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青春空手道部物語 ~悠久の拳~ 第2部  作者: 糸東 甚九郎 (しとう じんくろう)
第6章 思いを引き継いで・・・
105/106

2-105、先輩と後輩。二十期生と二十一期生

   ささっ   しゅるるっ   ばさっ   きゅっ   ぱあんっ!

   サッ   キュッ  パァン!


「全員、整列! 着座!」

「「「「「 はいっ! 」」」」」

「黙想ぉーーーーっ!」


   ・・・・・しぃーーーーーーーーーーーーんっ・・・・・


「黙想、止め! 正面に、礼! お互いに、礼っ!」

「「「「「 お願いしますっ! 」」」」」


 純白の道着に、横一文字に締められた黒帯。それが、七名。茶帯、三名。白帯、二名。

 計十二名は板の間に、背筋を伸ばして静かに座する。

 静寂の中、田村がゆっくり口を開いた。


「・・・・・・本日の稽古で、俺たち三年生七人は、部活動引退となります・・・・・・」


 武道場に響いたその言葉は、後輩たち五人の顔を少し曇らせた。阿部は、表情を湿らせて、項垂れている。


「でも・・・・・・これは仕方ないことなんだよねぇ。二年生と一年生は来年、学年が上がって、また新しい子たちが入ってくると思うんだ。俺たちと一緒にいた時間、見て学んだこと、経験して学んだこと、すべては自分たちの糧になって、また次の世代に伝えていけると思う」


 田村が話す間、前原たちも後輩たちを真っ直ぐ見つめ、一緒に言葉を発しているような気持ちになっていた。


「・・・・・・この十二人で、俺が主将としてこの場にいるのは、今日で最後。そして終礼の時に、俺たち三年生七人で話し合って決めた、次期主将と副将を発表します!」

「「「「「 ! 」」」」」


 五人とも顔を上げ、一瞬、固まった。

 きっとわかってはいるはずだが、明日からは田村が主将ではなくなるのだ。今日の最後に引き継ぐ新主将が、明日からこの部を引っ張っていくことになる。


「・・・・・・以上、俺からの話は、おしまい。さぁ、みんな立って、稽古を始めようか!」

「「「「「 ・・・・・・はいっ! 」」」」」


 緊張感のあるシリアスな空気で始まった、今日の稽古。

 三年生も今まで以上に、何か感慨深い気持ちで道着に袖を通していた。

 準備運動と柔軟運動を終え、いつもの基本稽古に入る。号令をかける田村の声が、なんかいつもより気合いが入っているような気がする。


「前屈立ち、中段回し蹴り、五十! 用意!」

「「「「「 はあぁーーーいっ! 」」」」」

「さぁ、気合い入れてぇ! いーち! にーぃ! さぁん! しぃ! ごぉー・・・・・・」

「三戦立ち、その場中段突き、百! 用意!」

「「「「「 はぁーーーいっ! 」」」」」

「きちんと、三戦立ちは締めること! いーち! にーぃ! さぁん・・・・・・」


 みんなも、いつも以上に気合いの入っている稽古だ。声量がものすごかった。


「打ち込み稽古! じゃ、二人組になって合向かいで! 組手構え、用意!」

「「「「「 はぁーーーいっ! 」」」」」

「自由技! 各組、始め!」

「さあああぁーーーーーっ!」


   ダァン! タタタァン! シュバアッ  シュバババババアッ!  パパパパァン!


「とああああーーーーっ!」 


   シュンッ!  ダアァァンッ! ババババッ!  パパァンッ! パパァンッ!


「どああああああっ!」


   ダアンッ!  ダダァンッ!  ヒュンッ  バチインッ! バチバチインッ!


「たあああああぁぁぁーっ!」


   シュンッ!  シュバッ バババババババババババババッ! ズババババババッ!


「つぉあああああああぁ!」


   スタタンスタタンスタタン  くわっ  シュバババババアッ! ババババッ!


