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死神勇者の鎮魂曲  作者: パンピー
始まりの軌跡
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覚醒&契約

突然衝撃なことを言われ戸惑いが隠せずおもわず立ち上がってしまった


「そりゃ確かに俺以外にも転生者がいるって話は聞いてるよ、確かにいるとは思うがなんでわかるんだ?どうやって見極めた?魔眼にも表示されなかったぞ?」


「「まぁ落ち着け、今説明する」」


「話してくれ」


「「転生者は要するに1つの体に2つの人格が入っているってことだ、そして俺のように表に出ずに裏にいる人格はその気配かわかるってだけだ、あと俺の知り合いってのは俺が神へ反逆して軍を率いて天界で戦争したことは知ってるよな?その時の俺の部下の転生者って意味だ、おそらくあの気配は 将軍堕天使べリアルだ」」


「なるほどな、じゃあ覚醒してるのか?」


「「それはなんとも答えがたいな、簡単に言うと目覚めているがおそらく二人の間には契約がない、つまりべリアルの力を得ていないが腐っても転生者元々のステータスのスペックが違うって訳だよ」」


「なるほどな、だからあいつ闘級が高かったわけか」


実は王の間でのやり取りのときテンガはちゃんとその場にいる者の闘級をチェックしてた将軍でも4800ハルキは勇者なだけに17600と闘級の大きな差があるがあの女は死にかけの状態で闘級57000とハルキの3倍近い強さを誇っていたそして回復魔法をかけると闘級は75000まであがった普通の人間ではないと思ってはいたのだがルシファーからの一言で一気に正解までたどり着いてしまった


「「おい!兄弟あいつの中のべリアルと話がしたい」」


「は?話できるのか?どーやって?」


「「あの女に口づけしろキスだキス」」


「はぁぁぁぁ?!!!ふざけろよ会ったばっかの女にキスなんかできるかぁ!!」


「「ああ?たかがキスだろうがブチュっといけよ何ビビってんだ、これだから童貞は笑」」


テンガは童貞だった……


「うるせぇ!!童貞は関係ねぇだろうが!!だいたいお前が話したいためになんで俺がそこまでしなきゃなんねぇんだよ」


「「いやいや、お前あの女仲間にするつもりなんだろ?お前とよく似た生い立ちだからほっとけなくて助けたんだろ?だいたい仲間にするんだったら弱いやつは足手まといになるだけだそれに強い仲間は邪魔にはならねぇましてや俺の部下だ信用はできるぞ」」


「あの女とべリアルに契約を結ばせるのか」


「「あぁだがあれも堕天使一応は悪魔だ、俺らみたいな特殊ケースと違ってまともな契約を結ぶとは思えねぇしそれにあの女一人じゃマシな契約は結べないあの精神状態じゃ体を持ってかれておしまいだ、ほっといてもいいがいつ人格を失うかわからないある意味あの女を救ってことでもあるんだよ」」


「まぁ強い奴を仲間にするってのは賛成だな…んでどーすりゃいいんだ?」


「「神からもらったあの宝玉があるだろ?あれを飲ませてからキスしろそしたら女の精神世界へ行ける」」


「やっぱしなきゃダメなのか……」


「「まぁ頑張ってくれよ兄弟笑」」


「一応やってみるさ」


ぼりぼりと頭をかきながら大きなため息をついてると風呂から上がってきた女が出てきた体の汚れを落とし綺麗になったその顔はとても整っていて美しく燻んだような色をしていた髪も本来の色の深紅を取り戻しさらさらのセミロングがよく似合っていた恥ずかしそうにバスタオル一枚の姿でDカップはあるであろう胸を押さえてた


「すいません、お先にお風呂入らせてもらってありがとうございます」


「ん?おっおお……まぁ服着ろよ」


「そっそうですね」


もとのボロボロの甲冑姿に着替えた女はやはり座ろうとせずに立ったままだった


「まぁ座れよ、立ってなくていいんだぞ?きを楽にしろ」


「それではお言葉に甘えさせていただきます。あと助けていただきありがとうございます」


礼儀正しく深く礼をした


「気にするこたぁねぇよ、俺が勝手にやったことだ、それよりレイラお前何があった?どうみたってお前は戦うのが好きそうには見えないなぜ王国に仕えている?」


「え?あっそれはですねその、私は小さい頃もともと町のはずれにある小さな村で生活してたんですが、ある日盗賊に村のみんな皆殺しにしされました、両親は私を守るため目の前で首をはねられました……捕まった私は奴隷商に売られ別の町の貴族に買われました。奴隷は人権などありません、その人の所有物になり勝手なことをすることは許されませんし逃げ出すことは重罪です それでもその生活が嫌で逃げ出した私をたまたま外交からの帰りのシャルド様に見つけられ拾われました、もともと闘級が高かったからそういう意図で利用するために拾われたとのわかっていましたが居場所ができたのが嬉しく感謝していました」


「それでなんでお前は死にかけたんだ?」


「シャルド様から堕鬼族を捕らえて来るように命令がくだったのです、私が強いといっても相手は堕鬼族歯が立ちませんでしたなんとか殺されずに帰ってきたのですが………」


「それで捨てられたと……」


「はい……だから私にはもう居場所が……」


今にも泣き出そうに目に涙を浮かべ弱々しく笑っているレイラの気持ちが痛いほどわかってしまった


「なんで笑ってんだお前 辛いんだろ?悔しかったんだろ?泣けよ!」


「いえ、そんなの他の人の迷惑になりますし迷惑をかけるわけには……」


「あっそ……ときにレイラお前料理とか掃除とか得意か?」


「え?はい一応もともとメイド奴隷として生活してたので人よりはできます」


「あのなぁ俺世界を平和にするために旅をせにゃならんのだがな、俺は料理ができないんだでも旅をするのに飯がつくれないんじゃ話にならない……そこでだ、レイラ俺と契約をしろ お前は俺の旅のお供をしろあとメイドとして俺の食事や身の回りのことを任せたいとおもうちゃんと給金だってだすぞたんまりと その代わりといってはなんだがお前には働いた分の給金と居場所をくれてやる」


