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ヘソの洞窟の6英雄  作者: 卓
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ヘソの穴の6英雄

 __酒場のテーブル__


「改めて自己紹介していきましょう、私はメイジのハンターディーン、ミッドナルド近郊にできた洞窟の件は知ってるわね、そこで最深部まで行った6人の1人よ」


 ミフネは黙ったままだが、しかしハンターディーンを見る目に少し力が入る、残り2人は驚いている


「マジかよ! こりゃすげえや」


「最強の6人の1人か……凄い人の仲間なのね私……」


 ーーーー


「ああ、次は俺だな、俺はオークのロード、ジークフリートだ、手下と共に色々悪事をしてたんだがハンターディーンに潰された、今じゃ彼女の子分みたいなもんだ」


 照れたように豚鼻の下を指でかきながら話す


「私はヴァルキリーのアーリン、この町の領主がモンスターかも知れないので……もしそうなら退治しようと思い来ました」


 アーリンは少しはにかんで、高い鼻を指で擦りながら話す。


「俺はサムライのミフネだ、よろしく」


「それだけかよ、あんたは有名人だそうだな、俺は知らないんだ、言ってくれよ」


 代わりにアーリンが話し始める……


「“ヘソの穴“の最深部で魔王を倒した伝説の6英雄の1人よ」


「あん? ヘソの穴だぁ?」

 ジークフリートは自分の腹を指さす


「そう、そのお臍、世界の真ん中にある最悪の洞窟、そして洞窟の入り口もお臍の形に見える事からそう言われているの、世界中の英雄が挑んだけどことごとく帰り討ちよ」

 アーリンはオークに分かるように言ってあげる


 続きをハンターディーンが受け取る


「そして魔王を倒して手に入れたアイテムの1つがミフネの腰にある妖刀、真村正!よ」


 ハンターディーンはミフネの腰を指さす、そして続きをアーリンが語る


「その妖刀を装備する物は例え見習いの冒険者でもグレーターデーモンを一撃で倒す事ができるという」


「何? ウソだろ? あのグレーターデーモンをか……」

 ジークフリートは冷や汗をかく

(ミフネと戦わずに助かったぜ……)


 __領主の館前__


「いきなり行っても会ってもらえないよ?」

 ハンターディーンがミフネを見る


「俺はまどろっこしいのが嫌なんだ、あって直接、あんたモンスターだろ?って言ってやるよ」


「だ、だから……会ってもらえないと……」

 

 ハンターディーンが言い終わるのを待たずにミフネがスタスタと1人で館に向かう


「ワンマンプレイかよ! 俺達を舐めてやがる!」

 ペッとジークフリートが唾を地面に吐き付けてミフネの後ろ姿を睨みつける。


「仕方がないわ、行きましょう」

 ハンターディーンに続きジークフリートが嫌々、アーリンがヤレヤレといった風に着いていく。


 体の大きな衛兵が2人、正門前で槍を構える

「何ものだ!」


「いきなり物騒だな、誰にでもそんな態度なのかい?」

 ミフネがやや目を細めて尋ねる


「今日は誰も来ないと聞いている、何者で何用だ!」

「俺はミフネと言うものだ、領主に会いに来た」

「アポは取っているのか!」

「ああ……取ってるから通せ」


「ウソをつけ! 今日は誰も来ないと聞いてるんだ!」

「ヘソの穴の6英雄の1人、ミフネが来たと伝えてくれ」


 自分の縦長の美しいお臍を指差しながらミフネが片眼をつむる。


「そんな話信じられるか!帰れ帰れ!」


 やがて3人が追い付く


「やっぱりもめてるじゃねえか」


「何でオークがやって来るんだ! おーい!みんな来てくれー」

 衛兵が仲間を呼んだ。


 ぞろぞろと何人か館から出てくる、その中には今朝会った自警団の団長、セシルがいた。


「何があった?……ミフネ!……」

 言いながらセシルがミフネに近寄る


「騒ぎを起こさないでくれと言ったが……」

「領主に会いに来たんだ、通してくれ」


「何の用だ? 働きたいのか? 自警団は足りている」


 ハンターディーンが割って入る


「足りている割には若い女性の行方不明者が後を絶たないわね?」


 険悪なムードが広がる、自警団は館にいたので軽装だ、もちろん武器はそれぞれ装備している


「通さないのなら力尽くでも入るぞ!」

 ミフネが刀の柄に手を置く。


「……分かった……来てくれ」

「だ、団長! 何を言ってるんです!」


 セシルはクルッと踵を返し問いかける部下に小声で

「ミフネとやり合ったら我々は全滅だぞ!」


 セシルに続きミフネ一行が館に入って行った。








 






 






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