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雷帝は修羅の道を歩く  作者: 九日 藤近
第一章 レムナット
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 今カシムは『地獄の箱庭』の裏階層の最初のエリア、つまり鉱山エリアにいる。なぜなら、ドラゴン達に武器を作ったことにより鉱石などが底をつきかけてしまったのだ。


 「さて、始めるか。」


 カシムは採掘場所を確認し、早速採掘を始める。


 「今回は色金を多めにとるかな。」


 カシムは採掘の方針を決め、どんどん掘っていく。


 「お、色金。あ、アダマンタイト。おお~、ミスリル、オリハルコンやっぱここはめっちゃ鉱石あるな。」


 カシムは三時間ほどずっと鉱石を採掘していた。そしてその成果がこちら。


 色金:三千トン


 アダマンタイト:千トン


 ミスリル:千トン


 オリハルコン:千トン


 ちなみに、鉱石は採掘してもすぐに再生する。なので、この階層では無限に採掘ができる。



 「始めるか。」


 今回カシムが鉱石を補充しに行ったのには、勿論理由がある。雷帝を強化したいのだ。正直に言ってカシムは武器がないほうが強い。それでもカシムが武器を使うのは、相手の素材に傷をつけないためだ。


 「注入っと。」


 カシムは色金が魔力を吸収してそれに合った性質に変化するという性質を利用し、神力・・を流し込んだ。


 「結果は…。」」


 結果がこれだ。


===============================================


名前:神金


説明:この世界にこれ以上に金属はない。これを使った武器はどんなものが使っても最高のパフォーマンスをする。ただし使い手を選ぶ。


===============================================


 思った以上の性能に、カシムは若干顔を引きつらせる。


 「ま、まあいいか。」


 カシムは気を取り直して雷帝の強化を始める。


 カシムはまず雷帝の刃を柄から外す。そして刃を炉に放り込み、赤くなるまで熱する。刃が十分熱せられた後、カシムは神金を取り出し、雷帝の刃に乗せる。そして特製(カシム作)のハンマーでたたいて、刃と神金を混ぜていく。やがて十分に混ざったのを確認し、カシムは刀の形を整えていく。


 「完成っと。」


 カシムは満足そうに完成した雷帝を見る。なお、これが雷帝の能力だ。


===============================================


銘:雷帝


能力:


説明:雷帝の称号、職業、二つ名を持つ者が持つことで、切れ味二百三十倍。さらに雷魔法の消費魔力百パーセント減。雷属性以外の魔法も消費魔力八十パーセント減。自己再生と障壁も常時展開される。


===============================================


 これほどのチート武器はないだろう。カシムはこの刀の能力を知り、若干引きつりながらも、改造がうまくいったことを喜んだ。

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