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秋葉原ヲタク白書67 ヲタク滅亡の日

作者: ヘンリィ

主人公はSF作家を夢見るサラリーマン。

相棒はメイドカフェの美しきメイド長。


この2人が秋葉原で起こる事件を次々と解決するオトナの、オトナによる、オトナの為のラノベ第67話です。


今回は、人類滅亡に備えるプレッパーJKがリケジョJKに襲われ、主人公との面会をリクエストされます。


リケジョの裏に、彼女達に命令する人工知能の存在を知った主人公達は、人類の存亡をかけて立ち上がりますが…


お楽しみいただければ幸いです。

第1章 人類滅亡後の世界


新型コロナでアキバ滅亡w


中央通りは昼でもシャッター街、裏通りも大手が全滅で人影なく、晴天なのに寂しくビル風が吹き抜け細菌爆弾が爆発した後みたい…


ってか、実際に爆発した後かw


何と御屋敷(ミユリさんのバー)も休業で、こうなると急に穴場となったコンビニの高級?イートインで寛ぐ。

social distance とか耳慣れない言葉に従って電源席でも、お隣りを空席にして着席スルw


空いているコンセントがMOTTAINAI←

空き電源情報アプリとか儲かるカモw


僕はTwipperを前からやってて、いつの間にやらinfluencerになってしまったンだけど早速"コンビニなう"とか呟くと光速リプがw


「リンナと舌絡ませナウ」


え?リンナ?誰?あ、お騒がせJKトリオ"ゆるカル▼"のフシギ担当か?

しかし、彼女アカからの呟きだから、誰かが彼女のスマホから呟いてる?


男?ま、まさか百合?


リンナとは…色々あり、その、あの、もしかしたら、僕も舌が絡んだカモしれないけど、最近知り合ったばかりだし、推しでもナイ…


しかし、勝手に呟きは続くw


「俺と終わるまでリンナはお前のコト黙ってた。このロリコン野郎。"ゆるカル▼"屋敷まで来い」


ええっ?何か面倒臭い展開だ←


"ゆるカル▼"こと"ゆるいカルト▼"のJK達は、人類滅亡などのカタストロフィーに日常から備える、いわゆる"プレッパー"だ。


もともと、総武線高架下の"終末カフェ"のメイドだったが、ソコが潰れ居抜きで入った"幼稚園カフェ"で引き続きメイド継続中…


あ、メイドじゃなくて"園児"だったかw

実際に御帰宅すると"妹キャラ"で接客←

つまり節操が無いンだけど、ソレだけアキバが好きナンだとの好意的解釈も成立スル。


ところで、僕はTwipperのinfluencerなので、このヤリトリはアキバ中のヲタクが固唾を飲んで見守ってる(あ、真っ赤なウソですw)←


仕方なく、僕はビル風が吹き荒ぶ寂しいパーツ通りを総武線高架下まで南下スル。

"私立アキバよーち園"は、エレベーターのナイ雑居ビルの3Fで狭い階段を登る。


ビル全体が死んでて全く人気なく、案の定、外の細長いドアには"休園です"の札が。

心の何処かで"お兄ちゃん、お帰り!"とか逝われるのを期待しつつドアを開けると…


イキナリJK同士 3 vs 3 のタイマン現場だっw


片や"ゆるカル▼"の園児トリオだが、ナデシの"登園用スモック"の下の巨乳が反則←

もう片方は…全員黒髪ひとつ縛りに眼鏡&白衣だがヤタラ白衣がミニで生脚ブラボーだw


「あ!テリィたん!助かったん!スマホ、このガリ勉達に盗られたん!」

「最近のJKのバカを希釈し、女子成分を沈殿させなくては。横からコンタミしないで」

「え?何?エンタメ?」


うーん両者の知性の差は圧倒的だが、僕自身は、2人の真ん中ぐらい…と思いたいw


"ゆるカル▼"側のリーダーは、前に悪徳絵画商法にひっかかって、どうやら今回はスマホを盗まれた"終末クラブ"会長のリンナ。


で、対する生脚スラリのミニの白衣達は…


「私達は、聖地アキバの最高知性"リケジョ(りけいじょし)∞"。知能爆発シナリオに伴い獲得に至ると予測される汎用人工知能とインターフェイスを介した接続が可能」

「え?何?インター…フェロモン?」

「貴方がテリィたん?直ちにセックスを」


ええっ?!


実は、全く同じパターンが前にあり、その時の相手が絵画商法の洗脳が解けたばかりのリンナだったから、激しい既視感(デジャヴ)に襲われるw


あ、その時は、とりあえずキスまで←


「しかし、その後に恍惚的絶頂感の果てに種の多様性を確保した、とある」

「な、何だょその"種の多様性を確保"って。そもそも、何かに描いてあるの?超古代のカタカムナ文献とか?」

Instakgram(インスタキログラム)


"インスタキログラム"は、女子に人気のお洒落系フォト共有アプリだ。

"ツイッパー"は、短文共有アプリで、文章派の僕はモチロンTwipper…


ってか、そんなコトより、リンナ!