「おおぉあああああっ!」


   ダダンッ!  ドドドドドドッ!  シュンッ!  ドパァンドドンドパァン!


「ああああぁーーいっ!」


   タタァンッ! キュンッ!  ドパァンドドンドパァン! ズパパパパパァァンッッ!


「やああぁぁっ!  やあああっ!」


   パパァンッ!  パパァン!  パパァンッ!


「とりゃ! とりゃあああっ!」


   ドドン  ドンッ    パンッ!  パパパパァン!


「やぁーーーーーーーーーーーー」


   トトォン  トンッ  トトトトトォン  トトンッ


「えいいっ! えいっ! えいえいっ!」


   ぽぽんっ!  ぽぽぽぽぽんっ!  ぽこぽこぽこぽこ!  ぽこんっ!


「キイヤァーーーーーーーーーァッ!」


   シュッ!  パチン!  パパァンッ!  パチン!


 みんな、まるで大会前のような気迫。

 夏休み最終日とは思えないくらいに、汗が飛沫となり、武道場内はすごい熱気に包まれてゆく。三年生も、何も考えずにただひたすらお互いに技を出し合い、爽やかな汗を流した。


「みんなぁ、もっと声出していこうぜぇ! まだまだ出るはずだねぇー」

「「「「「 しゃあああぁーーーーーーーーっす! 」」」」」


 西日が差し込む。それでも、床板を強く踏む音は、止むことがない。


   かちり   こちり   かちり   こちり・・・・・・


 時は止まることなく刻まれる。壁の時計は、休むことなく針を回し続ける。

 それはまるで、「空手道部」の時間が、刻々と減っていくカウントダウンのようでもあった。みんな、時間など気にせずに、ひたすら汗を流し続けている。

 夕日が差し込み、景色が黄金色になった。いよいよ、その時が、訪れたのだった。


「・・・・・・これで、本日の稽古を終わります! お互いに、礼っ!」

「「「「「 ・・・・・・ありがとうございました! 」」」」」


 終礼を告げる田村の号令がかかり、全員で座礼をしたのち、暫しの静寂が。


「・・・・・・。」


   ・・・・・・カナカナカナカナカナカナカナー・・・・・・

   ・・・・・・カナカナカナカナカナカナカナー・・・・・・

   ・・・・・・カナカナカナカナカナカナカナー・・・・・・

   ・・・・・・カナカナカナカナカナカナカナー・・・・・・

   ・・・・・・カナカナカナカナカナカナカナー・・・・・・


 誰も、何も言葉を発しない。

 ヒグラシの声と、時計の針音のみが、武道場内に響く。

 長い時間に感じたが、おそらく、わずかな時の流れがあっただけなのかもしれない。


「・・・・・・さて、と・・・・・・」


 田村はゆっくりと立ち上がり、隅に置いてあるバッグから、何やら三つ折りにされたA4サイズの紙を取り出してきた。そして、再び三年生の真ん中に座り、その紙をぺらぺらと広げる。

