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欠陥製品の幻想入り  作者: カゲロウ
2章
32/49

狂気

本編30話。

超狂った人が出ます、はい。

それでは本編、どうぞ。

「くっそ、野郎!」

「落ち着け!二の舞になるぞ!」

俺はカゲロウがやられて頭にきていたが、妹紅の正論にも少しイラッとした。

「るせぇ!この状況でそんな事言ってられっかよ!!」

「だとしてもだ!」

「消えろ!消えろ!!みんなまとめて消えろぉ!!」

「だーっ!攻撃してんのはお前じゃねーだろちびっ子ぉ!」

実際、あのちびっ子は命令を出しているだけであり、攻撃しているのはちびっ子よりさらに小さな妖精だった。

「くそっ、あの毒さえ無けりゃ!」

「流石に私でも、毒はきついぞ…」

「…フン、クズハ下ガッテロ」

「な…なんで立ててるのよ…あんた…」

俺達は、その声の主が誰か分からなかったが、あのちびっ子の反応で誰かを察した。

「ま…さか…」

「嘘…だろう?」

後ろを振り返り見てみると、やはりそこに立っていたのはカゲロウだった。そして恐らく、先の声の主もカゲロウだろう。だが、カゲロウには出せないほど枯れて低い声だったのだが…

「…ナンダ、チョウドイイ物ガアルジャネェカ」

そう言ってカゲロウのような何かが取り出したのは、複数枚の白紙のスペルカードだった。

「…ナ…」

そいつは、白紙のスペルカードを見て心底驚いていたようだ。いや、そいつが持った瞬間に色付いたようにも見えたが…

「クッ…クハハ…クハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!」

「な…なんだ…急に?」

「ナルホド!ソウカ、ソウイウ事カ!テメェノ仕業カ、ニーズヘッグ!ファフニール!クハハハハ!余計ナコトシヤガッテ!アイツラ、今度会ッタラ絶対(ゼッテー)ブットバシテヤラァ!!!」

何を言っているのか、意味を全く理解できない。が、これだけは言える。こいつはヤバい、確実に狂ってやがる。

「アァ…久々ナンダ、多少暴レテモ文句ァネェヨナァ」

「な…何をする気なのよ!」

「コースンダヨ!魔剣「総てを断つ剣(ノートゥング)」!」

そいつが使ったのはスペルカード…なのだろうか。いやまぁスペルカードなのだろうが、()()()()()()()()()()()()などアリスの説明には無かった。

「マダマダ!魔剣「定まらぬ剣(レーヴァテイン)」!」

「な…レーヴァテインだと!?」

「妹紅、知ってんのか?」

「知っているも何も…あれはフランドールのスペルカードのはずだ!」

「アノ餓鬼(ガキ)ノコト知ッテンノカ。ツッテモアノ餓鬼(ガキ)ノハ禁忌「レーヴァテイン」ダケドナ」

「…違うスペルカードってことか…」

「マ、ブッ壊スッテ点ジャ同ジダガナァ!」

そういうが早いか、そいつは2本の剣をかざしてちびっ子に突進した。その時…

「なっ…!?」

「うわっ…!!」

「きゃあ!」

「ナ…ンダ!?」

謎の地震が起き、地面が砕けた。

所々漢字を使っているのは、カタカナばっかで読みにくくなるからです。あの狂人が平仮名で喋れるようになるのはもっと先の話だったり。

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