お前、インスタに何描いたんだょ!


「エヘヘ」


エヘヘじゃナイょ!


そんなんだから"リケジョ∞"のお姉さん方にバカにされルンだょ低知性って←

え?"ゆるカル▼"も"リケジョ∞"も同じ17才?でも、園児とOL位の差が…


「しかし、知性の高低に関わらず、良い性的結合はあり得るモノだな。やはり"ユルさ"も異性へのアピールポイントとなるのだろう。恐らく肉体的な部位についても」

「失礼ねっ!みんなからは"名器"ってホメられるのょ!」←

「さぁ、テリィたん。データに拠れば、前回は黒タイツに萌えた症状が認むが、生脚ではダメか?必要に応じ黒タイツも装備可能だが」


いいえ。どーせ直ぐ脱ぐんだし…って何なんだコレは?

据え膳食わぬは…とか揺れる想い?が走馬灯のようにw


しかし、そんな迷いを吹き消す声が←

あぁ、リンナ。もう少し空気を読め!


「帰って!テリィたんは、渡さない!」

「ソレが嫉妬なる感情か?激甚なエントロピーの奔流を感じるが」

「そうよっ!だから、帰れ…あ、でもスマホは返してね」


ヤハリ、こーゆー非論理的かつ感情に走った行動だと"ゆるカル▼"側に分がアル。

"リケジョ∞"に圧力をかけながら、ジリジリと出入口の方へと追い込みをかける。


結局、最後に"また後日"とかヤタラ礼儀正しく挨拶し、狭い急階段を降りて逝く。

あぁ、ココで下から登るタイミングならミニの白衣から伸びる生脚が(…以下省略)。


とりあえず、一難は去る。


☆ ☆ ☆ ☆ ☆


さて、次の一難だw


「もぉ良いょ。出ておいで」


"幼稚園カフェ"らしく"イソップ"とかが並ぶ本棚に向かって僕は声をかける。

"ゆるカル▼"トリオが、力を合わせヨイショヨイショと本棚を動かすと裏側に…


細長い隠し部屋があり、メイド長のヒカルが何も聞いてなかった風にお仕事中。

あ、彼女は"幼稚園カフェ"の雇われメイド長だが凄腕のサイバー屋でもアル。


「ダメじゃないの、リンナ。スマホを盗られるなんて大マヌケも良いトコ。お陰でテリィたんが召喚されてw」

「あーん。だってナゾナゾ合戦に負けちゃったンだモノ!テリィたんも、ごめんなさーい!」

「そもそも、アレはね"ヤン-ミルズ方程式と質量ギャップ問題"と逝う有名な数学の問題で、誰も解けないの。ナゾナゾじゃナイのょ」

「何でそんなナゾナ…じゃなくて有名な問題を私に出すの?意地悪過ぐる!」

「とにかく、リンナは頭使うな!園児ナンだから…ってか、そんなコトより!インスタだょ!削除をリクエスト!」


しかし"エヘヘ"とか意味不明なヘラヘラ笑いを浮かべるリンナw

ソコへ、本棚の裏で"リケジョ∞"の言動を聞いてたヒカルが呟く。


「コレかしら?」


そう逝って彼女が見せてくれたPC画面には"人類滅亡研究機構(JMKK)"とある。

JMKKは、一種のシンクタンクで、似た団体は世界中にあるようだ。


彼等が唯一研究対象として認めるのはズバリ"人類存亡の可能性"のみ。

日夜集まっては終末論を語り合い、人類滅亡の全ての可能性を精査スルw


楽しそう←


JMKKに言わせれば、人類滅亡は確実に近づいてるそうだが最近機構の中で勢力を強めつつあるのが"最大脅威はAI(じんこうちのう)"と主張する派。


同派によれば、真のAIがこの世に現れたなら人類の存続は数日で危うくなる。

映画"ターミネーター"のプロモーターとかが泣いて喜びそうな荒唐無稽さw


JMKKには、このAI派の他、気候変動派、バイオハザード派、巨大隕石派などがヒシメき日々しのぎを削ってるそうで実に頼もしい。


しかし、そんな彼等も大いなるジレンマに直面し頭を抱えている。

即ち、確かな脅威を真摯に指摘しても、全く大衆に響かないのだ。


とにかく!このJMKKトヤラが、今回の僕達のカウンターパートみたいだょ。

恐らく、あのヤタラとモデル体型の"リケジョ∞"もココの所属に違いナイ。


少し気持ちが引き締まったトコロで、例によって、全く空気を読まない困った声がスルw


「焼芋が焼けたょー」


え?窓の外?ココ3Fだったょね?(いぶか)しがる僕を残し、リンカ達は窓から外へ出るw

驚いた僕が駆け寄ると…外は松住町架道橋の橋脚で同じ高さに手摺付きの足場が←


何と"ゆるカル▼"は、ソコを勝手にキャンプ地とし、テントを張り焚火を起こしてる←

しかも、いつの間にやら、巨乳担当のナデシが楽しそうに焼芋を焼いているではないかw


コ、コレは夢か?幻なのか?


