第82話 最後のリフォーム
ぬおおおおおお!! 作る作る作る!!! ひたすらボクはエメラルドの要望を解決しラミーさんの提案を解決し、更紗さんの要望を解決してどうにか30万ポイントを貯めることができた。これでリフォーム代金は稼げただろう。
「はぁ……。疲れた……」
「流石に厳しすぎました……」
ひたすら作業の連続だったせいかボクとルーシャさんは疲労困憊で倒れ伏してしまった。
近くではミアちゃんがおろおろとしながらボクたちの介助をしてくれている。優しい。
「お母様、いらっしゃいますか?」
「いますよ〜」
どうやら近くに双子が来ていたようだ。軽く返事をしていることを知らせる。
最近双子はアクアとエメラルドから色々と学んでいるらしく、ボクがいない間は2人のところにいることが多い。
まぁボクがちょこちょこ忙しくしているせいであまりかまってあげられてないのも問題なんだけど。
「お母様、私たちもお母様のお手伝いがしたいです」
「あちらのルールや学ぶべきことを最近アクアさんたちから学んでいるのですが、実践がしたいです」
クルスとルナが自分たちからお手伝いをしたいといってくれているのだからボクとしても手伝いをお願いしないわけにはいかない。
今は廃墟のリフォームと領域の建築を優先している状況なのですぐにどこかに行くという予定はない。
さて、どうしよう? とりあえず探索者組合にでも登録してみようかな。
「じゃあついでなので探索者組合にでも行って依頼を見てみますか?」
「探索者組合ですか?」
「興味はありますけど、手加減とか難しいので難儀しそうです」
「あはは……。ミーティアも連れて一緒にいきましょうか」
というわけでボクたちはイストー探索者組合に登録を含めて向かうことに。
現在登録しているのは、ボクと桃花と瑞葉、探索者組のミリアとアルカとイリスとアルマくらいだ。
▼惑星ウル イストーの街 近郊の森 廃墟の館
今日も今日とてアイリと田中さんは農作業と薬草の採集の仕事をしているようで館前には誰もいなかった。
館のリフォームは7割8割程度完了しているので見た感じとてもきれいだ。
「久しぶりに来ましたが、あの廃墟がとてもきれいになっています」
「まるで宮殿」
「それにしてもなぜここにこのような建物があったのでしょうか。不思議ですね」
クルスとルナは館を見てちょっと嬉しそうにしている。前に一緒に来た時は確かに廃墟だったもんね。
今は白亜の宮殿のようでとてもきれいだからまだ感情の薄い双子でも感慨深いものがあるのかもしれない。
「最後がまだなのでリフォームポチっておきますね」
イストーの街に行く前に端末から最後のリフォームをポチっておく。
残りの棟と奥の寝室や執務室、お風呂やトイレなどの建築が可能なのようだ。
時間は6時間とあるので今までよりはかなりかかるようだ。
とはいえ、ものすごく早いんですけどねぇ。
「マスター。この近くには変わったものはありましたか?」
「変わったものですか? うーん……」
最後のリフォームをポチり終えたところでミーティアから質問が飛んできた。
変わったものかぁ……。
「何もなければいいんですけど。この星にはウーヌス様が懲罰で修復作業に従事させられているはずですので」
「あー。ラビットシティに繋がる廃墟が少し行った先にあるくらいですかね。かなり昔にウーヌスさんが使った形跡があるらしいですけど」
「なるほど。あの方を見つけるのは難しいですからね。この廃墟の建物もウーヌス様に関連があるようですので修復出来たら何か分かるかもしれませんね」
「ほー」
ネットで購入した建物ではあるけど、最初から廃墟だったっけ。まだ館が廃墟になる前はウーヌスさんが住んでいたんだろうか?
ちょっと気になる。
「じゃあ完成したらみんなで探ってみますか」
「そうですね」
「探索」
「楽しそう」
「クルスとルナが楽しみにしてくれているようで何よりです」
クルスとルナのためにも頑張って修復してみますか。




