本日は晴れ時々マーブルな模様。
初めての作品です。
おもいついたままかいてるので生暖かい眼でお願いします。
眼を開くと一面木に囲まれており鳥の鳴き声と川のせせらぎの音が聞こえるおかげでようやくここが山なのだろうと理解した。
「緑の幹に赤い葉、極めつけは黄金色の木の実って信号かい!」
色鮮やかに様々な色で存在するこの山の動植物は絵の具を適当にかき混ぜたようなマーブル色で不気味な印象を与える。
見慣れない景色の中長時間独りで過ごしたこともあり精神的にも不安定になり独り言も増える。
薫はぶつぶつ言いながら林檎に似た黄金色の木の実をいくつか袋につめ水の音が聞こえるほうへと歩いていく。
さらさらと流れている川は先ほどまでの景色とはうってかわり地元でも有名な清流のようでカラカラの喉がごくりと鳴る。
「水は透明か。魚も泳いどるし少しならいけるか。」
喉を潤そうと清水を手で掬おうと顔を覗き込むと薫の見慣れない蒼髪碧眼ロングへアのエルフ耳美女の顔が映る。
笑顔、泣き顔、変顔と様々な表情を繰り出すものの自分の思うとうりに映る顔を見て叫ばずにはいられなくなった。
「なんでやねん。」
今時関西人でも使わないコテコテの突っ込みがこだまするが返事は返ってこず独りその場に佇む・・・
(どしたん?)
こともなく後ろを振り返るとモフモフの白い狼が尻尾をふりふりしてお座りをしていた。
(姉ちゃんえらい苦労したんやな。)
「そうなんですよシロ君。朝目覚めたと思ったらいきなりマーブルな山の中に居て3時間も飲まず食わずで歩いてようやく飲み水を見つけたと思ったら何この姿?
意味不明だよって感じです。あと俺男ですから。」
泣きながらシロをもふり慰められる薫。本来狼が出たら逃げるべきなんだろうが混乱した頭では会話に飢えていたこともあり正常に動かない。
1人と一匹は先ほどとった林檎もどきグドアンヴィルを食べながら様々なことを話した。
どうやらここは異世界だそうな。
異世界[ポリフォニック]。様々な世界が重なりあいできたこの世界はいろいろな文化が混在した異なる坩堝という意味らしい。
薫のいた世界の和洋中にファンタジー要素をありったけ詰め込んで後からSFを外側にペタペタとくっつけたものというところだろうか。
モンスター有りダンジョン有り魔法有り科学有り神様だっているし獣人だっている。
the異世界物って感じだ。
「この山にもモンスターおるん?」
(おる。)
「危なくね?」
(わいボスやけん。薫の様子見にきてん。)
ちなみにシロ君は俺という異物を感じてここまで来たそうな。
俺からはいいにおいがするらしくいきなり襲うことはしなかったらしい。
この道中モンスターに会わなかったのもシロ君のおかげらしく何とも危ないところだった。
「ここらの地域ってどんな感じなん?人おるん?」
(おらんな。ここは狭間の世界やから基本的に歪みでこっち来るか向こう行くかくらいしかないねん。)
「おふ。」
マーブル世界に不思議の国してエルフ寿命?でプチ軟禁ってどこのかずおだよマジで。
俺がorzしているとシロ君が俺から離れていく。
唯一の友達に逃げられそうになり泣きそうになる残念な俺。
(わい転移使えるから送れるけど。)
「ふぇ。シロく~~~ん。」
そりゃもう存分にもふりましたとも。
いきなりゴチャゴチャしてますがごめんなさい。