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ヘソの洞窟の6英雄  作者: 卓
13/14

賢者の石

 ジークフリートが前に出る、上段に振り上げ勢い良く振り下ろす、セシルが紙一重でよけた……


 ように見えたのだがジークフリートの魔法の剣は軽くて予想以上の速さで振り下ろされた


 ザクッ__


 セシルの右手がブロードソードごと肩口から切り落とされた

「うああーー」

 セシルは倒れてのたうち回る


「命だけは助けてやる、往生せいよ」

 辻褄の合わない謎の言葉をセシルに投げかける


 のたうち回るセシルを残して5人はミッドナルドへ向かうのだった


 __ミッドナルド、紅の翼亭__


「マスター、シーフとプリーストのスキルを持ってる人いないかしら?」

 ハンターディーンが尋ねる

「赤き賢者ハンターディーンよ、普通のシーフならいるがね……」


 ハンターディーンはパーティの構成を考えてシーフとプリーストを兼ね備えた者がいないかと思った


 前衛はミフネ、ジークフリート、アーリンだ、ジークフリートとアーリンは神の加護により傷を癒す事ができる、しかし前衛ゆえに戦闘中は祈る暇が無い


 後衛はハンターディーンとオルテガだ、オルテガの炎の鞭は後衛からでも敵を攻撃できる、アークデーモンはいくつかの攻撃呪文も唱える事ができるはずだ


 是非とも戦闘中に神の加護が欲しいし、洞窟などでの捜索ではシーフが必要と思われた


「普通のシーフか、うーん」


 ハンターディーンは考える


(普通のシーフならその辺に掃いて捨てるほどいるわね……もう少し探してみよう)


「マスターありがとう、その人には興味ないわ」


「あそこのテーブルにいる奴らお前の仲間だろ?」

 振り向くとそこにはシーフのロンがいた


「久しぶりねロン、元気にしてる?」


「元気も何もまた宝の洞窟にモンスターが住みついてね……くそっ、あれだけカモフラージュしたのに!」


「そうなの、それはご愁傷さま」


「仲間を探してるんならなってあげても良いぜ」

「私とは2度と組まないって言ってなかった?」

「人の心は変わって行くのさ」


「悪いけどシーフは欲しいんだけど神の加護も欲しいのよ」

「回復の力が欲しいんだろ? ほら、これは賢者の石だ!」


 シーフのロンがニヤリと笑って手のひらに乗った石ころを見せた。


 















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