報告
22話。
2章開幕。2が多い…
それでは本編、どうぞ。
カゲロウが幻想郷に来てからおよそ3週間、今まで進展がなかった霊夢探しはようやく進み始めた。私は栞ちゃんとの一件を2人に話していた。
「と、ゆ〜わけだよ〜♪」
「御神楽栞…ねぇ…聞いたことねぇな…」
「…カゲロウが来てから、事態が動き始めたのだったね?」
「そうだよ〜」
「もしかすると…その可能性も…」
アルタイルはまたブツブツと考え始めた。考え事をする時に呟くのはいつもの癖だ。
「まーた考え込んでら…ったく、その癖どーにかしろよ…」
「あはは〜♪」
アルタイルが何を考えているのかはわからないけど、プロキオンの言う通り、その癖は直した方がいいと思った。
その頃、永遠亭では
「で、どーすんだ、カゲロウ?」
「栞さんを信用するなら、森に行ってみるべきじゃないかな」
「俺らだけでか?それとも誰かと一緒にか?」
「うぅん…」
俺とルインはその事でずっと悩んでいた。ちなみによく永遠亭にいるのは、容姿の問題であまり外に出られない鈴仙さんのためだ。
「妹紅さんに頼もうかなぁ…」
「私ならいつでもいいが?」
「うわぁ!!」
「おまっ…いつから後ろにいたんだよ!!」
「いつと言われても…森に行くとかの辺りからだが…」
「ほぼ最初っからじゃねぇか!!!」
テンプレ感がしないでもない。
「まぁ、アリスさんも人里でやらなきゃいけない事があるみたいですし…鈴仙さんはそこまで人目につく所にはいけませんし…」
「パルスィは地底に送り返したしな…あ、栞はダメなのか?」
「あいつならまだ寝てるぜ…」
栞さんは朝に弱いらしく、大抵昼頃まで寝ている。
「まぁ、私も今から行くってのは厳しいからな。明日なら行けそうだ」
「んじゃ、明日の…朝5時でいいか。俺はともかく、カゲロウは当分は魔法もスペルも使えねぇしな」
「使うなって言明されたしね…」
そう、俺は永琳さんからスペル及び魔法の禁止令を出されていた。理由は言わずもがな、前回の魔力暴走である。
「まぁ、歩いていけば良いか。なら明日は森に行くってことでいいんだな?」
「おぉさ!よろしくな!」
というわけで、俺、ルイン、妹紅さんの3人で探索することになりました。不安しかない…
パルスィ達は今後また出る予定




