好きの使い方
君は僕を見ていない
見て欲しくても見てくれない
そんな君が狂わしいほどに愛しく思える
君は僕なんかよりも
君の好きな人を
想い人を
見ている
欲している
そんな君の大切なものを
君の前で
君が見ているなかで
壊してしまいたい
それをみた君もろとも壊して
君をまともから
追い出したい
閉め出したい
でもそんなことをしたら
君は僕を憎むだろ?
だから僕は夢見る
君が僕を
僕の感触を
僕の熱を
君の胸の中で冷たくなっていく体温を
忘れられなくなることを。
僕は君を守って死にたい
でもそれは
君の心に残りたいから。
君の心を壊したいから。
君にもたれ掛かって
僕は君を絵の具で染めて
壊れたマリオネットのように
そして君の中で自らの最後の糸を切る。
ぷつり。
君に僕は顔を向け
想いを告げて事切れる。
そんな僕に泣いて下さい。
悔やんで、悩んで、苦しんで、
何度だって思い出して、
眠れなくなって、
そうして君は僕のせいで自分を
壊して下さい。
そうしてきっと僕は逝き甲斐を
見つけられる。
僕の血にまみれて錆びた君は
他の人なんて
もう見れないよね?
ポイントいれてね♪
土下っ。