なんてこったい
この世界は多種多様な種族が共に暮らす、しかし魔族は孤高だ
パーティに魔族がいると言うだけで色々と目立つ、オルテガは中年太りの男の姿は取っていない、青白くて2メートル近い悪魔の姿のままだ
すれ違う町の人々が興味深く見ていた
「目立つよな悪魔は!」
オークのジークフリートが嫌味を放つ
「やめなさいジークフリート!」
「悪い、ハンターディーン」
ジークフリートが頭をかく
__セシルの家の地下室__
「な、無い、なんてこったい!」
セシルがわめき散らす
「無いって……ひょっとして……」
ハンターディーンが目を細めて聞く
「無いんだ、確かにここに隠してたんだ!」
聖剣エクスキャリバーが無くなったと言いたいのだろう
「なんだ、ウソッぱちだったのか」
ジークフリートが突っ込む
「ウソじゃない、信じてくれ!」
セシルは必死だ
ハンターディーンは考える
(最初から無かったのね、私たちがアークデーモンの仲間になれば自分が殺されるかも知れない、だから生きるためにウソをついたと……)
「無いのなら仕方がないわね、でもロードが仲間になってくれるだけで充分よ、そうでしょ? ミフネ」
「ま、無いものは仕方がないな、洞窟へ行こうか」
洞窟とはこの町の近郊にある洞窟だ、オルテガがそこにハースニール!を隠したと言うのだ、しかし……
「本当にあるんだろうな? どうせセシルと同じ展開なんじゃないのか」
ジークフリートが嫌味を放つ
「ジークフリート!」
「すまんハンターディーン」
__洞窟の奥__
「なんだとー! 無い、無くなっているー!」
アークデーモンのオルテガが地団駄を踏んでいる
「またかよ」
ジークフリートが頭を抱える
「オルテガ! あなた、その芝居を誰に見せたいの!」
アーリンだ、怒りに震えている、彼女は氷の魔剣ハースニール!を自分の物にできると思っていたのだ
セシルはやれやれと肩をすぼめてにが笑いだ。