 向かい合った後輩達が、瞬きをせずに田村の手元へ注目している。

 田村を真ん中にして、左側に前原、井上、神長。右側に中村、川田、森畑が、緊張の面持ちで正座している。


「田村先輩・・・・・・。いよいよ、ですか?」


 阿部が、おそるおそる声に出した。

 長谷川や黒川も、ごくりと生唾を飲んで、拳を握って微動だにしない。


「(みつる、誰が・・・・・・主将になるんだろう?)」

「(敬太じゃないか? 田村先輩の後任だしなぁ・・・・・・)」


 二年生男子は、そわそわして落ち着かないようだ。一年生女子二人は、二人とも黒川君をじっと見つめている。


「(さよ、誰がなるとおもう?)」

「(わたしは、黒川先輩だとおもう。何だかんだで、一番そこかなーって)」


 大南と内山も、次世代の主将、副将に誰が選ばれるのか、すごく気になっているようだ。

 黒川と長谷川も、まだ、心の準備ができていないようだ。


   むー  むー  むー  むー  むー


 隅に置かれた桜色のバッグから、なにか、携帯がマナーモードで震える音がしていた。


「あ。アタシの携帯かも。・・・・・・ま、あとでいいや。田村! さぁ、そろそろ・・・・・・」

「田村君、後輩達もどきどきの表情だから、一気に発表しよう!」

「そうだねぇ。ま、俺たちの後継になる五人のみんなぁ。特に一年生は、四月からこの八月まで短い間だったけど、一緒に楽しく頑張ってくれてありがとうな。それでは、足も痺れてきちゃうし、明日からの、次期主将及び副将をお伝えします!」


 勢いよくそう告げ、田村はその場で立ち上がり、手元の紙を大きな声で読み上げた。


「柏沼高校空手道部、次期、二十一代目主将! 阿部恭子!」

「「「「「 おおおおおおおぉーーーっ! 」」」」」


   ザワザワザワザワ  ザワザワザワザワ


 次期主将は、なんと、阿部が選ばれた。

 田村曰く、女子の主将はなんと十五代目主将の川田梨絵先輩以来とのこと。阿部は丸い目をさらに大きく見開いて、びっくりした表情で自分の顔を指差していた。


「わ・・・・・・わたし、ですかぁっ? ええぇーっ! しゅ、主将・・・・・・」

「やったなぁ、恭子! すげぇよ! 女子主将なんて、すごい大役じゃん!」

「敬太、まだ、副将が発表されてない。自分か敬太か、どっちかが選ばれる。どっちかな?」

「柏沼高校空手道部、次期、二十一代目副将! 黒川敬太! 長谷川充!」

「「「「「 え! 」」」」」


 副将は、これまでにない初の二人体制。女子主将となった阿部を、黒川と長谷川の二名でがっちり補佐することで、二年生三人が連携して部をまとめられるようにとの配慮だ。


   ザワザワザワザワ  ザワザワザワザワ


「すごいなぁ! 二年生の先輩みんな、主将と副将になったよ!」

「さよもわたしも、これは思いつかなかったね! まさか、副将が二人なんて!」


   パチパチパチパチ!  パチパチパチパチ!


 一年生二人が拍手して、微笑んでいた。二年生三人は、お互いの顔を見合わせながら、まだ、うまく受け止めきれていない感じだった。

 三年生は六人ともその場で立ち上がり、田村を含めて七人で、後輩たちに深く一礼。


「さ、恭子。立って立って! 田村の前に、おいでっ!」


 森畑が阿部へ、田村の前へ出るように促した。

 おそるおそる、阿部は立ち上がって田村の前へ立ち、軽く一礼。それに続くように、残りの四人も立ち上がり、揃って一礼。


「次の世代を・・・・・・頼んだよぉ? 不安でいっぱいだろうけどねぇー。まぁ、だいじだ!」

「アタシは、恭子ならしっかりしてるし、全体を見られると思ったんだよね。初めは、男子が伝統的に主将を引き継ぐべきかなーとも思ったけど、ここは、もう、恭子しかいないって」

「せ、先輩! でも、わたし・・・・・・。技術的にもへなちょこだし、田村先輩の後任なんて!」

「だいじだよ、阿部さんなら。それに、黒川君や長谷川君も、ダブル副将として、しっかり支えてくれるだろうから! ひとりで背負わずに、二年生三人で引っ張っていけるようにってことで、僕たちみんなで話し合ったんだよー」


 阿部はまだ、不安そうな表情で迷っている。


   がしっ!


