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ヘソの洞窟の6英雄  作者: 卓
11/14

なんてこったい

 この世界は多種多様な種族が共に暮らす、しかし魔族は孤高だ


 パーティに魔族がいると言うだけで色々と目立つ、オルテガは中年太りの男の姿は取っていない、青白くて2メートル近い悪魔の姿のままだ


 すれ違う町の人々が興味深く見ていた


「目立つよな悪魔は!」

 オークのジークフリートが嫌味を放つ


「やめなさいジークフリート!」

「悪い、ハンターディーン」

 ジークフリートが頭をかく


 __セシルの家の地下室__


「な、無い、なんてこったい!」

 セシルがわめき散らす

「無いって……ひょっとして……」

 ハンターディーンが目を細めて聞く


「無いんだ、確かにここに隠してたんだ!」

 聖剣エクスキャリバーが無くなったと言いたいのだろう


「なんだ、ウソッぱちだったのか」

 ジークフリートが突っ込む

「ウソじゃない、信じてくれ!」

 セシルは必死だ


 ハンターディーンは考える

(最初から無かったのね、私たちがアークデーモンの仲間になれば自分が殺されるかも知れない、だから生きるためにウソをついたと……)


「無いのなら仕方がないわね、でもロードが仲間になってくれるだけで充分よ、そうでしょ? ミフネ」

「ま、無いものは仕方がないな、洞窟へ行こうか」

 

 洞窟とはこの町の近郊にある洞窟だ、オルテガがそこにハースニール!を隠したと言うのだ、しかし……


「本当にあるんだろうな? どうせセシルと同じ展開なんじゃないのか」

 ジークフリートが嫌味を放つ

「ジークフリート!」

「すまんハンターディーン」


 __洞窟の奥__


「なんだとー! 無い、無くなっているー!」

 アークデーモンのオルテガが地団駄を踏んでいる


「またかよ」

 ジークフリートが頭を抱える


「オルテガ! あなた、その芝居を誰に見せたいの!」

 アーリンだ、怒りに震えている、彼女は氷の魔剣ハースニール!を自分の物にできると思っていたのだ


 セシルはやれやれと肩をすぼめてにが笑いだ。








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