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魔術5番勝負 第4回戦

ルイスに負けたくない!

梨咲は毎日魔法陣を描き、召喚技術を磨き続けた。 


学校の授業以外は殆どを実践室に籠もり、早朝から深夜まで。凛の立ち入りも禁止し、浸すら自分と向き合う。


レスカーデン内のモンスターを召喚する程度の魔法陣なら初歩的なモノなので、魔法陣だけならすぐに描ける様になった。 


だが、相手はルイスだ…。

あいつも技術を重ね、1度に何十匹と召喚出来る様になっているに違いない…。

くそ…! 時間が足りない。

梨咲は4回戦に向け、焦っていた。


そしてふと小学校時代を思い出す。

最近ではこんなに焦る事も少ないけど、

小学校時代はこんな風に焦ってばっかりだったな…。

不器用で、上手くいかない事ばっかりで…

凛に怒られながら何度も練習したっけ…

懐かしく感じる。


そしてふっと笑う。


やっぱり相手がルイスだから、力が入っちゃうんだろうな!

ルイスが全力で向かって来るから、私も全力で勝ちたいと思ってしまうんだ。

なりふり構わずに向かっていくだけ。

絶対に負けたくない…!




4回戦当日


レスカーデンの競技場のセンターに再び梨咲とルイスは向かい合う。


ルイスは梨咲の気迫を感じて今日は茶化さない。

ルイス自身も後が無いのでお互いに競技に向けて集中していた。


『これより魔術5番勝負 第4回戦を行います。

古のルールのままでは国際魔法条約に反しますので、

今回はレスカーデン内のモンスターを召喚し、数を競って貰います。制限時間は30分とします。』



梨咲は審判からの説明を聞いて慌てた。

制限時間、30分?! 休む暇なく一気にギアを入れないとマズイな…。

まぁでも、ダラダラするよりはいいのか?


一方のルイスは説明を静かに聞いていた。


『では両者、始め!』

審判の合図と共にそれぞれ後方に飛び退き魔法陣の作製を始める。


梨咲はここが勝負!と一気に魔法陣を描きあげる。


ルイスはきっと大量召喚で挑んでくる。

私はきっとルイス程、一気に召喚は出来ない…。

なら、スピードで勝負するしかない…!


梨咲は簡単な魔法陣を複数描き、直様召喚に取り掛かる。


わ…っ!と会場が盛り上がる。

梨咲のスピードにギャラリーは湧いた。



一方ルイスは

梨咲の読み通り大量召喚出来る魔法陣を作製する。

作製には時間がかかり、梨咲より3分程遅れて魔法陣を完成させた。


その間梨咲は10匹程のモンスターを召喚していた。

梨咲はちらりとルイスを見る。

想像していたより召喚数は少なそう…

魔法陣の数も1つだけだし…

これなら、勝てるかも!!

ルイスを注視しつつ、梨咲はスピードの手を緩めない。


ルイスは魔法陣の中央に立つと一気に魔法陣を操り、噴き出す様にモンスターを召喚し始めた。

まるで温泉でも掘り当てた様な勢いでモンスターが次々と召喚されていくので会場も熱狂する。


げっ!!! 何あれ!!! あいつ、凄…っ!!!

梨咲はその豪快な召喚方を見て思わず笑った。


そして 触発される。


いいね! でも、私も負けないケドね!!


梨咲は召喚作業を続けつつ、器用に魔法陣を描き足し数を増やす。

コレであの大量吹き出しに対抗出来る筈!


ルイスは梨咲のその様を見て驚いていた。


え…っ!同時に複数の魔法陣を操って召喚しているのに、まだ魔法陣を描けるの?!

どんだけ器用なの…。

そしてどんだけ魔法力が強いの…!


ルイスは口元がニヤけてしまう。

ああ… コレだから梨咲さんは…♡

カッコいい…///

やる事が大胆で、予測不能で、いつも驚かされる…。


めちゃくちゃ楽しい ♪

でも、俺も絶対に負けないケドね ♪


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