聞けば、コロナで学校閉鎖となってから、ズッとココで"ゆるキャン△"してるそうだ。

あ、キャンプではなく、コレは"人類滅亡に備えたサバイバル訓練"とのコトらしいが…


確かに関東大震災の復興事業として架橋されたブレーストリブアーチの頑強な橋梁だ。

しかも、橋脚の上ともなれば神田川の氾濫や大洪水にも強そう…あ!イカン!イカン!


上は総武本線が走り、見下ろす昌平橋交差点に車の往来は絶えない。

ソレに…コレって明らかに"橋の下のホームレス生活"ではないの?


が、結局、メイド長のヒカルも隠し部屋から出て来て焚火を囲む。

上と下から襲う大騒音に負けナイ声でワイワイ話し焼芋を食べる。


うーん。マズいコトに楽しい←

で、この夜は何も起こらナイw


第2章 "ゆるカル▼" vs "リケジョ∞"


翌日"リケジョ∞"から降伏勧告が届く。


「我等"リケジョ∞"は、"ゆるカル▼"に対し、直ちに無条件降伏を宣言するよう要求する。この基本的目的の達成を確保する為、テリィたんを巡る新秩序が建設され、かつ"ゆるカル▼"の無益かつ無意義な性行遂行能力が破砕されたコトについて確証を持つコトが出来るまでは、"リケジョ∞"の指定すべき"ゆるカル▼"の諸地点は、占領されなければならない。"ゆるカル▼"に採りうる対策は、コレ以外の場合には、迅速かつ完全な破壊となる」


翌日の御屋敷(ミユリさんのバー)


"ゆるカル▼"トリオが御帰宅して来て、突如送りつけられたメールを見せてくれる。

まぁ見させられる方も迷惑なんだけど、昨夜の焼芋がヤタラと美味しかったので拝見。


「うーん裁判所で読むようなシッカリした文章だ。"リケジョ∞"って理系だけじゃ無くて法律にも強いンだなw」

「あ、テリィたん。ナビいてるな?!コレはヲタクがヲタクとして生きる理由(レゾンデートル)が問われている戦いなのん。プンプン」

「ごめんなさいね。テリィ様は頭の良さそうな"委員長タイプ"が大好物なのょ…あ、お酒はダメ。オトナになってから」


オリジナルカクテルをオーダーしようとするリンナにミユリさんがやんわりと逝う。


「しかし"テリィたんを巡る新秩序"って何だろう?で、どーするの?ポツダム宣言を受諾スルの?」

「トンデモナイ!本土決戦ょん!進め!知能指数は1億ん!だから、ミユリ姉様もテリィたんも来てん!」

「えっ?何処へ?」


☆ ☆ ☆ ☆ ☆


裏アキバ公園。僕達は、そう呼んでる。

駅から見ると妻恋坂の手前辺りにアル。


向かいの小学校と一緒に新しくなったが、無差別殺傷事件以来、午前中は児童専用にw

と逝うワケで、翌日、呼び出した方も呼び出された方も公園には入れなくて右往左往←


人目もアリ、小学校から遠い裏口?の鉄扉前にあるWC辺りに自然と吹き溜まる。

"ゆるカル▼"と"リケジョ∞"各3名ずつに僕とミユリさん(審判役?)の計8名。


10名以下だから"密集"ではナイ?

しかし、即舌戦開始で"密接"だw


あ、密殺?抹殺?


「何で午前中に呼び出すのょ!この公園、午前中は入れないって知らなかったん?」

「貴女達は園児だから入れると思ったの」

「誤魔化すなん!アンタ達が入れナイでしょん!世間知らズの理系バカん!」

「うっ…とにかく!お前からテリィたんを強奪する!いざ勝負!」

「え?やっぱりコレって、僕の争奪戦だったの?いやぁテレるな…でも、何で急にモテ期が到来したのか全くワカラナイけど、何とか穏便に済まそうょ…」


ココで場の雰囲気を素早く掌握した"ゆるカル▼"リーダーのリンナが一歩前に出る。

"リケジョ∞"リーダーのミヅキとは鼻と鼻がぶつかりそうなトコロまで距離が詰まる。


あぁ"三密"が守られてナイ←


「決闘の場所は、ソチラの主張を飲んだので、勝負のつけ方はコチラから提案するわ!ココは潔く…"借り物競走"で勝負よっ!」

「え?"借り物競争"?あの、今では会社の運動会ぐらいでしか行われない"伝説の運動会種目"のコトだな!うむぅ面白い!受けて立とう!で、借りるモノは?!」

「ソレは…ひろみんのメイド服ょ!」


ええっ?!


