表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
雷帝は修羅の道を歩く  作者: 九日 藤近
第二章 シナーラ
103/148

100

ついに百話いきました!


読んでくれている皆様ありがとうございます!

 さて、あの決勝戦が終わってから色々なことが起こった。その中でも一番の出来事と言えば・・・・・。






 魔法学院高等部に進学できなかったことだろう。






 そう、俺達はトーナメントではいい成績を残したが、論文ではまさかのゼロ点を取ってしまったのだ。


 勿論、俺たちの論文はそれぞれの得意分野についての論文を書いた。俺は詠唱魔法における無詠唱の有用性。紫音は魔力消費の魔銃の開発理論。楓は魔方陣魔法を用いた戦闘における立ち回り方。スミレは俺が新たに開発した札術、補助札についての論文を書いた。


 しかし、俺の論文は、無詠唱ができる魔術師が俺しかいないため、机上の空論扱いされ、紫音のは今の技術では再現できないため不可能と断定され、楓は俺の杖を装備することが魔方陣魔法を使う前提とするため他にできる者がいなかった。スミレはまず補助札を理解できるものが楓と俺以外にいなかったのでこれまた机上の空論扱いされた。


 そういうわけで俺たちは全員高等科に進学することができず、他の学校に行かなくてはいけなくなったのだが、全ての魔法学校は三条や一条など、名家の息がかかっており、俺達を受け入れてくれる魔法学校は存在しなかった。


 と、いうわけで俺たちは普通の高校を受験することになった。


 「お前ら、大丈夫か?」


 それにあたって今問題となっているのは紫音達の受験勉強だ。


 魔法学院は魔法を教える学校のため、一般科目の授業は最低限になっていた。そのため、受験への学力としては少し心もとなかった。


 「なんで椎名君はそんなに頭がいいの!?」


 スミレが悲痛な叫び声をあげる。


 「いや、俺はまあ、新しい魔法理論作れるぐらいだし・・・・・。」


 俺は何とも歯切れの悪い答えを返す。まあ、前世でもう学んだのでなんて言われるわけないか。


 「そうですよ。椎名君は、なんでもできますから。」


 「あ~。確かに。」


 「いや、待て。俺にもできないことはあるぞ。」


 「「「え!?」」」


 「待て!なんでそんなに意外そうな顔をする!」


 その後も俺は三人とそんな会話をしながら受験勉強をしていくのだった。

観想お願いします!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