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欠陥製品の幻想入り  作者: カゲロウ
1章
15/49

帰還

15話。

永琳登場。

それでは本編、どうぞ

「ただいま戻りました…」

俺達は永遠亭に戻ってきた。ルインはパルスィさんを浮かせていたけど(!?)、俺は結局最後まで背負って帰ったので、とてつもなく疲れた。

「わ〜♪2人も増えてる〜♪」

「重かったぜ…ユナも手伝え」

「ルインは途中から浮かせてたよね!?!?」

「そうね…重いもなにもないと思うんだけも」

そうこうしているうちに、奥から残りの2人が現れた。

「あ…その…おかえりなさい」

「よ…おかえり」

「まだ引きずってるんですか!?もう6時間以上経ってますよね!?」

「いえ…違うんです…」

「ユナがな…」

「ユナ、お前何した」

ルインがそう聞くと、ユナは悪びれた様子もなく言った。

「凄い硬直(フリーズ)してたからちょーっとスペル使っただけだよ〜♪」

「「いやダメでしょ(だろ)!!」」

「と…とりあえず、その2人を寝かせましょう」

俺は鈴仙さんの指示に従って、パルスィさんと御神楽さんを寝かせた。ルインは未だにユナと言い合っていた。

「…はぁ…それにしても…疲れたや…」

それを最後に、俺の意識は途絶えた。


「カゲロウさん!?」

鈴仙の叫びを聞いて、俺は言い合いをやめた。

「兎っ子!カゲロウがどうかしたのか!?」

「急に倒れたんです!あとその呼び方やめてください!」

『カゲロウが倒れた』。その事実に俺は嫌な予感がした。

(まさか…さっきまでの戦いでどっかやってたんじゃねぇだろうな…)

カゲロウは他人を心配させまいと何もかも我慢する癖がある。だから、今回もその癖で苦痛を我慢していた可能性がある。そんなことを考えていた時だった。

「鈴仙、どいて」

ふいに現れた大人っぽい女がカゲロウに触り始めた。

「骨が何本か折れてるわね…あとこれは…魔力暴走ね」

「魔力暴走…なんだそれ?」

「慣れてないのにいきなり大出力でスペルを撃つとなりやすいのよ。回路がオーバーヒートして体温が急激に上昇するの」

俺とアリスは顔を見合わせた。思い当たる節があったからだ。

「とりあえず、彼は別室ね」

「私もお手伝いします」

そう言って鈴仙と女はカゲロウを運んで行った。

「流石永琳だな」

「妹紅、いまのが永琳ってやつなのか?」

「あぁ。ここの医者だ」

「ふぅん…」

俺は永琳を信じることにした。

カゲロウくん倒れちゃいました

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