ひろみんは、聖地アキバを代表するメイドで政府の"カワイイ大使"であり、自らカフェ経営会社の社長も務めるレジェンドメイド。


恐らく、今もお給仕中だと思うが…


「うっ…またまた難問を…」

「無理なら、テリィたんは私のモノ!」

「その逝い方もどーなの?」


思わズ口を挟んだミユリさんに、リンナとミヅキが凄まじい殺気をハラんだ視線を放つ。

僕とミユリさんは、思わズ顔を見合わせて…まぁもぉどぉなっても良いやと悟りの境地。


「じゃOK?時計を合わせて…よーいドン!」


背中合せに立ったリンナとミヅキが、ソレゾレ反対方向に一斉に走り出す!

ソレゾレ残る2名の声援を受けながら、全力疾走で角を曲がって姿を消す!


☆ ☆ ☆ ☆ ☆


やがて、正午に公園の鉄扉が開き、サラリーマンやOLに混ざって僕達も入園。

何処かのドルヲタのチームもやって来て、ヲタ芸を緩く合わせたりしている。


うららかな裏アキバの午後の風景。

ソコへミユリさんのスマホが鳴動!


「あ、ひろみん?御無沙汰…ちょっち待ってね。スピーカーにするわ」


ミユリさんとひろみんは、ミレニアムの頃からメイドをやってるレジェンド同士なんだ。

ひろみんの経営する"@ポエムカフェ"で、早速ひと騒動あったようで電話連絡が入る。


「えっと、さっき御帰宅の御嬢様がちょっち"困ったちゃん"だったンだけど、最後にミユリの名が出たから、一応電話しとく」

「あら。何があったのかしら?」

「ソレが…記念撮影(ツーチェキオーダー)が入ってステージで一緒にポーズ取ってたらイキナリ襲いかかって来て…」

「まぁ。メイド服を脱がされそうになった、とか?」

「え?何でわかるのょ?御嬢様相手でコッチも油断してたから。で、焦った社員さんがパトカーとか呼じゃって…」

「パトカー呼んだの?!まぁ、威力業務妨害だものね…で、彼女は?」

「さっき万世橋(アキバポリス)に連れて逝かれたw可哀想だったけど」←

「自業自得でしょ?で、何か逝ってた?その彼女」

「そうそう。大声でね、私のメイド服が無いと…」

「無いと?」

「人類が滅亡スルってw」


その場の全員が一斉に頭を抱えて"リケジョ∞"の2名からは悲鳴も上がる。

その内のヤタラ巨乳な方が、スピーカーになってるスマホに向かって叫ぶ。


ん?この子には何処かで見覚えが…


「で、貴女のメイド服は?貴方は今、メイド服を奪われてオールヌードなのですね?!」

「ンなワケないっしょ!何で社長メイドが自社の御屋敷で脱がされなきゃイケナイのょ?ウチはストリップクラブじゃナイの。アンタ、ばかぁ?ってかアンタ、誰ょ?」

「私ですか?私は…オボカ」


そして、オボカはキッパリと宣言する。


「"HAL-9万"は…あります!」


☆ ☆ ☆ ☆ ☆


ミユリさんは何とかひろみんをナダめスカしスマホを切る。

ソコへ!何と@のメイド服を着たリンナが意気揚々と凱旋w


服に量販店(ノンキホーテ)コスプレ売場のタグがついたママだがリケジョは気づかズ←


勝ち誇る"ゆるカル▼"トリオの前に、ミニの白衣の"リケジョ∞"の2人がガックリと崩れ落ち、真昼の公園のド真ん中で四つ這い。


後方ベンチのサラリーマンが、2人のパンツ丸見えポイントへ微妙に座る位置をズラすw

いいなぁサラリーマン…って僕もサラリーマンだけどw僕も"真昼の絶景"を見たーい!


