法、祈祷は聖職に携わる人の特殊スキルで、教会が整理した魔法だ。

 空間魔法の魔法書は200年ほど前に現れた賢者が書いたと言われているそうだ。


 回復魔法は、捕まえたスライムを相手に低位の回復魔法を毎日かけ続ければレベルが上がると書かれていたので、それを日々実践している。


 回復魔法の書に高位魔法の詠唱が記載されていた。

 魔法書には、詠唱だけでなく、体の仕組みが書かれていた。

 どうやら、そういったことを理解しイメージしなければ高位の回復魔法は発動しないようだ。

 全体的には魔法書というよりも、医学書の割合が大きかったのではないだろうか。

 だが前回の世界で習った内容に近く、たいしたことはなかった。


 祈祷については、呪われた剣で練習をしている。

 練習用の呪われた剣は、直接触れないようガラスのケースに入っている。

 これを繰り返しレベル3まで上がると解呪され、初級の訓練が終了だそうだ。


 空間魔法のレベルアップはあまり順調ではない。

 瞬転には1日の上限回数があった。

 空間魔法のレベルアップには時間がかかりそうだ。



 そして最後に、バーニィたちの総魔力量が多くなり家の魔力倉庫にある魔石だけでは容量が足りなくなってきた。


 消費よりも溜めこむ方が多くなったからだ。


 そこで、僕の召喚魔法で使う魔法陣に魔力を込めてもらうことにした。


 甜菜の種の召喚でも100万以上の魔力量が必要だった。


 1回で10粒ほどしか手に入らないのに膨大な魔力が必要になる。

 普通の人だったら召喚不可能な魔力量だ。

 種でこれほどの魔力量が必要なのだ。

 転移者を召喚していたメリーナ様の魔力量は恐ろしいほどに多いと想像できる。

 やはり人とは次元が異なるのだろう。


 僕の総魔力量は、6歳の時で6万近く、7歳を超えて10万を超えた。

 魔力の回復速度は他人の5倍ほどの速さ。

 使い切っても1日で回復するので、膨大と言ってもそれほどの日数をかけずに召喚できる。


 ただ、どうやら1日の最大回復量は10万までらしい。

 まだ魔力量が増えるようなら、1日では回復できなくなるようだ。


 この魔法陣にクインさん、エレノア、ニナシスティ、バーニィが魔力を注ぐようになり、4人の総魔力量はどんどん増えていった。

 それが大神官様によって鑑定した結果に反映されていたのだ。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
星★ よろしくお願いします。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