「…………私なんか……」


「………居場所がほしんだろ?俺と同じ痛みをや苦しみを知っているお前だから頼んでんだよ」


「テンガ様も?」


「……俺は生まれてすぐ両親が事故でしんだ、物心つくころには俺にはなんにもなかった、肉親に裏切られ居場所もなかった………まぁ俺のことはいいんだよ っで、どーすんだ?」


「あの…その…」


「俺はお前を裏切らねぇこれだけは覚えとけ」


途端に大号泣しだしたレイラにどうしていいものかおろおろしだしたテンガはとりあえずタバコに火をつけた


「んで?どーすんだ?」


「あの…よろしくお願いします!!テンガ様」


「契約成立だ!!これからお前は俺のメイドだしっかりと家事をしてくれよ、お前の体はもちろん髪の毛一本までおれのもんだ!」


「え?体もですか?」


そういいほほを赤らめている


「……私初めてなのでよくわからなんです……ごめんなさい………」


「いやいやいやいやいやいや、別に性奴隷にするわけじゃねぇんだから、あとテンガ様ってのやめろなんか気持ち悪い」


「私はてっきり……それじゃぁテンガさんでよろしいですか?」


「ああそうしてくれ、それからもうひとつ大事な話がある、お前のその強さの秘密だ」


テンガは自分が転生者であるということとレイラにも転生者であるということもうひとつの人格との契約などあらかた説明した

キスをしなければならないことも……


「まぁそうゆうわけだ、お前は強くなりたいか?仮に弱いままでも俺が守ってやる」


「………テンガさんのお役に立てるように私強くなりたいです」


「そっそうか、じゃあこれを食べてくれ」


そういい空間魔法のジッパーを発動したすると空間に巨大なジッパーが現れた簡単にいうと無限に入るアイテムボックスみたいなものだその中から神にもらった宝玉をひとつとりだしレイラに食わせた


「じゃっじゃあ…キスするぞ?」


「私はいつでも構いませんよ…それになんか意識が保てなくなっていますし……」


テンガはキスするまでに13分をようした


早くやれよ童貞が……


キスした途端にテンガも意識がぶっ飛び気づけばみおぼえのある真っ白の空間にいたそこにはレイラと王座に座った妖淫な雰囲気の女が座っていたその背にある双翼はルシファーと同じく漆黒だった


「よう兄弟また会ったな」


「なんで俺までここにいるんだよ?」


「そりゃ俺ら一心同体だしよ笑」


「なんだそりゃ……」


「あのぉテンガさんここが精神世界ですか?なんだか不思議な気分です」


「俺も来るのは二度めだしなまだ慣れねぇわ…おいルシファー話してこいよ」


「ん?おお、おいべリアル!!!起きてんだろ?狸寝入りきめこんでねぇでさっさと返事しろ俺だルシファーだ」


ゆっくりと目を開けた女は驚いたようにルシファーに飛び付いた


「ルシファー様!!!本当にルシファー様ですか?」


「間違いなく俺だ、800年ぶりだなべリアルお前は変わらずやかましい」


「さしぶりにあったってのに行きなり文句ですかぁ?」


二人はさしぶりにあった友人のように話していたそこからは主と部下の関係は見てとれなかった

二人が話はじめて5分たった頃レイラが呼ばれた何となくテンガもついていった


「はじめましてレイラあなたとこうして話すのは始めてね、ことの経緯はルシファー様から聞いたわ、このべリアルの力貸してあげる悪魔でルシファー様の命令だからねそこ勘違いしないでね、ルシファー様と同様私を満足させられなかったら体は私がもらうそれで構わないわよね?」


「え?あのありがとうございます私も一生懸命期待に応えられるようにがんばります」


「俺のときと違って随分すんなり行ったな」


「話はついたもうここを出るぞじゃあなべリアルまた会おう」


「はい!ルシファー様このべリアルいつでもルシファーの側に」


再び意識が戻ると町の宿屋の部屋で二人して横たわってた


「あーー頭いてぇ」


「あの、テンガさん私も強くなったんですか?」


「あぁ闘級396万8千だってよ、すげぇな」


「え?あたしそんなに強くなったんですか?なんか不思議です」


「それが覚醒者の力だお前は特別なんだよ、それより神器をやるよ武器だ使え」


テンガはジッパーから黒いブレスレット型のアーティファクトを2つの投げ渡した


「アダムとイヴだ使い方は明日教えてやる、なんか得意なことはあるか?」


「私生まれつき視力を調整できるんですよだからどんな攻撃もスローにみえるんですよだから堕鬼族からも生き残れたって訳です」


「だったら狙撃主とかにするか、ガンナーだな全距離オールマイティーの」


「え?なんですか?」


「なんでもねぇよ、それより服を買いに行こうそんな甲冑姿のメイドがいるかよ俺もジャージのままでいるわけにはいかねぇしなついてこいレイラ」


「はーい!!」





レイラちゃん覚醒しました

化け物二匹目登場ですよ




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