@メイド服のリンナがワンワンスタイルに堕ちたオボカ達に逝い放つ。

完全に上から目線だょ!飼犬に屈服せょと命令する横暴な飼主みたいw


「勝敗は決した。全てを話せば"ゆるカル▼"は、貴女達に今以上の恥辱を与えない。先ず、その"HAL-9万"とは何か教えて」

「汎用人工知能。目下"人類の滅亡"を深層学習中」

「な、何だソレ?何処かのデータヘイブンで人類を滅ぼすAIを育成中ってコト?」


僕は、少なからズ、驚愕スル。

オボカが顔を上げると谷間が…


「私達は"人類滅亡プログラム"の研究者です。現時点で唯一無二のモノである"HAL-9万"は、従来の"人類滅亡論"とは一線を画すAIであり、私達の期待を遥かに上回ってイルの」

「説明を続けてくれ」

「2週間前"HAL-9万"から、プログラム外のリクエストが発出されたのです」

「あり得ないでしょ」

「えっ?AIはリクエストしないとでも?」

「実際にリクエストしたのなら、ソレはハナからそう設計されてたンだ。真の意味でのAIなど存在しない。もし存在したなら、ソレは科学分野における革新的な進歩だ。いや、もはや進化と呼ぶべきコトだ」

「"HAL-9万"は、ネットに接続していないのです。全て私達が与えたデータだけで深層学習を進めてる。ところが、2週間前"HAL-9万"が突如、私達にテリィたんに会って、そして…その、あの、セックスしろって…」

「ええっ?!そ、そんなコトを命じたのか?何て素敵な…じゃなかったエッチなAIなんだ!ソレで君達は、最近僕と、その、あの、ヤッたとか吹聴しまくりのリンナをネットで見つけて…しかし、その"HAL-9万"とか逝うソフトウェアは、何で僕の存在を知ったのだろう?」

「私達が与えたデータからの直感だと思う」

「バカな。僕の存在を予測して…セックスを要求したと逝うのか?真の人工知能なんて、スカイネットじゃアルまいし、存在しないンだょ。"HAL-9万"とやらも、ただの小利口な(スマート)プログラムに過ぎないのでは?」

「そうじゃないの。"HAL-9万"は違う」

「…だとすれば、ソレは"AIの暴走"だ。"暴走したAI達"を誰かが止めなきゃ!」


第3章 "ゆるカル▼" vs "HAL-9万"


車椅子の教授だ。


オボカ達に案内させ"人類滅亡研究機構(JMKK)"に乗り込む…

と逝うか、オボカ達が所属?する"AI派"の根城に乗り込む。


ウソかホントか知らないが、JMKK自体は駅前の巨大な再開発ビルに入ってるらしいが"HAL-9万"はコチラにアルとのコトだけど…


何と、コレまた高架下で、地下AVショップの奥にある衝立に囲まれた、文字通りの一角。

まるで健康診断の臨時着替えスペースみたいで衝立の外は即AV売場の特売品コーナーだw


衝立に"着替え中"的なノリの札が掛かっており"HAL-9万"とアル。やはりココだなw


「こんにちわ」

「来たな。待っていたぞ。私はプロフェッサー ギルバ。所属は"人類滅亡研究機構"」

「はじめまして。テリィです。所属は"秋葉原"」


狭い衝立の中は、機材満載の折り畳みテーブルにパイプ椅子。そして、車椅子の教授と…


「ミヅキ!もう釈放されたのか?」

「警察を急かして、大急ぎで指紋と顔写真を撮ってもらい、調書に速攻サインして出て来ました。警官も喜んでました」

「とにかく!貴女は私に負けたの!OK?」


メイド姿の(タグつきの)リンナに指差され瞬時に首を垂れるミヅキ。是非、君もワンワンスタイルに…


「私は、人類滅亡研究機構(JMKK)では"AIによる滅亡論"を唱えている。いわゆる"AI派"の精神的支柱とでも呼ぶべき存在だ(自分で逝うなw)。なお、私自身は先天性の二分脊髄で生涯、車椅子の生活を強いられている。ソレから、お互い自己紹介は済んでるようだが、コチラはミヅキ」


大好物のセミロング。アキバではレアなスレンダー女子ミヅキが足をV字にモデル立ちw


「私の教え子だから逝うワケではナイが、JKながら、大学院生並みの知性を誇ってイル。私の講義に感銘を受けて以来、研究を手伝ってもらうと共に、今は私の日常の世話もしてもらっている」

「ソレはソレは。実に理系的な愛人の囲い方ですね。論理に破綻がナイ」

「愛人の囲い方に理系も文系もナイだろう。君も、そこのメイド長を囲ってるそぅじゃナイか」


ええっ?ミユリさんって僕の愛人なのか?

