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雷帝は修羅の道を歩く  作者: 九日 藤近
第三章 二度目の異世界
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117 新兵器2

 先日、ドックに長くいすぎたせいで皆に心配をかけたので、俺は今回はちゃんと皆にあらかじめドックにこもることを伝え、ドックにやってきた。


 今日作るのは、ロボットの武装だ。ロボットは、全壊したり、必要に迫られたとき以外は先日作った六体以上は作るつもりはないため、今度は装備を充実させようとしたのだ。


 俺が作ったロボットには、武器を内蔵していない。普通なら何かしら、機関銃だったり電気ショックだったりとを内蔵するものだろうが、俺のロボットの場合それらの武器がロボットの行動の妨げになる恐れがあるため、あえて付けなかったのだ。


 今回作ろうとしている武器は、近接戦闘時の刀。中距離のハンドガン、サブマシン。長距離のスナイパーライフルだ。本当はもう一つ作ろうとしているのだが、材料が心もとないので、これらの武器を作った後、材料が残っていたら作ることにする。


 とりあえず、俺は装備を作り始める。


 まず作り始めたのは刀だ。今回はヒヒイロカネを使う。どうやらこの世界のイロカネと、レムナットの色金とでは性質が全くの別物で、属性を付与できるレムナットの色金とは真逆で、イロカネはヒヒイロカネしかなくて、それも炎属性を宿しているわけではない。ただの魔力を通しやすい、軽くて丈夫な金属だ。


 とにかく、俺はこのヒヒイロカネを使って刀を作っていく。このヒヒイロカネも、魔力を通せばかなり固くすることはできるし、魔法を纏わせることもできる。俺は魔力をヒヒイロカネに魔力を極限まで流し強度を上げると、形を整えていく。


 と言っても、この大きさの刀を普通に炉に火を焚いて作れるわけがないので、魔法を使っている。


 ロボットが三十メートルほどの大きさなので、刀もそれと同じぐらいの大きさで作る。


 刀というよりたちに近くなったが、ヒヒイロカネの赤色がカッコいいのでどうでもいい。


 刀を扱える者が俺以外にいないので、刀は一振りしか作らない。


 次にハンドガンを作っていく。ハンドガンは、オートマチックの形をしている。銃弾を実際に打ち出すのではなく、魔法によって魔力の弾を飛ばす設計のため、ジャムる心配がないから俺の好みで作ったのだ。


 形はハンドガンとしては異質で、銃身の下に刃がある。これは、某世界を一周する蛇の名を冠するアニメに出てきたハンドガンを基にしており、近接戦闘もできるようになっている。一応これは雪姉達の機体にも装備させるけど、刃は必要なかったかもしれない。


 次に作ったサブマシンガンはかなり苦労した。なにせ、このサブマシンガンは『魔法弾』という、魔法を込める弾丸を、実際に放つようにしたかったのだが、そもそも銃がどうやって弾丸を放っているか知らない俺には、何雄度が高すぎたのだ。


 だが、よく考えてみたら科学にこだわる必要はない。俺達は今魔法が一般的な世界にいるのだ。ならば、魔法を使えばいい。


 と、いうわけで魔法を使って、薬莢をチェンバーに送り、薬莢内の火薬を炸裂させ、薬莢を輩出させるこれを、魔法でやってみたら、かなりスムーズにできた。


 俺はこれを六丁造る。魔法弾はが五百個ずつ作った。


 そして、狙撃銃だが、これはレールガンをイメージして作った。ていうか、レールガンを作った。こっちは大地魔法で鉄を作り、それを雷魔法で飛ばすだけなので、今まで作った武器の中で一番簡単だった。これも六丁造った。


 案の定、ここまで造ると材料が足りなくなってしまったので、その日は終わりにして俺は地上に上がる。


 地上に上がると、一週間たっていたらしく、また雪姉達に怒られた。今回は少し涙目だったので、少なからず反省した。

感想待ってます。

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