「俺もさ、去年、先輩から主将引き継ぎの時は、おんなじだったよぉ。みんな、最初はわかんないし、何が何だかどーなってんだって感じだけど、自信を持ってやれば必ずだいじだ! だから、何とかなる! 俺たち三年生七人の総意を・・・・・・よろしく、お願いします!」


 田村は阿部の肩を掴み、優しく語りかけた。まっすぐに、澄んだ目で。

 数秒間、田村が阿部の目へ、語りかけていた。そして、心強い笑みを投げかけて、手を離して一歩下がった。

 阿部はやや潤んだ目にきりっと力を込めて、ぴしっと背筋を伸ばし、田村へ胸を張って向かい合った。


「・・・・・・田村主将より引き継ぎました! 二年三組、阿部恭子! 次期主将として、頑張ります!」


   パチパチパチパチパチパチパチパチ!  パチパチパチパチパチパチパチパチ!


「・・・・・・でも、くすん・・・・・・。やっぱり、先輩方には・・・・・・まだまだ、いてほしい・・・・・・」


 田村に深く一礼した阿部は感極まり、様々な思いが絡み合って、大粒の涙を零し始めた。それを、川田と森畑が両側から優しく励ます。


「黒川君、長谷川君。ふたりとも、阿部さんのこと、よろしくね!」

「まかせてください、前原先輩・・・・・・。きょうこのこと、しっかり支えますから!」

「自分も、敬太と副将として、頑張ります!」

「前原せんぱい、わたしたちもいますから! 阿部せんぱいのこと、サポートします」

「人数が少ないなら少ないで、五人で力合わせて、頑張っていきます!」


 副将となった黒川と長谷川も、しっかりとした眼差しで前原と力強い握手を交わした。

 そして内山と大南も、役名こそはないが、本人たち曰く「副々将」の気持ちで阿部を支えてくれるとのこと。後輩たちは後輩たちなりに、いろいろと考えていてくれたのかもしれない。


「おれたちが七人もいたからな。後輩たちは少ない人数で大変だと思うが、おれたちから学んだことを忘れずにな!」

「恭ちゃん・・・・・・いや、阿部新主将! 空手道部を、みんなでまた、盛り上げてな!」

「恭子なら、やってけっからだいじだ! しっかりしてるもんな! まずは黒帯取って、そこからさらに自信も付くと思う。いまは不安でも、だーいじだって!」

「私たちも、抜けるのは寂しいけど、たまに汗流しに来るからさ? でも、明日からは、部のトップは恭子だよ。ずっと私や真波、男子らの背中を見てきたでしょ? なにかあったら、今までのことをひとつひとつ思い出せば、大丈夫っ!」


 阿部は、それぞれの先輩から言葉を受け取るごとに、表情が逞しくなっていった。

 そして、にこっと笑って、三年生七人に一人ずつぎゅっと握手をしていった。


「先輩方・・・・・・わたし、頑張ります! やってみます! 柏沼高校空手道部の歴史、確かに、バトンを受け取りました。・・・・・・いつまでも、先輩方に甘えてはいられませんよね。託して下さった思いを引き継いで、頑張りますっ! 六年ぶりの女子主将として!」

「頼んだよぉ。俺たちも、これを決めるまでにあれこれ意見を交わしての結論だから。みんなを信じてる。そして、安心してこれで、引き継げたねぇー」


 最後に握手をしたのは、田村とだった。

 現主将と次期主将の世代交代の瞬間。きっと阿部なら、うまく自分たちのあとをまとめてくれるだろうと田村は思っていた。


「・・・・・・わたし、まさか主将に選ばれるなんて思ってもいなかったので。ちょっと、気持ちが大きく揺れちゃって・・・・・・涙が・・・・・・」


 阿部はまた、両頬に涙をつうっと流しながら、笑いながら元気に話していた。


「阿部せんぱい、そろそろ・・・・・・」

「あ! そうだね! ・・・・・・先輩方、ちょっと、待ってて下さい!」


 そう言って、阿部は二年生男子や一年生たちと、バッグから何かを取り出してきた。


「ん? なぁに恭子、これ? アタシたちに、くれるの?」

「大したものじゃなくて申し訳ないんですが・・・・・・。わたしたちみんなから、先輩方に心ばかりのプレゼントです。今日まで、本当に、ありがとうございました! そして、部活動現役生活、お疲れさまでしたーっ!」