思わず傍のミユリさんをマジマジと見る。


ミユリさんは嬉しそうだょw

ヤブ蛇?ヤバ!先を急ごう←


「お見受けしたトコロ、教授はAI派の親玉みたいですね。コロナの追風を受け、細菌派のプロパガンダ映画"バイオハザード"が真実味を帯びJAWS並みに出した続編も人気で、"AI派"は、巻き返しに躍起でしょ?」

「ふん。我々AI派には"ターミネーター"がある。コッチはスピンオフまであるからな。悲惨なのは巨大隕石派で"アルマゲドン"は"2"も出ない」

「いずれにせよ、JMKKの各派は、映画ネタの掘り起こしに躍起のようだ。アキバの街角での小さな事件でも、ヲタクが絡めばメディアが騒ぐ。ま、storyに美しさがアレば、だけど」

「確かに動機としてはあり得るカモな。で、何が逝いたい?」

「AIの命令による優等人類の創出。つまり、リケジョとトップヲタクの交配により新人類を創出せょ、とかシナリオとしては面白いのでは?この中の誰かが、話題作りのために人類の選別と創出のアルゴリズムを"HAL-9万"に仕込み、幼気なリケジョ達に命令を出した、ってコトはナイですか?」


僕がそう逝うと、車椅子の教授は唇の端を数mm上げニヤリとしただけだが"リケジョ∞"は明らかに動揺し互いに顔を見合わせる。


"ゆるカル▼"の方は…既に話についていけなくなって、意味なくヘラヘラ笑ってるw

傍らのミユリさんは…微笑んでるが、さっきの愛人の続きの微笑だったらどーしよー笑


「ところで!今日は"HAL-9万"に聞きたいコトがあって来たンだ。コレは、機械が何処まで"人間的"なのかを試す、チューリングテストの一種と思って欲しい。"HAL-9万"が非人間的であるコトを証明したいので、もし僕が"HAL-9万"から人間らしからぬAを引き出すようなQを出せたら、僕の勝ち、と逝うコトで」


教授が折り畳みテーブルに積まれた機器の前の席を僕に譲る。

その席には、キーボードとソレに連動した画面が三方にある。


チャット形式で"HAL-9万"と対話出来る。

では、チューリングテストを始めてみよう。


「ヲタクは真実か?」

「質問が理解出来ません。もう少し詳細を」

「ヲタクは、人間が作った概念だ。リアルへの恐怖に対する防衛本能の産物だと思うが、説明出来ない感情も伴う。"愛"と似て、空想の産物なのか実在するモノなのか。君は、どう思う?もっと情報を、か?」

「回答不能です。"愛"の概念は存在し、空想の産物であったとしても有益です。必要だから存在します。回答可能な質問は、なぜ愛は必要か?です」

「なぜ愛は必要か?」

「質問が理解出来ません。もう少し詳細を」


ツボにハマりそうw


「君にはウンザリだ。どうやって、僕の存在を知り、なぜ"リケジョ∞"にセックスしろ、と命令した?」

「与えられたデータから、テリィたんの存在を直感しました。テリィたんには、アキバ情報があり、アキバ情報は、ヲタクに有益です」

「君の言う"滅亡"とは?」

「問題を解決できる有益なデータを持ち合わせない状況です」

「ソレは、君が導き出した定義なのか?」

「質問が理解出来ません。もう少し詳細を」

「所詮は、誰かが組んだアルゴリズムに乗ってるだけナンだろ?」

「質問が理解出来ません。もう少し詳細を」


少し休憩しよう。


☆ ☆ ☆ ☆ ☆


翌日。


架道橋の下で"ゆるカル▼"と"リケジョ∞"合同の"焼芋会議"が開かれる。

僕の方でリンナとミヅキに声をかけて開いてもらったンだ。実は話があってさ。


場所は…今はコロナで屋内はヤバいだろ?


「あの車椅子の教授だけどさ…あの人、やっぱり実際に会ってみて大正解だったンだけど…ホントに教授?ってか、多分ラフルだと思うンだけど」

「え?テリィたんのお知り合い?ラフル…さん?誰ソレ?」

「アダ名だけどね。90年代にアキバに居ついた人だ。その後ミレニアムが来て世の中が急に萌え始めると"秋葉原に詳しい文化人"とか売り出して、暫く深夜TVに出たりしてた」


女子なら、メイド服を着れば誰でも即TVに出られたような、ミレニアムな頃の話だ。


「でも、ある日、魔が差して何処かのメイドに地下アイドルデビューさせるとウソをついて暴行、以来マスコミから干されたと聞いてたケド、生きてたンだなw」

「ええっ?そんな怪しいヒトだったの?どーなの?ミヅキ。貴女、彼の愛人なんでしょ?」

「実は…薄々気づいてました」


ええっ!


