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欠陥製品の幻想入り  作者: カゲロウ
2章
26/49

分断-2

本編25話。

ルイン目線。

それでは本編、どうぞ。

「っぶねぇ…浮いてて助かったぜ…」

俺は危うく木の枝に突き刺さる所だった。何故そんな状況になったのかは考えたくない(だって俺のせいだもん)。

「つーか、やっぱあの罠は分断系だよなぁ…カゲロウと妹紅は別エリアって感じか?」

俺はこの状況をまぁまぁ楽観視している。というか何でもかんでも基本的に楽観視するのは俺の悪い癖らしい(カゲロウ談)。

「ま、移動すっか」


そして移動した結果見えた光景に俺は呆れ返った。

「ここは地下…だよな…にしてはなんつーか…活気づいてね?」

目の前に広がっていたのは、何かのクイズ番組かと言わんばかりのセットだった。と言っても全て木で出来ているが。

「なんなんだここは…」

「おー!客人?客人?」

「そーかもそーかも!ねぇねぇ遊んでかない?」

そうして出てきたのは大量の妖精だった。

「はっ?いや、俺はここを調べに…」

「みんなー!()()やるよー!」

「「「「「はーい!!」」」」」

そうして有無を言わさず席に座らされた俺を待ち受けていたのは…

「じゃー始めるよー!クイズゲーム!」

「…はっ?」

そうしてその宣言通り、しばらくの間しょうもないクイズに答えさせられた。


「はぁ…はぁ…多すぎだっての…息が上がってきたぜ…」

「残り2問だよ〜!問題!これなーんだ?」

そうして妖精達が見せてきたものには、何故かラベルが付いていた。

「何って、お前らが持ってるそれ…()()()だろ?そう書いてあるじゃねぇか」

「せいかーい!」

そうして周りの妖精達が少しニヤつき始めた。何か気色悪い。

「じゃあ最後の問題だよ!()()()()()()()()()()()()()()()()()()?」

「っ!!!」

その言葉に形容し難い感覚を抱き逃げようとするも、いつの間にか椅子に縛り付けられていた。

「逃がさないよ〜」

「くっそが…」

「さぁさぁ答えてよ〜」

妖精達の放つ異様な感じ、さっきの問題の答えであり、まだ手元に残っている睡眠薬。これらを含めて考えると、おそらくこの答えは「妖精達(こいつら)に捕まる」だろうか。どうなるかは想像したくもない。だから俺は別の答えを出した。

「はっ、決まってら。お前らぶっ飛ばして逃げんだよ!!」

多少危険だが、俺はポケットに入ったままの状態でスペルカードを使った。

「終焉「滅びゆく世界」っ!!」

「うひゃぁぁぁぁ!!」

「ぎゃーす!!」

「きゃぁぁ!!」

俺は椅子ごと拘束しているモノを壊しつつ妖精達を吹き飛ばし、その場を離脱した。

(この分だとカゲロウや妹紅もやべぇかもしれねぇ…急ぐかっ!)

全くもって道などわからないが、2人のことが心配なので気にせず全速力で飛んだ。

次回は妹紅目線

そして明日は年明けにとあるものを…

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