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島流し  作者: アサシン
1/1

プロローグ

2475年の日本は犯罪者で埋めつくされていた


この犯罪増加の原因は不景気だ


2470年アメリカを突然の不景気が襲い全世界を巻き込んだ


もちろん日本にも不景気が襲った


この5年で日本は不景気によるリストラ者が急激に増えた


それに伴って犯罪者の数も急激に増えた。犯罪を犯した者を処理出来ない程に……


人口の1/3は 犯罪に手を染め日本の治安は乱れていた


そこで政府はある法律を極秘で作ることにした


犯罪者の中でも殺人を犯した者だけ島流しにするというシンプルだがに簡単に犯罪者を処理できる効率の良い法律だった……




「たった今入ってきた情報です。昨日殺害されていた山中(やまなか) 千晶(ちさと)を殺した犯人がわかりました。殺したのは夫の山中(やまなか) (たけし)容疑者。まだ逃走中のもようで警察は今も全力で捜査中だとのことです。では 次のニュースです……」


自分のことがニュースで流れている


その事がこんなにも恐いなんて思わなかった


人の視線が物凄く恐い!


皆が俺のことを見ているようで落ち着かない


どうしてこんなことになってしまったのだろうか


毎日が幸せだったのにどうして!


「ザワザワザワ」


なんだ?急に周りの人が騒ぎ始めた


周りの人を見て見ると皆俺のことを見てる……いや、違うな。皆が見てたいるのは俺の後ろの方だ


俺はおそるおそる後ろを見て見た


俺の目に映ったのは警察の姿だった


警察が少しずつ近づいて来る


どうしよう、どうしよう


俺が動揺している間にも警察は近づいて来る


このままじゃ捕まる!


そう思って逃げようとしたとき異変に気付いた


足が動かないのだ


蛇に睨まれた蛙のように


動けよ!頼むから動いてくれ!


早く!早く!


だが最後まで足は動かなかった


気付いた時にはもう俺の目の前に警察がいた


「山中 武だな。お前を殺人容疑で逮捕する」


そう言って警察は俺の手に手錠をかけた


鉄の冷たさが伝わって来た時、これが現実だと実感した


警察は無言で車の中に連れて行った


連れて行かれている最中、周りの視線をずっと感じていた


車は俺が乗ると直ぐに発車した


車の中はずっと無言だった


しかしそれを破ったのは意外にも警察の方だった


「それにしてもお前運が悪いな。昨日捕まっていればこんなことにはならなかっのにな」


「は?それどういう意味だ」


と言おうとしたとき隣にいた警察に口に何か当てられた


当てられた瞬間俺は気を失った……


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