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第4話、農業改革、お米編



 俺は前世に比べてこの世界では余りにも農業が遅れていてまるで、江戸時代の農業のようで食文化を良くする為に農業改革をするつもりだ。


 調べると、この世界の農作物は1番が主食のパンの材料の小麦で次が各種野菜だが種類が少なすぎる。


 酒は果実酒と麦から作った酒でブドウはあるがワインなどは、作られていない。


 調味料は砂糖が無く、天然の果物を絞った甘い汁か蜂蜜で蜂蜜は高価で平民には手が届かない。


 塩は岩塩でこれも高価で平民はほんの少しを使ってスープなどの味をつけているので此の世界の料理は薄味なのだ。


 ましてや胡椒などは使われていなく、調味料は江戸時代より酷い状態だ。先ずはこの世界にはどんな食材や食べられる物があるのか探す事にした。


 俺のクラーク子爵領地は、住民は少ないが領地は広く、遠くに見える山脈から海までで中央にはこの間、氾濫した大きな河が流れている。


 川沿いに馬に乗り山脈まで心眼で見て食べられる植物を探していると、ある農家で見慣れた籾がありそれを鶏のエサにあげていた。


 よく見ると米だ!


 農家の親父に聞くと、この近くには池が多くその池の傍には自然の稲が生えているらしいのだ。


 早速、見に行くと本当に稲が生えていたので、

付近の農民に後で買い取るから稲穂を取っておいてくれるように頼んでおいた。


 この世界ではお米を食べる習慣がなく籾のまま鶏のエサにしていたみたいだ。


 農民が頼んでおいた稲穂を袋に詰めて沢山運んでくれたのでそのおじさんに。


「君の名は何と言う。出来たなら私と契約して私の言う物を栽培してくれないだろうか」


「俺はグンターと言いやす。アラン様は私ら農民の恩人です。氾濫した農地を綺麗に整地してくれたうえ、流された家を無償で建ててくれて新しい農地まで頂き、領内の農民は皆アラン様を神様みたいで恩人だと思っています。アランのためならなんでもします。俺もアラン様の頼みなら頑張ります」


 農民は災害の復興以来、俺の事を神様のように思っていると聞いていたがここまで言われると恥ずかしいくらいだ。


 グンターに持ってきた稲穂を剥いて米にして手作業で精米して炊き、おにぎりにして少し塩を付けて食べて貰うと。


「美味い! 」


「美味しいだろう。この米を領地で栽培して領民に食べて貰うのはどうだ」


「良いと思いやす。他の人にも食べさしてみたいのでこのおにぎりを持って帰ってもいいですか」


「いいとも。出来れば10人くらいの人がお米を栽培してくれると良いのだが。探してくれないか?」


「任してください。アラン様の頼みと聞いたなら大勢の農民が駆け付けると思いやす」


「1週間後に栽培の方法を教えるから屋敷に来てくれ」


 グンターは喜んでおにぎりを持って帰り、おにぎりを食べた他の農民が何と言うか興味を持ちながら1週間後になると。


 何と農民が100人も集まり俺は予定外で驚いたのだ。


 集まって農民は災害の時に助けてもらった事の礼を言っていたので農民を歓待し、急なことで食事の用意もできず一緒にお茶を飲みながら話をした。


 話をしながら心眼で見ると何とグンターともう1人のギードと言う18歳の若い農民が土魔法を使えるではないか。


 100人の農民と親睦を深めて此れから協力する事を誓い、グンターとギードには残ってもらい他の農民には帰ってもらったが残されたギードが不安になり。


「俺はどうして残されたのですか? 何か悪い事をしましたか」


「そうではない。グンターとギードは土魔法を使えるのは知っていたのか」


「ええー! 俺たちが土魔法を使えるのですか。成人の儀に行っていないので知りませんでした」


 心眼と言うと不安がるので鑑定魔法と言い。


「俺は鑑定魔法を使えるのでグンターとギードは土魔法を使えるのが分かったので、俺の弟子にして土魔法を使えるようにするが良いか」


 グンターとギードが喜び。


「アラン様の弟子ですか。めちゃ嬉しいです」


 翌日からグンターとギードに簡単な土魔法を教え、稲作の方法を教え先ず苗代を作らせ種籾を均等に撒いてもらった。


 

 その後に稲を栽培して育てる10人の農家の田んぼをグンターとギードに土魔法を教えながら作らせた。


 クラーク子爵領は前世の東北地方に似ていて今は春で稲作にむいている。


 グンターとギードが作って種籾を撒いた苗代を見て緑魔法を思い出し、もしかしたら緑ということは植物を育てるのに使えるのではないかと思い、苗代に向かって。


 丈夫に苗が育つように願うと、苗代が薄い緑色の光に覆われて驚いたのだ。


 何か変化が起こるのか見ていたがその日は何も起こらず次の日の朝に見ると、驚く事に種籾がもう田んぼに植え移さなければいけない程に成長していたのだ。


 緑魔法とは植物の成長を促進させる魔法だったのは農業の得意な俺にとって幸いだった。


 用意していた10軒の農家の田んぼに苗を植えて10日後に、いくら緑魔法が成長を促進させるとはいえ沢山の稲穂が実り農民に刈る方法教えながら刈り取りをした。


 刈り取りをした稲穂をどうして籾だけにして玄米にして精米するか機械がないので考えたが、この世界には魔法があるので土魔法で大きな筒を作り、中をわざと凸凹に作り籾を入れて側近のアニーに筒の中に風魔法で竜巻を起こしてもらった。


 30分くらいで取り出すと100%の白米ではなく70%くらいの白米の精米になっていた。


 早速、皆で食べてみると農民だけでなく母上や側近たちの評判も良くこれからはお米を多く生産して、今年は俺の緑魔法で大量に作り無料で領民に配り食べて貰い、パンに変えて我が子爵領の主食にするつもりだ。

 

 農民には来年から俺の緑魔法は使わずに普通に稲作をさせるつもりだ


 主食のお米が出来たので他の農作物は後にして次は調味料を作ろう。




 

 砂糖は材料を手に入れるのが難しいが塩ならクラーク子爵領は海に面しているので海水から作れば良い。


 幸い海水から塩の作り方は知っているので先ずはこの世界の漁業を知ろうと思い、漁師に会って話を聞くことにした。


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