てへぺろ<
か~わ~を下って3千里~♪
どうもみんなの薫君です。とりあえず川沿いに沿って登山中。
山で遭難したら無闇に動かずに体力温存、救助を待つべし。
無理です。こんな怪物だらけの山にいつまでも居たくないし。
友達どころか知人すらいない状況でじっとしてられね~よ。
だから山を登るのだよ。
確か山は円錐状だから登る方が山道にでる可能性が高いってTVで言ってた気がする。
歌と違うって?下る方がいいって言ってた気もするんだよね~。
だったら登る方がお得じゃん。景色もいいだろうしさ。
高い所から周辺を見れば簡単な地形くらいは分かるでしょ。
町でも見えればラッキーなんだけど。そう簡単にはいかないだろうな。
ゴブリンとかゴブリンとかいる森の近くに住む酔狂なやつはいないでしょ。
いや居たわ推定盗賊さん。森の狩人さん説や樵さん説が今更頭の中にあがってきたけど仕方ない。
あの顔は犯罪者顔だわキラリと光る後頭部しか見てないけどな。
歩き始めて1時間ちょいとうとう山頂に到着したぜ。
距離感は掴めないけど向かって西側に大きな街があるっぽい。塀もでかいし中々の代物ですな。
山の麓には煙が見えるから村か何かあるかも知れない。
これで当面の目標はOKだな。
できれば街につくまでにある程度の情報が村で欲しい感じかな。
証明書の提示とかいろいろ言われたら面倒だし、いきなり逮捕だ~とかなったらやばいもん。
それどころか実はゴブリンの街でした~とか言われたら笑えない。
やっぱエロゲみたいに苗床にされるんだろうか?
迂闊に近づけないな。おっさん簡単に死んでんじゃね~よ。
あれから人っ子1人会わないし。困っちゃうわマジで。
とりあえずGEZANしましょうかね。
夜の山とか有り得ないしゴブ村ゴブ街ならある程度近づいたら気づくでしょ。
勝手知ったる川沿いから降りようかね。
知らない道は危ないし山中じゃゴブリンに奇襲されたら危ないもんね。
涼しいしこのルートを通って正解だわ。
川の主様がいるから無闇に近づけないけど。
彼?彼女?のおかげかあれからゴブリン共に遭遇してないもんな。
っていうことはおっさん知らなかったのか?
ここらに住んでるなら知ってただろうし。近所連中に注意受けるっしょ。
新入りで単独行動やっぱ盗賊だな。
危なかったわ~なけなしの良心に押しつぶされる所だったわ。
さすがに無実の人の犠牲ってやつは歓迎できないからな~。
えっ無理やり納得しようとしてるわけじゃないよ。
あの時人生の急展開の連続。正常な判断なんてできるわけがない。
だから悪くない。認めないよ証拠は泥鰌の腹の中。
完全犯罪だね。いっそ犯罪組織でも作ってみるかな。
日が暮れる前に推定村に到着しないとな。
シロ君もいないし1人で野宿はさすがにやばい。
元平和ボケ国家出身の俺でも焦るくらいにやばい。
まぁ後30分もしないうちにつくでしょ。
すぐ傍に山道もあるしそろそろ、あっちを歩くかな。
強い敵は森の深い所にいる理論。正しいと思います王道だと思います。
・・・アレじゃあ山頂に行った俺実は危なかった?
結果よければ全てよし。さて歩きやすい道を歩くぞ~。
「すみませ~ん。」
変声期も終えていない可愛らしい声が聞こえる。
11歳くらいの子かな?さすがにこの子に負けることはないでしょ。
「どうした~。」
「父が居ないんです。
40代くらいの焼けた肌をした坊主なんですけど。
見かけませんでしたか。」
ボディに鋭い一発を喰らった俺。倒れなかったことを褒めてあげたい。
一撃KO笑えない。
ちっ違うよね・・・ハハハハハ。
引きつった俺の顔を一緒にいるおっさん連中が凝視してるぜ。
やばいわ~コレやばいわ~。