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欠陥製品の幻想入り  作者: カゲロウ
2章
33/49

暗闇

本編31話。

どこまで出すか悩んだ回。

それでは本編、どうぞ。

そこは暗闇だった。光もなく、影もなく、あるのは闇だけ。

「…ここは…一体…」

そう呟いた途端、世界は色付いた。けど、そこは見慣れた外の世界でも、少しだけ覚え出した幻想郷の景色でもなかった。

「…どこの景色…なんだ?」

その風景は、()()()()()()()()。何もかもが燃え、残っているのは逃げ惑う人々の姿と、宙に浮く…

「…8つ首の…龍?いや…蛇…八岐大蛇…なのかな…」

俺は、そう思った。()()()()()()()()()()()()()()()()

「これは…この光景は…何なんだ…過去なのか?それとも、未来なのか?」

そこまで言って、俺は疑問に思った。俺は、何を言った?過去か、未来か?そんなの…分かるわけがないじゃないか。俺は、こんな光景を知らないし、今後起こるとも思えない。思いたくない。

「…っ…馬鹿らしいな…」

そして、また場面が変わった。そこに映っていたのは、群青色の髪をした少年と、大きな赤いリボンをした、巫女服の少女だった。二人とも、とても笑顔だった。まるで誰かに笑顔を向けているかのような構図だったが、それが誰かはわからなかった。

「…君たちは…誰…?」

自然とそう問いを呟いた時、巨大な影が視界を覆った。


「ぐ…止まったか…?」

地面が砕けるほど大きな地震はおさまったようだが、その被害は甚大だ。何せ、目の前の地面の3分の1は崩落している。

「あ…危なかった…」

「だな、俺達は大丈夫だったが…アイツは?」

そう言いながらアイツらがいる方を見ると…

「くっ…そぅ…」

「クハハ!無様ダナァ!」

そこには、崖に掴まっているちびっ子と、それを見下ろすアイツの姿があった。

「…まさか…あいつ!」

「あのまま落とす気なのか!?」

「サァテ…モウ落チロヤ、クソ餓鬼(ガキ)

「っ!妹紅、止めるぞ!破滅「消え去る思い」!!」

「あぁ!焔符「自傷火焔大旋風」!」

「邪魔スンジャネェ!!」

そいつは、一太刀で俺達の攻撃を薙ぎ払った。

「邪魔スルナラ、テメェラカラ先ニ壊シテヤンヨ!!」

「くっ…時効「月のいはかさの呪い」!!」

「隠蔽「知られたくない罪」!!」

「シャラクセェ!!黙ッテブッ壊レロォ!!!」

俺達の攻撃などまったく意に介さず、そいつは突っ込んできた。

「しまっ…!!」

そして、その凶刃が俺達を捉え──

今回は少し問題を出してみる。

Q.カゲロウの見た映像に出てきた、赤いリボンをした巫女服の少女は誰でしょうか

わかった人は今後の展開を楽しみにしたりしてください。

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