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病身

僕は真知子を問いただした。真知子は半開きの目で薄ら笑いを浮かべた。

「あいつがいけないのあいつが私のこと、秘密を知っちゃったんだから。」

「だからって」

「殺す気なんてなかったの ただナイフでもうあのこと誰にも言わないように 脅そうとしただけなの」

「だけどあいつが携帯でミツルのこと呼ぼうとしたから」

真知子が気がつくと真知子の前で赤い実がはじけた。佐々木ののど仏には果物ナイフがささっていた。真っ赤な血が噴出した。真知子の脳内にはワルツ ヨハン・シュトラウスⅡ世の美しく青きドナウが流れていた。血は噴水のように上がり続け。真知子は踊りだした。酒井さんはそれを見てしまった。彼女の頭にも聴こえてきたワルツ。踊るふたり手をとりながら。


だめだ戻ろうもっと前に。迷ったら戻る迷子の鉄則。もっと前そうだ!くだらないエッセイだ!いま筆者はこの原稿を書いている。午後6時24分涼しい風が流れてきてニュースはいつものように被災地へ。意味のない空想に耽り今日という一日が暮れようとしている。あなたはこんな無駄な一日を過ごしたことがあるだろうか。きっとあるだろう誰だってだらだらと休日を過ごしたことが。ローマでもなくしグレゴリー・ペックもオードリーヘップバーンの切ない恋模様も存在しない午後6時35分43秒。いやそれは存在するのかもしれない。秒針は止まらないゆっくりと進んでゆく。


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