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欠陥製品の幻想入り  作者: カゲロウ
1章
19/49

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19話にして1章完結話。

それでは本編、どうぞ。

「…お見苦しいものをお見せしました」

俺はアリスさんから離れた途端に土下座した。

「い…いいのよ…私から誘ったことだし…」

なんだか気まずい…と思っていたらみんなが一斉に来た。

「カゲロウさん!詳しく教えて貰いますよ!」

「そうよ!教えないと妬むわよ!」

「教えてね〜♪」

「えっ…ちょっ…鈴仙さんとユナはともかくパルスィさんまで!?てか起きてたんですか!?」

「いや…すまない…」

「ごめんなさいね…彼が口を滑らせたものだから…」

「わり、アリィのこと全員に話した」

「ちょぉぉぉ!!!!!」

結果、先にルインから聞いていた妹紅さんと、理解力のある女性(この人が永琳さんらしい)以外の3人に1から説明する羽目になった。


「…それは…」

鈴仙さんは辛うじてそう呟いていたが、パルスィさんは絶句していた。それほど衝撃的だったのだろう。やはり、と言うべきか、ユナは終始笑顔だった。

「ふふ、貴方はそのような経験をしたのですね」

「あっ…」

いつの間にか御神楽も起きていた。でも、初めのように敵対するような雰囲気ではない。

「一応聞いておきますが、私を運んだのは貴方ですか?」

「えーっと…ルイン…だけど、提案したのは俺。あのまま放置する訳にはいかないし」

「…お人好し、じゃな」

そう言いながらも、御神楽は何か考え込んでいた。

「仮にも助けられたのですから、何か礼をしなければいけませんね…」

「…はぁ?んな事…」

「決めました。私は今から貴方様に仕えましょう」

御神楽は俺を見ながらそう言った。

「「「「「…………」」」」」

沈黙。

「「「「「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?!?!?」」」」」

そして5人(俺、ルイン、アリスさん、パルスィさん、鈴仙さんだ。ユナはいつも通り笑顔、永琳さんは笑いを堪えていた)は同時に叫んだ。

「何かおかしな事でも?」

「なんで俺に仕えるの!?」

「礼ですが」

「いやいや説明になってないっ!!」

「これからよろしくお願い致します、主様(あるじさま)

「良かったじゃねぇかwww」

「全然よくないっ!!」

なんでかわからないけど、両隣にいるアリスさんとパルスィさんに睨まれてるしっ!!

「てなわけでさ!なんか知ってることねぇ?」

「知っていること…じゃと?」

いや普通に会話してるしっ!!!

「私が最後に聞いたのは、ここから北東に位置する森林で何か行うことくらいですが」

「じゃあ次はそこに行こー♪」

なんか勝手に次の目的地が決まりました。

「ただし、十分な休養をしてからよ。カゲロウとパルスィ、あと…そこの貴女はアリスとルイン以上に消耗してるんだから」

「私は御神楽栞。以後お見知りおきを」

「今更自己紹介かよっ!!」

「…まぁ…よろしくね、栞さん」

とりあえず呼び方だけは改めることにした。



その頃…

「ふむ、御神楽は倒されたか。まぁ、想定内だ」

「つっても、アイツらが連れ帰ったみてーだけどな」

()のことだ、放置しておけずに連れ帰ったのだろう。さて、次はどちらに行ってもらおうか…」

「次は私が行く。アイツは私が…」

「えー、俺も行きてーのに…」

「うるさい!行くったら行くの!」

「…ならば任せよう」

「うん、絶対に…アイツだけは…!」



この幻想郷のどこかで、不穏な会話が繰り広げられていたけど、俺達は知る由もなかった。

幕間とキャラ紹介的なもの挟んで2章書く。

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