 そう言って、後輩たちは、七人の先輩へ、何やら小さな飾りのようなものを渡した。


「わたしたち五人で、先輩方にバレないようこっそり準備しました。先輩方は七人。ちょうど虹の七色と同じですよね? なので、ひとりひとり違う色でイメージに合う感じの『とんぼ玉ストラップ』にしました。わたしたちのこと、いつもこれを見て、忘れないで下さいね!」

「恭子、もしかしてこれ、手作りじゃない? 真波のと私の、微妙にちがうし!」


 森畑がじっくりと手にとって見ていると、後輩たちがゆっくりと頷いた。

 どうやら、三年生の知らないところで、後輩はせっせと被服室でみんなこっそり作成していたらしい。こういうことに弱いのか、井上と森畑はものすごく涙ぐんでいた。


「俺の、真っ赤なとんぼ玉だ。でも、前原のは、濃い藍色なんだなぁ! デザインも、和風で、かっこいいねぇ。とても手作りとは思えないクオリティで、びっくりだねぇー」

「アタシは橙色だぁ。なんか、琥珀みたいできれいだねぇーっ! 菜美のは、アメジストみたいに透き通った紫色だね!」

「俺は黄色だなー。陽ちゃんの青とマッチして、うまい具合に光を通して、南国の陽射しみたいだぞぉ! こりゃあいいな!」

「ちっくしょうー。泣かせるじゃんか、恭子・・・・・・。後輩のみんなありがとうな。すっげぇきれいな緑色だ。俺、この色大好きなんだよー。うおー、泣けてくるなぁぁぁー」

「おれは真っ青な玉だ。透き通っていて、まるであの碧い沖縄の海のようだ。きれいだな! こんなサプライズが部活最終日にあるなんてな。ちょっと、おれも、感極まりそうだ!」

「田村君はまさに、燃える太陽みたいな赤だね。僕のは、月夜の海みたいな藍色で、すごく心が落ち着くなぁ・・・・・・。沖縄の夜の海を、思い出すよー・・・・・・」

「いいなぁ、この紫。そして、やっぱり、後輩のみんなが心を込めて手作りでって言うのが、また、いいじゃんーっ・・・・・・。きれいに光を反射するなぁ、このとんぼ玉・・・・・・」


 三年生は、それぞれの想いを抱きながら、赤、橙、黄、緑、青、藍、紫の七色をしばらく眺めあっていた。後輩たちが、いろんな気持ちを込めて作ってくれた宝物。これにはみな、心から感謝し嬉しく感じていた。


「ありがとうなぁ、みんな! ・・・・・・前原、俺のバッグに、デジカメ入ってっから、ちょっと取ってもらっていいか? なぁ、みんな! 日が暮れる前にさ、最終日としての記念撮影をしようかぁ! さぁ、並んでくれー」

「いいですね! わたし、早川先生よんできます!」


 阿部が大南と急いで早川先生を呼んできた。

 先生も一緒に入ってもらい、ストラップも見えるようにタイマー置き撮りで、数枚、パシャっと写真撮影。みんな、目が潤みながらの、最高の笑顔だった。卒業アルバムの写真にも使えそうな、素晴らしい思い出の一枚だ。

 三年生七人は最後の最後まで、柏沼高校空手道部のこういう雰囲気が、本当にいいものだと感じていた。

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― 新着の感想 ―
[気になる点] うーん、阿部が田村の後任。。。 後輩メンバー、5人ともモブ的なんで、インターハイ後の第3部って、盛り上がるのかが心配だ。 あれ以上のバトルって、国体や全日本大会しかないのでは。。。 …
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