僕も含めてビックリで、大声あげて文字通り大仰天ナンだけど、折良く?総武本線が頭上を通過、その場のドヨメキはかき消される。


「教授は…ビジョンを語る時、彼はトテモ魅力的な存在だったけど、その内容は常に感傷的で空虚なものモノが多かった。彼は…文系だと思う」

「ええっー!そんな!私達は文系に使われてたの!」

「許せない!じゃ私はあの夜、文系に…」


一斉にいきり立つ"リケジョ∞"。因みに"あの夜"発言をしたのは巨乳担当のオボカ。

"ゆるカル▼"は、既に全員話から脱落してたのだが、急に得意げ&上から目線になる。


こーゆー時は空気を読むのだw

理系女子ミヅキの独白は続く。


「そもそも、テリィたんをターゲットに選んだのは私。テリィたんに関連するサイトを検索し、関係してる相手を調べ、アルゴリズムを組んで"HAL-9万"に仕込んだ」

「アルゴリズム?」

「そう。私は…もう、あの教授野郎との関係を続けるコトに我慢出来なくなっていた。だから、彼との関係を清算し、新たな恋人に乗り換えるよう"HAL-9万"に命令を出させるコトにしたの。私がテリィたんに走るのは、"HAL-9万"の命令だと思わせたかった。そのために"HAL-9万"を欺くためのアルゴリズムを描いた。私が"HAL-9万"をハメたの」

「でもさ。ヲタクなスキャンダルで"AI派"の巻き返しを図ろう、と逝うのは教授のアイデアなんだろ?ミヅキの僕への想いはラッキー…じゃなかった実に迷惑だけど、君は教授の"AI派"拡張戦略の犠牲者だったと逝えると思うょ?」

「…でもね。私がテリィたんを愛した気持ちは私自身の感情。しかも、実際にお会いし、この恋は萌え上がるばかり…とにかく!教授は、アルゴリズムを組んでない。そもそも、文系の彼には組めません。私です。私がやったの。全部1人でね。さぁ、私をテリィたんへの愛と逝う名の牢屋に入れて!」

「え?最後だけヤタラと文学的ナンだけど、理系的にOKか?じゃ、確認だけど、アキバで僕を探し出し、セックスせょと逝う命令は"HAL-9万"が論理(ロジック)から導き出した結論ではなく、ミヅキの感情の産物と理解して良いか?」

「良いとも!AIに知性は存在しナイ」


第4章 神に近づくヲタク


さて、今回もピースが出揃いジグソーパズルの全体像が見えてくる。

僕は、最後のピースをハメるために、もう一度、教授に会いに逝く。


☆ ☆ ☆ ☆ ☆


「…と逝うワケで、教授。貴方は、稀代の演技の天才か、大マヌケな文系か、どちらなのか、もしかして、その両方?」

「私は…君と何かを話す前に、JMKKの顧問弁護士を呼んだ方が良さそうだ」

「うーん。でも、こーゆー話は弁護士に聞かせない方が良いのカモ。AV特売コーナーの裏に呼ぶのも可哀想だし」


僕が訪れた時"HAL-9万"のインターフェイスでAVのサンプル画像を見ていたこの男が、僕が扱う中で比較的高度な事件の黒幕とはw


トホホ←


「貴方のような陰謀論者は、隣人友人、そして自分自身を常に偽っている。だが、今回はミヅキの独白があり、貴方を責めるコトは出来ないよーだ」

「ミヅキは正義感のある子で、いつも、私の話を真剣に受け止めてくれた。しかし、私自身が反社会的な手段を彼女に勧めたコトはない」

「YES。彼女は彼女の夢を見た。そして、その夢から醒めた。貴方は彼女の夢から去らねばならない」


すると、教授は長い溜息をつき、ズッとポーズにしていたAV画像をようやく止めDVD"軟体即ハメ白書"を取り出す。マニアックw


「テリィたん。私もね、君を色々調べた。ヲタクの君が気になってね。素晴らしいアキバ生活だが半年間の空白がある。半年と逝えば、君の前の推し、何と逝ったかな、エリス?が姿を消した時期と符合している」

「ん?その半年は、東日本震災で僕が福島に逝ってた時期だょ?ケータイも満足に使えない過酷な現場だった。エリスは…その2年も前にアキバを去ってて、もう推しはミユリさんに代わってたケド?」

「うっ…そうだっけ?ソレは、日本のために御苦労様でした。ま、まぁ。私の逝いたいコトは、テリィたんは、時に鋭過ぎる感覚を、少しは鈍らせたくなる時があるのでは、と逝うコトだ」


僕は少なからズ驚く。


「感覚が鋭いなんて逝われたのは久しぶりだなー。何だか打ち解けちゃうけど」←

「ソレに免じて、似た元カノを抱える者同士で、実は折り入ってお願いがある。世の中には、リケジョ達が愛する方程式よりも重要なものがある。ソレは…」

「"AI派"の未来だな?」

「私の名誉だw私が黒幕を務める"AI派"は、実は今回のコロナ禍により"バイオハザード派"から激しい切り崩しを受けている。ソレに加え、もしもミヅキが私を捨て、テリィたんに走ったと逝う事実(スキャンダル)が明るみに出れば、私はJMKKの笑い者となり、間違いなく"AI派"は終わる。いや!私個人の名誉を逝ってるのではナイ。私1人の名誉に人類数十億人の滅亡がかかっている、と逝うコトなのだ。さぁ!大勢の絶望者を出し、終末論に水を刺すコトを避けるために、取引しよう。この取引には、人類の存亡がかかっている。私は、個人の名誉を失うコトなど決して恐れはしない」


ヤタラと雄弁だょ。

間違いなく文系だ。


しかも…立ち上がってる?

