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狐宮狐白の異界開拓記 のんびりしつつ便利な妖種ネットを駆使してお手軽物資調達で生活を豊かにしていきます  作者: Jまる


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第1話 メッセージという名の命令を受け取った

 気持ちのいい日差しの差し込む午前中、ボクは座椅子に座り送られてきた手紙に目を通していた。


狐白こはくちゃんへ、せっかく妖種の学校を卒業したのですからそろそろ自分の領域を開拓してはどうですか? そろそろあなたの街が見たいのです。出来たら招待してくださいね。あと、あなたの領域からそれぞれの世界の街に繋げられるよう宝玉を同封しておきます。現在は日本にあるあなたの家と高天原の領地に繋がっています。もし異世界人があなたの領域に紛れ込んできたらその人からその世界の情報をもらって登録してください。【妖種ネット】を活用して異世界へ行くのもありなので早めに開通申請しておいてくださいね」


 同封されたものは転送先が1つ追加されているひし形の水晶だった。

 手紙というかほぼ命令文みたいなものですね?


「ふむ。開拓ですか。面倒ですね」


 知人から送られた手紙を見ながらなんとなくそう思うのは、ボクが怠け者だからだろう。

 開拓には乗り気ではないものの、【妖種ネット】には興味があったのですでに開通申請はしてある。

 空間を超えての開通なので時間はかかるものの、そろそろ開通予定時期のはずだった。

 

「お? PCにメッセージが来ていますね」


 ボクがこの世界に持ち込んだノートパソコンの画面にはメッセージの着信が表示されていた。

 送信元を確認してみると【高天原ネットワーク株式会社】という名称が表示されている。


『この度は妖種ネットにお申込みいただきありがとうございます。開通作業が完了しましたので本日からご利用いただくことが可能でございます。ユーザーID及び仮ログインパスワードにつきましては後程送信させていただきます。各種コンテンツをどうぞご堪能ください』


 どうやら開通完了のメッセージだったようで、読み終わった後すぐにIDとパスワードが書かれたメッセージが送信されてきた。

 というわけで早速アカウント登録してコンテンツを見ていこうと思う。


「えっと。まずはアカウント作成っと。フルネームは【狐宮狐白】。ふりがなは【こみやこはく】っと。ハンドルネーム? 【こはく】っと。性別は【女】。生年月日は【****/**/**】。あとはお届け先住所か。住所なんてないから高天原登録番号でいっか。それでも荷物届くし」


 と、そんな風に忙しくしていると登録作業は完了していた。

 このあとはコンテンツの確認とネットショップの設定をする必要がある。

 というわけでまずはネットショップの設定を手早く済ませてからコンテンツを確認していこう。


 それからしばらくしてようやく各種設定が完了し、無事にネットショップも開店させることができた。

 これからは色々なものを作ってここで売り買いして開拓を進めていくことになる。


『ハンドルネーム:あーちゃんさんから開通のお祝いで1万ポイントが送られました』


 と、突然ボクのメッセージ欄にそんな文章が表示された。

 何事かと思い調べてみると送り主のマイページにはピースサインした快活そうな少女の写真が貼られている。

 どこで知ったのかはわからないけど、確実にボクの友人だとわかった。


『狐白ちゃんへ、登録のお祝いに1万ポイント送ります。これで素材を買ったり異世界への遠征用品を買ったりしてね。なお狐白ちゃんのネット代金とか電気代は全額私が持つから安心して下さい』


 持つべきものは親友である。

 とりあえず持ってもらうだけでは悪いので『何か見つけたら送ります』とお礼と共に送信しておいた。

 ここまでされたらいよいよ動かないといけないよねぇ。

 とりあえずネットショップの遠征用品でも見ておこうかな。

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