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海の街といえば魚介


 竜人の国へ向かって早、十日。特に大きなトラブルもなく順調に進んでいた。


「少し早えけど、今日は次の街で宿をとるぞ」


 今は丁度昼。次の街にはもうすぐつくはずだ。いつもならもう少し進んで夕方頃に着いた街や村で宿を取っている。


「次の街ってマーレだっけ。なんかあるの?」


「いや、マーレを越すと次までが長え。野宿する程切羽詰まってねえし、休めるときはちゃんと休んでおかねえと、いざとなった時に動けねえからな」


 なるほど、ただ先を急げばいいってものでもないのか。


「ボク、街についたらご飯食べたいー!」


 ティルはお腹に両手を当てて言う。確かに、昼食を取るのに丁度いい時間だ。


「ああ、マーレについたら宿取って飯食うか」


「やったー。ご飯、ごはんー」


 



 それから程なくしてマーレに着いた。


 今日泊まる宿の手配をし、御者とは別行動をする。昼食を摂るために、私達は宿屋の女将さんから勧められた店へと向かった。


 マーレは港町で、交易も盛んらしい。街には色々な人や物が溢れて活気だっていた。ラングスタールも海に近いけどあっちは計画的に整えられた様な街だが、マーレは港町らしく雑然としている。


 女将さんから教えてもらった店は直に見つかった。店の外まで食欲をそそるスパイスの匂いがしていて、遅めの昼食と言える時間なのに店は客でごった返していた。


 チラッと店の中を覗くと、空いている席は無さそうに見えたが、タイミングよく食事を終えた客が一組、会計をして帰った。少し待って、帰った客のテーブルが片付くとその席へと案内された。


「いらっしゃい! お客さん初めてだね。悪いけど、この時間はメニューは選べないよ」


 明るく、少し気の強そうな目つきをした女性が冷えたレモン水を三人分置いて厨房へと消えていった。


 この混雑を考えたらいちいち注文なんて取ってられないだろう。カウンター席の奥にはお酒の瓶が大量に並んでるから夜は酒場になるのかな。


 間もなくしてさっきのお姉さんが料理を手に私達の座るテーブルへと戻ってきた。


「はい、お待ち! マーレの海で採れた新鮮な魚介類ので作ってるよ。美味かったら夜もまた来てよ。夜になればメニュー選べるからさ!」


 出てきたのはコレでもか! って位、魚介類が入ったパスタ。ペスカトーレが出てきた。ニンニクとオリーブオイルの香りが食欲をそそる。


 一口食べると魚介の旨みとニンニクとオリーブオイル香りが口の中いっぱいに広がる。美味しい!


 ペスカトーレの脇にはカラッと揚げた海老が添えられている。海老はブラックペッパーとハーブソルトで味付けされていた。これはお酒のつまみに滅茶苦茶合うハズ。


「おいしーい!」


「ああ、この店は当たりだな」


 ティルもディランも満足そうだ。地元の宿の女将さんのオススメは間違いない。


 結構大盛りに見えたがペロッと平らげて大満足で昼食を終えた。



ブクマ、評価ありがとうございます。

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