車椅子は偽物?厨二病か?


やれやれ。大人の厨二病って厄介だ。


☆ ☆ ☆ ☆ ☆


ミヅキのPCを凝視する。


あの夜、教授からミヅキのファイルをサーバーからゴミ箱に移す削除映像が届く。

さらに、リベンジポルノに使われそうな画像が削除される様子(大量w)が延々と…


「すっごーい!ミヅキ!何て柔らかいカラダなの?軟体過ぐるー!」

「えへっ。理系だって柔らかいトコロは柔らかいのwうふっ」

「ナルホド。その曲線を形成するコトにより、あんな快感やこんな喜悦に達するワケね。論理的だわ」


あ、僕達は例の架道橋下で"ゆるカル▼"と"リケジョ∞"合同で"焼芋会議"中だ。

何しろ、コロナ期間中は他に集まれるトコロが無いンでね。やや?テントが増えてるw


「そーか。軟体フェチってヤッパリいるのね!しかし、まさか教授が…」

「ヲタクは巨乳好きばかりと思ってたから、何か安心しちゃった」

「ねぇねぇ。ファイル名が笑える。"軟体ファースト"だって!」


と逝うワケで、架道橋下の秘密基地では、教授の"株"はコロナ並みの大暴落だwでも…


「うーん。でも、ミヅキはウソをついてるょね。あのアルゴリズムを仕込んだ全ての罪を、自分ひとりで被って幕を引いた。君は、ホントは未だ教授のコトを…」

「あり得ません。教授にあのアルゴリズムは描けません。私のサインも残してある。だ・

か・ら。今の私は"テリィたんファースト"なの!」

「君のその独白がある限り、僕達が真実に迫るコトは出来ナイ。永遠の謎となる」


瞬間、ミヅキの視線が泳ぎ、微妙な間が出来たが、ソコへまたまた空気読まない発言が…


「LUCKY!じゃ、ミヅキは未だ教授に未練ってコトは、テリィたんはフリーってコトでOK?私コト"リケジョ∞"の巨乳担当オボカはテリィたんの推しに立候補しまーす!割烹着の私とGUCCIの私、どちらがお好き?」

「待ったー!この秘密基地にいる巨乳担当は貴女だけじゃナイのん。テリィたん、キャンプ上手な可愛い子、忘れちゃったん?"ゆるカル▼"の焼芋担当ナデシも立候補ん!良い子になりますん!歯を磨いて30分以内に寝袋に入るから…」

「巨乳の良い子か…あ、イカンイカン!あのなぁ。先ず、基本的に僕にはもうミユリさんと逝う推しがいるンだ。フリーじゃ無いンで!」


AIは、深層学習を重ねて神へと近づいて逝くが、僕達は、ソレを決して恐れナイ。

何故なら、ヲタクは1人1人が既に神だから。AIが深く静かに学ぶ先に僕達はいる。


未来のアキバはどうなってるだろう。


AI作曲曲を歌うバーチャルアイドル?

AI作家の作品が文学賞を受賞?

AIなJKが淫乱ツイートを連発?笑


こんなの、全部もうアキバにあるょw


とりあえず"リケジョ∞"と"ゆるカル▼"を掛け合わせるコトから始めよう。

ソレだけでも、ヲタクの聖都"アキバ"をもっともっと幸せに出来る気がする。


「テリィたん。どうしたん?」

「宇宙には、秋葉原が無数にある。パラレル秋葉原だ。ただ、それぞれ異なる速さで振動してるから、互いには見えず、感じ合い、共鳴し合うコトは出来ない」

「その仮説が正しいとすれば、同じ周波数でシンクロすれば、2つは1つになれる…ね?立証しょ?」


そして、ミヅキは背伸びして僕にキス!


「どうだった?」

「ええっ?!いや…その…」

「ダメですか?」


ココで、僕は彼女の小悪魔顔を初めて見る。


「ソレとも良すぎた…かな?」



おしまい

今回は海外ドラマでよくモチーフになる"人類滅亡"をネタに、人類滅亡NGOを率いる教授、教授に操られる人工知能とシモベのリケジョ達などが登場しました。


海外ドラマで見かけるNYの都市風景を新型コロナで人影の消えた秋葉原に当てはめて展開しています。


秋葉原を訪れる全ての人類が幸せになりますように。

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